添乗員の声

ツアー期間:
2013年05月24日〜2013年06月05日

4本のマストに帆が張られた世界最大級の帆船(3,092トン)であり、かつエレガントな容姿を持つスターフライヤーで初夏のバルト海周遊クルーズ。白い帆にロマンを求めて出発しました。
乗船地は、ストックホルム。前夜に到着、ホテルで1泊していますので、ツアー2日目は、ノーベル賞受賞者の記念晩さん会が行われる市庁舎などを観光し、昼頃、スターフライヤーに乗船しました。全長115.5m、全幅15m、定員は、170人、乗務員は、70人という規模のスターフライヤーは、まだ、帆を広げておらず、すっきりとした外観に思えました。本船は、夜が更けた22時に出港し、深夜、ストックホルムの南東に位置するゴットランド島のヴィスビーに到着しました。
ヴィスビーの旧市街は、3.4kmの城壁に囲まれていますが、ここは、映画「魔女の宅急便」の中に登場する「コリコ」という街のモデルになった街で、実際に映画のスタッフが下見に来ているそうです。乗船3日目は、終日航海日でした。この日初めて、セットセイル・・・帆が広げられました。この帆は、人力ではなく、電動式で開閉が行われます。希望者は、マストに登るマストクライミングが出来ますが、今回ご参加の皆様は、見ているだけで楽しいということで、見学のみとなりました。船内やキャビンは、大航海時代を彷彿させる装飾と新しい設備が備えられ、ひとり当たりのスペースが通常の外国船より広く、ゆったりとし、優雅な気持ちになります。クルーのサービスもきめ細やかな応対です。
本ツアーでの寄港地はヴィスビーの他に、ヨーロッパで最も保存状態が良いと言われる旧市街や山の手にトーンペア城などがあるエストニア共和国の首都タリン、エルミタージュ美術館をはじめ郊外のエカテリーナ宮殿など見どころの多いロシアのサンクトペテルブルでは1停泊、続いて、白い壁と緑のドーム屋根を持つ大聖堂があるフィンランドの首都、ヘルシンキ、フィンランドの最南端の港湾都市ハンコ、そして最後は、日本ではあまり知られていませんが、オーランド諸島、オーランド島の小さな町マリエハムンでした。大都市だけではなく、通常の大型船では訪れることのできない小さな港に寄港できるのも帆船に乗船する魅力のひとつです。
全ての帆を広げたスターフライヤーの姿は想像以上に美しく優雅なものでした。大海原に白い帆を広げて航く帆船に、是非一度ご乗船されることをお勧めいたします。

【写真】
1枚目:帆船スターフライヤー
2枚目:エカテリーナ宮殿
3枚目:ストックホルム市庁舎
4枚目:世界遺産タリンの旧市街

添乗員:石川

ツアー期間:
2013年04月20日〜2013年05月03日
船名:
クリスタル・セレニティ

世界的に有名な総合旅行誌トラベル+レジャー誌(米国版)の読者投稿で、大型船クルーズ部門で世界一位に選出されているクリスタル・クルーズ。オールインクルーシブシステムを取り入れ、世界最高の評価を得たラグジュアリー船「クリスタル・セレニティ」でバルセロナからベニスまでの14日間のクルーズです。
バルセロナでは世界遺産のサグラダ・ファミリアやグエル公園、モナコではカジノや大公宮殿、リボルノではフィレンツェのウフィッツイ美術館とピサの斜塔、ソレントではアマルフィ海岸、シチリア島のタオルミーナの野外劇場、クロアチアのトロギールの旧市街など、どの寄港地も魅力的な街の市内観光が旅行代金に含まれ充実した観光で、地中海とアドリア海を満喫しました。
船内は、全室バスタブ付きの客室、メインダイニングでの食事以外にも、スペシャリティレストランで和食やイタリアン料理も楽しめました。フリードリンク制なので、レストランやバーではいつも気軽にドリンクを飲むことができるのもうれしいサービスです。クリスタル・セレニティは、日本人に最も乗りやすい外国船と言われ、サービス、食事などトップクラスを誇る客船です。現在では10万トンを超える客船がほとんどのなか、ラグジュアリー船ならではのサービスと船旅を楽しんでいただけたことと思います。世界にはまだまだたくさんの客船が運航され、22万トンという信じられないほどの大きさの客船が就航しています。でも大きさだけを競うことがクルーズのよさではなく、カジュアル船、プレミアム船、ラグジュアリー船、それぞれに違った楽しさと良さがあることを実感いたしました。

【写真】
1枚目:クリスタル・セレニティ外観
2枚目:モナコ、モンテカルロ港
3枚目:シチリア島タオルミーナの野外劇場
4枚目:クロアチアのトロギール旧市街

添乗員:富永

ツアー期間:
2013年04月20日〜2013年04月29日
船名:
ナビゲーター・オブ・ザ・シーズ

成田空港、関西空港、中部国際空港それぞれにご集合いただきキャセイパシフィック航空にて香港へ。そして乗り継ぎ地の香港でご参加の15名様が合流しました。ゆたか倶楽部としては初の試みでしたが、首都圏だけではなく関西や中部地区のお客様にもご参加いただきやすいためとても好評でした。
ローマ到着後は乗船前に円形闘技場コロッセオやトレビの泉、ベネツィア広場辺りを散策して旅がスタートしました。そして、チビタベッキア港でナビゲーター・オブ・ザ・シーズに乗船。大きな大きな船体を眺め一同驚きの声をあげていらっしゃいました。この大きな船でこれから1週間滞在していきます。
まずは、シチリア島のメッシーナに寄港。ヨーロッパ最大の噴火山であるエトナ山の絶景を眺める予定でしたがあいにくの大雨でした。雨の中ではありましたが、お買い物や散策などシチリア島での滞在をお楽しみいただきました。
次に、ギリシャのピレウス寄港。世界的に有名なアテネのパルテノン神殿を訪れました。シチリア島とは打って変わって最高のお天気で空が真っ青、まさにエーゲ海の青色でした。古代ギリシャは当時の日本では考えられないほど技術が進んでおり、後にローマの支配のもとこの神殿はつくられました。ギリシャはその後オスマントルコの支配を受け、独立戦争、第一次、第二次世界大戦と世界でも最も歴史ある国のひとつです。ギリシャがオスマントルコから独立して真っ先に取り掛かったのが、ギリシャ人の心の支え、このパルテノン神殿の再建だったそうです。近代では2004年にアテネオリンピックがあり日本人選手も活躍、そのスタジアムもしっかりと残っていました。そしてアテネの中心部シンタグマ広場でフリータイム。ギリシャレストラン「タベルナ」などにもご案内しました。
トルコ・クサダシでは、港の目の前はバザールが広がりたくさんの小船も停泊、とても絵になる素敵な港でした。中東でも一番の先進国でアジアとヨーロッパの架け橋となるトルコ。200年ほど前日本の和歌山沖で座礁したエルトゥール号の救助など日本との美談もあり、親日国です。クサダシは特に西側・ヨーロッパの影響を大きく受けており、イスラムの香りのほとんどしないところです。そしてここでの見所はエフェソス遺跡。広範囲にわたる見事な遺跡はたくさんの観光客で賑わっていました。
ギリシャ・クレタ島ソウダに寄港。今クルーズ最後の寄港地となりました。クレタ島第二の美しい港町、ハニアの市内を観光しました。実はここクレタ島はイスラエルのマッサダの砦、沖縄のひめゆりの塔と並び世界三大悲劇の地として知られています。かつてオスマントルコに追い込まれたギリシャ人が自決をした、そんな場所です。画家のエル・グレコはクレタ島出身です。ハニアの街には立派な城壁が残り、モスクもあって美しい景色の中にもギリシャの歴史を感じました。
7泊8日のクルーズを終えチビタベッキアに戻り空路香港に飛びここで3つの空港に別れて解散となりました。別れを惜しみつつそれぞれのゲートへと進み帰国の途へ着きました。

【写真】
1枚目:乗船前にトレビの泉を見学
2枚目:アテネのパルテノン神殿
3枚目:クサダシ港のナビゲーター・オブ・ザ・シーズ
4枚目:エフェソス遺跡の図書館跡

添乗員:山口

ツアー期間:
2013年03月14日〜2013年03月19日

ゆたか倶楽部『ふじ丸』チャーターでの小笠原クルーズも7回目となり、今回は初の「清水港発着」となります。
地元の静岡サレジオ高校の生徒さんたちによるブラスバンドの演奏の中、清水港を出港しました。
小笠原へは未だに船でしか行く事の出来ない為、クルーズの寄港地として大変人気があります。
南へ約1,000Kmのほぼ2日間の船旅では、落語やマジック、クラシックコンサートなどのイベントやヨガや歌唱、七宝焼などの教室もすべて無料でお楽しみいただけ、船内では時間を持て余すことなどありません。
また、東京都認定ガイドの横山康子さんによる「小笠原の自然と植物」の講演があり、専門家よりレクチャーを受けながら目的地に向かう事ができるのもクルーズならではの贅沢な体験だと思います。
船は3日目の早朝に父島の二見湾に到着。早起きしたお客様はデッキから船のクルーと地元漁師さんたちが協力してブイにロープをかけ、船を固定する作業を見物されていました。客船が小笠原に入る場合は二見湾沖に錨泊し、通船での乗船となります。もちろん使用するのは漁船です。小笠原の漁師さんたちは客船が入ると漁を2日間休み(今回は2停泊した為、4日間)全面的にバックアップしてくれます。
上陸した青灯台のある岸壁では3月中旬とは思えない夏の強い日差しとボニンブルーと言われる小笠原の海の色に皆さんびっくりされていました。
透き通るようでいて深いなんとも言えない海の色は言葉でお伝えするのはとても無理そうですので、ぜひ一度ご自身の目で実際に見てください。
島での観光はオプショナルツアーに参加される方がほとんどです。おすすめは「南島海域講演ボート観光とクジラ探し」「小笠原固有種の自然聖域散策」、アクティブな方は「カヤック体験」なども良いかもしれません。
2日間の滞在を終え出港の際は地元の漁船が併走で湾を出るまで見送ってくれました。漁師さんたちは「また来てください」と言う意味で「いってらっしゃい」と声をかけてくれます。最後までお世話になりました。
帰路の船内は東京都無形民俗文化財の「南洋踊り」の実演や盆踊り大会、デッキランチなど最後まで楽しみは盛りだくさんでした。6日目の朝、富士山を見ながら清水港に帰ってきました。普段見慣れている富士山も少し懐かしく感じられた方もいらっしゃったかもしれません。

ふじ丸は本年7月1日での引退が既に決まっています。ゆたか倶楽部ではこの後「5月7日出発 初夏の日本一周クルーズ」「5月16日出発 東京発着小笠原クルーズ」「5月26日出発瀬戸内海島めぐり20」「6月30出発 ふじ丸ラストクルーズ」の4つのクルーズを予定しております。ふじ丸に思い出がある方もない方もぜひ、最後に日本船クルーズの先駆けとなった船に乗船してみてはいかがでしょうか。

【写真】
1枚目:清水港出港風景
2枚目:二見湾のブイと通船用の漁船
3枚目:船上で披露してもらった「南洋踊り」
4枚目:ふじ丸デッキランチ

添乗員:樽本

ツアー期間:
2013年01月17日〜2013年02月01日

南極クルーズでは、ペンギン、アザラシ、クジラ、そして運が良ければシャチなどたくさんの野生動物に出会えます。クルーズ中最も多く見ることができる野生動物はペンギンです。南半球のみに19種が生息していますが、クルーズ中は『ヒゲペンギン』『ジェンツーペンギン』『アデリーペンギン』の3種類を見ることができました。ルッカリー(営巣地)では沢山のペンギンを見ることができますが、南極観光ではペンギンの5m以内に近付いてはいけないという規則があります。ただし、自分がいる場所にペンギンが近づいて来た時は動かずにいればOKです。そのためすぐ間近にペンギンを見るチャンスがあります。陸上では体を左右に揺らし動きが遅いペンギンですが、海の中では魚の様に素早く泳ぎ、時には水面上をジャンプしながら飛ぶように泳ぐ姿を見ることができます。その姿は船が上陸地に近づいたとき、そしてゾディアックボートで上陸する前に見ることができ、もうすぐ始まる上陸観光に期待が膨らみます。
船内では、南極の動植物、地層、探検の歴史などの講座が英語で開催されますが、同時通訳者も乗船し、講座内容をイヤホンで聞くことができ、南極の知識を深めながらクルーズを楽しむことができます。
ペンギンの次にアザラシも多く見ることができました。アザラシは15m以上の距離を置かないといけない規則があります。上陸観光中に体長約4mの巨大なミナミゾウアザラシや、ゾディアッククルーズ中に氷の上で寝ていた体調約3mのヒョウアザラシが急に水中に潜り、ボートの下を泳ぎまわる迫力ある姿を間近で見ることができました。
船上からは、セミクジラ、ナガスグジラなども見ることが南極自然の豊かさを感じました。船内放送でクジラ出現の放送が流れる場合もあります。通常のクルーズではブリッジに立ち入ることができませんが、南極クルーズでは視界が良く野生動物を観察しやすいため、ブリッジを開放して誰でも自由に立ち入ることができるようになっています。ブリッジ内は温かく視界も広く、外を眺めるのが好きな方にはもってこいの場所です。
南極クルーズは上陸観光でも、船上からでも南極の野生動物を観察したり、知識を深めることができる特別なクルーズだと感じました。

↓↓↓動画でご覧になりたい方はこちらへ↓↓↓
(ゆたか倶楽部YouTubeチャンネルへジャンプします)



【写真】
1枚目:アデリーペンギン
2枚目:ヒゲペンギンのリッカリー(営巣地)
3枚目:ミナミゾウアザラシとジェンツーペンギン
4枚目:ヒョウアザラシ

【このコースの「フォトギャラリー」はこちらからご確認いただけます。】

添乗員:富永

ツアー期間:
2013年01月17日〜2013年02月01日

南極の上陸観光は、一度に100名までと決まっています。そのため、ル・ボレアルの南極クルーズでは200名までしか乗船できません。200名を1チーム50人に分け、4チームを順番に下船させていきます。どこに上陸するかは上陸ポイントの天候や氷の状況などで決まり、前日に発表されます。どこの上陸ポイントもゾディアックボート(エンジン付きゴムボート)で上陸となりますが、どこも桟橋がなく、浅瀬に乗り上げ、ボートから直接砂浜などに上陸することになります。
南極半島の数少ない上陸ポイントのひとつニコハーバーは、ジェンツーペンギンのルッカリー(集団営巣地)が広がります。天候がよければ上陸地から約15分の雪のなだらかな丘をのぼることができ、丘の上からはニコハーバーと、ニコハーバーに面する氷河を一望することができました。
南極クルーズのハイライトの一つルメール海峡では、すぐ近くに約1000mの高さの山々が連なっています。狭い海峡には氷山と氷が多く、それらを避けながら船は進みます。クジラ、ペンギン、氷上で寝ているヒョウアザラシなど船上から迫力あある景色に加え、野生動物も多く見ることができました。
南極で唯一お土産を買えるのはポートロックロイ。ウィンケ島にある天然の良港で、古くから捕鯨基地となっていました。第二次大戦時代から利用されてきたイギリスの郵便局は1996年に博物館に改装され、今では南極大陸で最も訪問者の多い観光名所です。小さな土産屋ですが、買い物もでき、また郵便局から手紙を送ることができるため、事前に手紙をご用意いただき、皆様家族や知人に手紙を送っていたました。添乗員も自宅に葉書を出しましたが、なんと3カ月後に自宅に届きました。
デセプション島は南シェトランド諸島の南端、ブランズフィールド海峡の海底に口を開ける活断層部分が大噴火後陥没し、そこに海水が流れ込んだため、湾は馬蹄形をしています。昔は捕鯨基地だったため、当時のボイラーのタンク等の残骸と人が住んでいた小屋が印象的でした。
今クルーズでは他にも、ピーターマン島、パラダイス湾、ヤンキーハーバーなど、上陸8カ所、大きな氷に上陸1か所上陸し、南極の大自然を満喫しました。

↓↓↓動画でご覧になりたい方はこちらへ↓↓↓
(ゆたか倶楽部YouTubeチャンネルへジャンプします)



【写真】
1枚目:ニコハーバー
2枚目:ルメール海峡
3枚目:ポートロックロイ
4枚目:デセプション島

【このコースの「フォトギャラリー」はこちらからご確認いただけます。】

添乗員:富永

ツアー期間:
2013年01月17日〜2013年02月01日

南極クルーズには、大型客船で南極へ行き、上陸はせず船上より南極の風景をご覧いただくクルーズと、約1万トン前後の船で南極へ行き、上陸できる2つのクルーズがあります。今回のル・ボレアルは10,700トンの客船ですが、船尾からゾディアックボートに乗り換え、南極に上陸できるクルーズです。世界最南端の都市と言われるアルゼンチンのウシュアイアから出港。

まずは、南アメリカ・ホーン岬と南極との間の海峡ドレーク海峡をクルーズ。「唸る40度、叫ぶ50度、吼える60度」と恐れられ、イギリス探検家で世界一周したフランシス・ドレークにちなんでつけられました。往路は運よくあまり揺れることなく無事に通過できました

この時期の南極は、4時頃日の出、22時頃日没と景色を見られる時間が長く、海に浮かぶ氷山、海を泳ぐペンギンやクジラの群れ、アザラシなど多くの野生動物も見ることができます。ゾディアックで浜辺からの上陸後は、野生のペンギンとアザラシをみることができ、ペンギンの仕草は妙に人間とそっくりで、見ているだけでも面白い不思議な動物でした。また船内や上陸後は通訳がペンギンをはじめ色々な解説をしてくれるので、南極の動物や自然のことも学ぶことができます。

南極クルーズのイメージはアラスカクルーズの延長と捉えられる方もいますが、南極半島の険しい山並み、点在する島々のあいだを抜けるときの陸地の氷と雪の景色はアラスカをはるかに超えていました。陸から海に流れる無数の氷河は、大きく迫力があり、船上から眺める南極の景色はヒマラヤの標高5000mからみる山並みと同じような景色で圧倒されるものがありました。

↓↓↓動画でご覧になりたい方はこちらへ↓↓↓
(ゆたか倶楽部YouTubeチャンネルへジャンプします)



【写真】
1枚目:ル・ボレアル
2枚目:ヒゲペンギン
3枚目:ゾウアザラシ
4枚目:上陸風景

【このコースの「フォトギャラリー」はこちらからご確認いただけます。】

添乗員:富永

ツアー期間:
2013年01月15日〜2013年01月20日

2011年6月、ユネスコ世界自然遺産に登録された小笠原は、船でしか訪れることができない、本州から南に約1,000㎞離れた海洋島です。有史以来大陸とは一度も繋がった事がなく、世界的にも珍しい動植物や希少価値の高い固有種も多く残されています。小笠原上陸前には、そういった小笠原の自然や植物などの講演会が行われ、多くのお客様がご参加され学ばれていました。
快晴の中、小笠原(父島)の二見港の沖より小さな船(通船)に乗り換え、いざ上陸です。小さな島という事でメインストリートも小さく、お土産が購入できる商店がほんのわずか1、2件軒を連ねているだけです。大自然を求めていざツアーに出発です。現地ガイド同行のもと固有種の自然聖域散策や世界自然遺産区域に指定されている南島海域公園をボートで巡るツアーなどを楽しみいただきました。
出港時は、美しい自然に後ろ髪を引かれる思いでしたが、漁船の並走による名物のお見送りが何隻も連なり感動しました。
また、航海中には、船上からアホウドリの繁殖地として有名な鳥島と海面から高さ100mの岩が突き出た孀婦岩(そうふがん)をご覧いただきました。自然の神秘にカメラのシャッターを押さずにはいられませんでした。
ふじ丸船内では、たくさんのイベントが行われました。落語家の橘家圓十郎師匠による寄席や四重奏のコンサート、歌唱教室、ゆたか倶楽部のチャーターではすっかりお馴染のアニール・K・セティさんのヨガ教室、他にも星座教室やカジノ教室など飽きることはありません。また、小笠原停泊中には東京都無形民俗文化財「南洋踊り」を島の方たちと一緒に踊り、より一層思い出深いものとなりました。
人々を魅了し続ける本当に素晴らしい自然がいつまでも続くことを心から願います。

↓↓↓動画でご覧になりたい方はこちらへ↓↓↓
(ゆたか倶楽部YouTubeチャンネルへジャンプします)



【写真】
1枚目:長崎展望台からの景色(父島)
2枚目:東京都無形民俗文化財「南洋踊り」
3枚目:横山康子氏による「小笠原講演」
4枚目:漁船の並走によるお見送り

添乗員:横山

ツアー期間:
2013年01月04日〜2013年01月06日

日本人の心のふるさと「伊勢神宮」は、来年2014年が20年に1度の神様の引っ越し「式年遷宮」にあたります。今回は、式年遷宮を記念して、初詣クルーズとしてふじ丸で伊勢神宮へ訪れました。
鳥羽沖より小さな船(通船)に乗り換えて上陸。御木本幸吉翁が世界で初めて真珠の養殖に成功したミキモト真珠島に到着し、鳥羽市観光協会によるカキ汁の振る舞いで体を温め、海女の素潜り、真珠博物館などをご覧いただきました。クルーズ代金には、伊勢神宮の初詣ツアーが含まれており、専用車にて外宮と内宮を参拝し、なんと参拝中に元首相の姿をお見かけしました。おかげ横丁の散策では新年で大勢の方が買い物を楽しまれていました。
翌日は館山港に入港。今クルーズは、お子様のご参加も多く、鴨川シーワールドやイチゴ狩りのオプショナルツアーが人気でした。港には、新年にも関わらず、多くの館山市民の皆様や市のマスコットキャタクターのダッペエ君がお見送りをしてくれ、とても嬉しく思いました。
船内では、NHK紅白歌合戦に連続22回出場と実力派の菅原洋一さんのコンサートや亜羅仁さんのイリュージョンマジック、伊勢神宮について学べる講演会などイベントは盛り沢山でした。新年から皆様の笑顔が溢れる素敵なクルーズとなりました。

【写真】
1枚目:亜羅仁のイリュージョンマジック
2枚目:菅原洋一さん船上コンサート
3枚目:おかげ横丁の大通り
4枚目:館山港出港風景

添乗員:横山

ツアー期間:
2012年12月28日〜2013年01月04日

毎年恒例のクルーズとなりました「ゆたか倶楽部主催ふじ丸ニューイヤーチャータークルーズ」。8年目の今回がとうとう最後となりました。ふじ丸は、2013年6月末の引退が正式に決まったのです。

最後のニューイヤークルーズに相応しく、華やかな雰囲気の中で新しい年を迎えました。カウントダウンパーティー、年越しそば、鏡開き、餅つき大会、書き初め、カルタ、百人一首、羽子板、寄席、マジック、おせち料理、お雑煮など日本の伝統とイベントと食事に終始こだわりました。中でもNHK紅白歌合戦に連続22回出場・実力派の菅原洋一さんと、いつまでも艶やかな小川知子さんの競演したメインショーは圧巻でした。全島あげて歓迎の準備をしていただいた徳之島には残念ながら荒天により寄港できませんでした。その分旅程を変更し、種子島に1泊オーバーステイしました。種子島では出港時に種子島火縄銃の実演をご覧いただきました。沖縄では琉球舞踊をお届けし、寄港地観光も皆さまに充分お楽しみいただけたことと思います。

ふじ丸は、1989年(平成元年)いわゆるクルーズ元年に誕生した日本初の豪華客船です。日本のクルーズ史に永遠に語り継がれるこの名船を8年にわたり年末年始弊社単独でチャーターできたことは、多くの関係者ならびにお客様のご支援とご協力あってこそと思います。本当にありがとうございました。

【写真】
1枚目:ふじ丸最後のカウントダウンイベント
2枚目:ふじ丸最後の船長番留氏のあいさつ(三役揃い踏み)
3枚目:奄美大島でのお別れシーン
4枚目:操舵室にある金毘羅さんを乗客皆さまで初詣

添乗員:松浦/大沼/大内/坂井/樽見

ページトップへ