添乗員の声
5 人
- ツアー期間:
- 2013年06月30日〜2013年07月01日
1989年4月のデビューから約四半世紀、「ふじ丸」は2013年6月30日午後6時過ぎ、東京港晴海客船ターミナルより現役引退のラストクルーズに出航しました。出航時には、出航を知らせるドラと汽笛の音が流れる中、七色の紙テープと吹奏楽の演奏に送られて静かにターミナルを離岸しました。ターミナルでは、ラストクルーズを見送りに多くの「ふじ丸」ファンが最後まで手を振ってくれました。
船内では、一般的なワンナイトクルーズよりも多くのイベントが行われ、音楽コンサートやマジックショー、落語やカジノゲームと盛り沢山の内容でした。
2日目には、熱海港の沖、南東約10キロメートルに浮かぶ、周囲約4キロメートルの小さな島、初島の沖に錨泊しました。エクシブ初島クラブで温泉に入ったり、島内散策で灯台や神社を訪れたりそれぞれ自由に過ごされました。
出航後にはクルーズ中で最も人気を集めたオークションが開催され、船内で使われた食器やバスローブ等の備品、「ふじ丸」が寄港した港から寄せられた記念品やお土産が出品され、売上金30万円の全額は東日本大震災の被災地の一つ、石巻市に寄付されました。
2013年7月1日午後7時半過ぎ、レインボーブリッジをくぐり、晴海客船ターミナルに近づくと、これを待っていた2隻の消防艇による最後の歓迎放水がスタート。船内と岸壁の双方から『思い出をありがとう』などの声が飛び交いました。目には涙を浮かべている乗客も多くいました。
地球約70周を優に越える距離を航海し、クルーズ航海数は実に1,200航海を越え、50万人余りが乗船した「ふじ丸」は多くのファンに見守られて現役引退となりました。
24年間お疲れ様、ありがとう「ふじ丸」!
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【写真】
1枚目:ラストクルーズ出港風景①(晴海ふ頭)
2枚目:ラストクルーズ出港風景②(晴海ふ頭)
3枚目:船内オークション風景
4枚目:初島
添乗員:横山
- ツアー期間:
- 2013年06月29日〜2013年07月11日
- 船名:
- ユーロダム
創業140年の伝統と洗練されたサービスが人気のホーランド・アメリカライン最大級の客船ユーロダムで、ベストシーズンの北欧・バルト海をクルーズし、6カ国7都市を巡りました。
乗船地は、アンデルセンの童話「人魚姫」の像、世界一国民の幸福度が高い福祉の国として有名なデンマークの首都コペンハーゲン。アマリエンボー宮殿、人気のニューハウン地区からは運河クルーズへ。人魚姫像や高さ90mのらせん状の尖塔が特徴的な救世主教会など、デンマークの見どころを船上よりご覧いただきました。
最初の寄港地は、バルト三国のひとつエストニアの首都タリン。北ヨーロッパでは最もよく保存された旧市街が残る街です。バルト三国(他にラトヴィア・リトアニア)はハンザ同盟時代の繁栄後、一転してロシアをはじめとする他国の支配を受け続けてきましたが、近年ようやく独立を果たしたある意味では古くて新しい国家です。タリンの観光は旧市街が中心で、トーンペア城前から徒歩観光がスタート。トーンペア城の向かいにある帝政ロシア支配の時代の名残を残すロシア正教会アレクサンドル・ネフスキー聖堂、丘の展望広場からは美しいタリンの街が見渡していただきました。聖ニコライ教会をゆっくりとまわりながら下町地区に下り、旧市庁舎の建つラエコヤ広場に到着。ここから自由散策やショッピングをお楽しみいただきました。
今回クルーズのハイライトのひとつサンクト・ペテルブルグでは、市内の南25㎞ほど離れたエカテリーナ宮殿へ。もともとはピョートル大帝の妻エカテリーナ1世のために造られた宮殿ですが、その後エカテリーナ2世によって改築が行われました。第二次世界大戦でかなりのダメージを受けましたが、特にドイツ軍によってパネルが持ち去られた「琥珀の間」が建都300年の2003年に修復されたことは記憶に新しいことです。大黒屋光太夫がエカテリーナ2世に謁見した金色に輝く大広間や琥珀の間、ため息の出る豪華さでした。
その後、ヘルシンキ、ストックホルム、ヴァルデミュンデ、キールに寄港。天候にも恵まれ、ベストシーズンの北欧・バルト海を満喫しました。コペンハーゲンにて下船して、帰国の途につきました。
【写真】
1枚目:ニューハウンの街並み
2枚目:客船ユーロダム
3枚目:世界遺産タリン旧市街
4枚目:サンクト・ペテルブルグ(エカテリーナ宮殿)
添乗員:富永

- 船名
- ユーロダム
- ツアー期間:
- 2013年06月29日〜2013年07月09日
ブドウ畑が広がるブルゴーニュ地方、風情あるフランスの田舎町、アルプスの山々に囲まれたアヌシー、ローマ遺跡が残る世界遺産のアルルなど、憧れの南フランスを、ユニワールド社のリバー・ロイヤルで巡り、下船後は世界遺産のカルカッソンヌに宿泊しました。
ローヌ河は古代より地中海とヨーロッパ北部を結ぶ大動脈として栄えてきましたが、そのローヌ河沿いに広がる魅力的な寄港地を巡りました。乗船地のリヨンでは一泊停泊。美食の街の称号を持つ、パリに次ぐフランス第二の都市リヨンは、世界遺産にも登録されている旧市街では、14世紀に造られた天文時計が名高いサン・ジャン大司教教会や、フルヴィエールの丘に聳えたつノートルダム・ド・フルヴィエール教会などを観光いたしました。
リヨンでは、西に約120kmにあるアヌシーも観光。サヴォアのベニスと呼ばれていて、ヨーロッパで一番と言われる透明度を誇る、美しいアヌシー湖のクルーズを楽しみました。
アルル下船後は、ヨーロッパ最大の城塞都市カルカッソンヌに宿泊。たっぷりと観光と散策をお楽しみいただきました。最終日には大西洋と地中海を結ぶ世界遺産「ミディ運河」のクルーズをお楽しみいただき、トーゥールーズから帰国の途へつきました。
【写真】
1枚目:リバー・ロイヤル
2枚目:リヨンの街並み
3枚目:アヌシーの街並み
4枚目:ミディ運河
添乗員:小松
- ツアー期間:
- 2013年06月24日〜2013年07月02日
- 船名:
- サン・プリンセス
今クルーズは、神戸港から出港し、釜山そして台湾の2大都市である基隆(台北)と高雄に寄港しました。各寄港地では観光付きで、釜山では古都慶州の世界遺産である仏国寺、石窟庵にご案内。昼食は石焼ビビンバとチヂミで地元料理を堪能しました。
終日航海をはさみ、台湾に到着後は1泊分の荷物を持って下船。ツアーとしては珍しい現地に1泊するプランでした。基隆港へ入港後は、宮崎駿監督のジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台になったと言われているレトロな街並みの九份や世界4大美術・博物館のひとつに数えられている故宮博物院などの観光をお楽しみいただきました。昼食は「鼎泰豊(ディンタイフォン)」にて看板メニューの小籠包や蒸し餃子、焼売など点心料理に舌鼓。鼎泰豊の小籠包は地元民を中心に、美食家達の評判を呼んでいるということだけあり、平日のお昼にも関わらず店内は満席、たくさんの人が列をなしていました。夜には、現地1泊だから行くことができる士林夜市へ。日本でいうお祭りの屋台のようなお店が立ち並び、食べ歩きできるようなグルメやお土産にもなりそうな可愛い雑貨が売っているお店など多種多様でした。宿泊は、台北市のランドマーク「圓山大飯店」。広いお部屋でゆっくりと寛げました。
翌日は、台湾新幹線「ビジネス席」を利用し台北から高雄まで台湾縦断。地元レストランで海鮮料理の昼食後、カラフルでインパクトの強い独特な建物で有名な蓮池潭にて散策をしました。散策中に食べたマンゴーがとてもみずみずしくて美味しいと評判でした。
現地の観光がたっぷりと詰まっており、地元料理に名物料理とグルメも味わっていただきとても思い出深いクルーズになったことと思います。
夏を思わせるような暑い日もありましたが、天候にも恵まれ航海も順調でした。船内は、日本人のクルーを増やし、寿司バーをはじめ様々な日本食の用意し、外国船でも日本のお客様に快適にお過ごしいただけるよう工夫していました。
【写真】
1枚目:基隆に停泊中のサン・プリンセス
2枚目:九份
3枚目:蓮池潭(高雄)
4枚目:圓山大飯店
添乗員:横山

- 船名
- サン・プリンセス
6 人
- ツアー期間:
- 2013年06月14日〜2013年06月23日
- 船名:
- サン・プリンセス
プリンセスクルーズがサン・プリンセスで日本発着クルーズを開始いたしました。
日本食の提供、日本語スタッフの配置など日本人のお客様にご満足いただく内容であり、かつリーズナブルな価格を実現しました。
外国船の日本発着クルーズはルール上、最低一か所、海外の港に寄港しなければいけません。今クルーズではロシア・サハリンに初めて寄港いたしました。近くて遠いロシア。サハリンの州都ユジノサハリンスクは日本統治時代に豊原と呼ばれていました。日本統治時代の面影を今も残す建物などを見学しました。まだまだ発展途上の極東ロシア。また観光地としての受け入れもまだまだ充分とは言えないですが、クルーズではVISA取得もなく簡単に訪れることができるのでオススメです。
北海道周遊クルーズでは、ハイライトとして世界遺産の知床半島周遊クルージングを楽しみました。釧路、小樽、函館ではゆたか倶楽部オリジナルツアーをお楽しみいただきました。
2014年は三菱重工長崎造船所で建造されたダイヤモンド・プリンセスが就航することが決定しております。
是非日本生まれの客船で日本発着クルーズをお楽しみください。
【写真】
1枚目:釧路に初入港したサン・プリンセス
2枚目:シアターでのショー(イメージ)
3枚目:函館五稜郭タワーから見たサン・プリンセス
4枚目:札幌羊ヶ丘展望台
添乗員:片岡/奥田/松浦

- 船名
- サン・プリンセス
- ツアー期間:
- 2013年05月24日〜2013年06月05日
4本のマストに帆が張られた世界最大級の帆船(3,092トン)であり、かつエレガントな容姿を持つスターフライヤーで初夏のバルト海周遊クルーズ。白い帆にロマンを求めて出発しました。
乗船地は、ストックホルム。前夜に到着、ホテルで1泊していますので、ツアー2日目は、ノーベル賞受賞者の記念晩さん会が行われる市庁舎などを観光し、昼頃、スターフライヤーに乗船しました。全長115.5m、全幅15m、定員は、170人、乗務員は、70人という規模のスターフライヤーは、まだ、帆を広げておらず、すっきりとした外観に思えました。本船は、夜が更けた22時に出港し、深夜、ストックホルムの南東に位置するゴットランド島のヴィスビーに到着しました。
ヴィスビーの旧市街は、3.4kmの城壁に囲まれていますが、ここは、映画「魔女の宅急便」の中に登場する「コリコ」という街のモデルになった街で、実際に映画のスタッフが下見に来ているそうです。乗船3日目は、終日航海日でした。この日初めて、セットセイル・・・帆が広げられました。この帆は、人力ではなく、電動式で開閉が行われます。希望者は、マストに登るマストクライミングが出来ますが、今回ご参加の皆様は、見ているだけで楽しいということで、見学のみとなりました。船内やキャビンは、大航海時代を彷彿させる装飾と新しい設備が備えられ、ひとり当たりのスペースが通常の外国船より広く、ゆったりとし、優雅な気持ちになります。クルーのサービスもきめ細やかな応対です。
本ツアーでの寄港地はヴィスビーの他に、ヨーロッパで最も保存状態が良いと言われる旧市街や山の手にトーンペア城などがあるエストニア共和国の首都タリン、エルミタージュ美術館をはじめ郊外のエカテリーナ宮殿など見どころの多いロシアのサンクトペテルブルでは1停泊、続いて、白い壁と緑のドーム屋根を持つ大聖堂があるフィンランドの首都、ヘルシンキ、フィンランドの最南端の港湾都市ハンコ、そして最後は、日本ではあまり知られていませんが、オーランド諸島、オーランド島の小さな町マリエハムンでした。大都市だけではなく、通常の大型船では訪れることのできない小さな港に寄港できるのも帆船に乗船する魅力のひとつです。
全ての帆を広げたスターフライヤーの姿は想像以上に美しく優雅なものでした。大海原に白い帆を広げて航く帆船に、是非一度ご乗船されることをお勧めいたします。
【写真】
1枚目:帆船スターフライヤー
2枚目:エカテリーナ宮殿
3枚目:ストックホルム市庁舎
4枚目:世界遺産タリンの旧市街
添乗員:石川
- ツアー期間:
- 2013年04月20日〜2013年05月03日
- 船名:
- クリスタル・セレニティ
世界的に有名な総合旅行誌トラベル+レジャー誌(米国版)の読者投稿で、大型船クルーズ部門で世界一位に選出されているクリスタル・クルーズ。オールインクルーシブシステムを取り入れ、世界最高の評価を得たラグジュアリー船「クリスタル・セレニティ」でバルセロナからベニスまでの14日間のクルーズです。
バルセロナでは世界遺産のサグラダ・ファミリアやグエル公園、モナコではカジノや大公宮殿、リボルノではフィレンツェのウフィッツイ美術館とピサの斜塔、ソレントではアマルフィ海岸、シチリア島のタオルミーナの野外劇場、クロアチアのトロギールの旧市街など、どの寄港地も魅力的な街の市内観光が旅行代金に含まれ充実した観光で、地中海とアドリア海を満喫しました。
船内は、全室バスタブ付きの客室、メインダイニングでの食事以外にも、スペシャリティレストランで和食やイタリアン料理も楽しめました。フリードリンク制なので、レストランやバーではいつも気軽にドリンクを飲むことができるのもうれしいサービスです。クリスタル・セレニティは、日本人に最も乗りやすい外国船と言われ、サービス、食事などトップクラスを誇る客船です。現在では10万トンを超える客船がほとんどのなか、ラグジュアリー船ならではのサービスと船旅を楽しんでいただけたことと思います。世界にはまだまだたくさんの客船が運航され、22万トンという信じられないほどの大きさの客船が就航しています。でも大きさだけを競うことがクルーズのよさではなく、カジュアル船、プレミアム船、ラグジュアリー船、それぞれに違った楽しさと良さがあることを実感いたしました。
【写真】
1枚目:クリスタル・セレニティ外観
2枚目:モナコ、モンテカルロ港
3枚目:シチリア島タオルミーナの野外劇場
4枚目:クロアチアのトロギール旧市街
添乗員:富永

- 船名
- クリスタル・セレニティ
- ツアー期間:
- 2013年04月20日〜2013年04月29日
- 船名:
- ナビゲーター・オブ・ザ・シーズ
成田空港、関西空港、中部国際空港それぞれにご集合いただきキャセイパシフィック航空にて香港へ。そして乗り継ぎ地の香港でご参加の15名様が合流しました。ゆたか倶楽部としては初の試みでしたが、首都圏だけではなく関西や中部地区のお客様にもご参加いただきやすいためとても好評でした。
ローマ到着後は乗船前に円形闘技場コロッセオやトレビの泉、ベネツィア広場辺りを散策して旅がスタートしました。そして、チビタベッキア港でナビゲーター・オブ・ザ・シーズに乗船。大きな大きな船体を眺め一同驚きの声をあげていらっしゃいました。この大きな船でこれから1週間滞在していきます。
まずは、シチリア島のメッシーナに寄港。ヨーロッパ最大の噴火山であるエトナ山の絶景を眺める予定でしたがあいにくの大雨でした。雨の中ではありましたが、お買い物や散策などシチリア島での滞在をお楽しみいただきました。
次に、ギリシャのピレウス寄港。世界的に有名なアテネのパルテノン神殿を訪れました。シチリア島とは打って変わって最高のお天気で空が真っ青、まさにエーゲ海の青色でした。古代ギリシャは当時の日本では考えられないほど技術が進んでおり、後にローマの支配のもとこの神殿はつくられました。ギリシャはその後オスマントルコの支配を受け、独立戦争、第一次、第二次世界大戦と世界でも最も歴史ある国のひとつです。ギリシャがオスマントルコから独立して真っ先に取り掛かったのが、ギリシャ人の心の支え、このパルテノン神殿の再建だったそうです。近代では2004年にアテネオリンピックがあり日本人選手も活躍、そのスタジアムもしっかりと残っていました。そしてアテネの中心部シンタグマ広場でフリータイム。ギリシャレストラン「タベルナ」などにもご案内しました。
トルコ・クサダシでは、港の目の前はバザールが広がりたくさんの小船も停泊、とても絵になる素敵な港でした。中東でも一番の先進国でアジアとヨーロッパの架け橋となるトルコ。200年ほど前日本の和歌山沖で座礁したエルトゥール号の救助など日本との美談もあり、親日国です。クサダシは特に西側・ヨーロッパの影響を大きく受けており、イスラムの香りのほとんどしないところです。そしてここでの見所はエフェソス遺跡。広範囲にわたる見事な遺跡はたくさんの観光客で賑わっていました。
ギリシャ・クレタ島ソウダに寄港。今クルーズ最後の寄港地となりました。クレタ島第二の美しい港町、ハニアの市内を観光しました。実はここクレタ島はイスラエルのマッサダの砦、沖縄のひめゆりの塔と並び世界三大悲劇の地として知られています。かつてオスマントルコに追い込まれたギリシャ人が自決をした、そんな場所です。画家のエル・グレコはクレタ島出身です。ハニアの街には立派な城壁が残り、モスクもあって美しい景色の中にもギリシャの歴史を感じました。
7泊8日のクルーズを終えチビタベッキアに戻り空路香港に飛びここで3つの空港に別れて解散となりました。別れを惜しみつつそれぞれのゲートへと進み帰国の途へ着きました。
【写真】
1枚目:乗船前にトレビの泉を見学
2枚目:アテネのパルテノン神殿
3枚目:クサダシ港のナビゲーター・オブ・ザ・シーズ
4枚目:エフェソス遺跡の図書館跡
添乗員:山口
- ツアー期間:
- 2013年03月14日〜2013年03月19日
ゆたか倶楽部『ふじ丸』チャーターでの小笠原クルーズも7回目となり、今回は初の「清水港発着」となります。
地元の静岡サレジオ高校の生徒さんたちによるブラスバンドの演奏の中、清水港を出港しました。
小笠原へは未だに船でしか行く事の出来ない為、クルーズの寄港地として大変人気があります。
南へ約1,000Kmのほぼ2日間の船旅では、落語やマジック、クラシックコンサートなどのイベントやヨガや歌唱、七宝焼などの教室もすべて無料でお楽しみいただけ、船内では時間を持て余すことなどありません。
また、東京都認定ガイドの横山康子さんによる「小笠原の自然と植物」の講演があり、専門家よりレクチャーを受けながら目的地に向かう事ができるのもクルーズならではの贅沢な体験だと思います。
船は3日目の早朝に父島の二見湾に到着。早起きしたお客様はデッキから船のクルーと地元漁師さんたちが協力してブイにロープをかけ、船を固定する作業を見物されていました。客船が小笠原に入る場合は二見湾沖に錨泊し、通船での乗船となります。もちろん使用するのは漁船です。小笠原の漁師さんたちは客船が入ると漁を2日間休み(今回は2停泊した為、4日間)全面的にバックアップしてくれます。
上陸した青灯台のある岸壁では3月中旬とは思えない夏の強い日差しとボニンブルーと言われる小笠原の海の色に皆さんびっくりされていました。
透き通るようでいて深いなんとも言えない海の色は言葉でお伝えするのはとても無理そうですので、ぜひ一度ご自身の目で実際に見てください。
島での観光はオプショナルツアーに参加される方がほとんどです。おすすめは「南島海域講演ボート観光とクジラ探し」「小笠原固有種の自然聖域散策」、アクティブな方は「カヤック体験」なども良いかもしれません。
2日間の滞在を終え出港の際は地元の漁船が併走で湾を出るまで見送ってくれました。漁師さんたちは「また来てください」と言う意味で「いってらっしゃい」と声をかけてくれます。最後までお世話になりました。
帰路の船内は東京都無形民俗文化財の「南洋踊り」の実演や盆踊り大会、デッキランチなど最後まで楽しみは盛りだくさんでした。6日目の朝、富士山を見ながら清水港に帰ってきました。普段見慣れている富士山も少し懐かしく感じられた方もいらっしゃったかもしれません。
ふじ丸は本年7月1日での引退が既に決まっています。ゆたか倶楽部ではこの後「5月7日出発 初夏の日本一周クルーズ」「5月16日出発 東京発着小笠原クルーズ」「5月26日出発瀬戸内海島めぐり20」「6月30出発 ふじ丸ラストクルーズ」の4つのクルーズを予定しております。ふじ丸に思い出がある方もない方もぜひ、最後に日本船クルーズの先駆けとなった船に乗船してみてはいかがでしょうか。
【写真】
1枚目:清水港出港風景
2枚目:二見湾のブイと通船用の漁船
3枚目:船上で披露してもらった「南洋踊り」
4枚目:ふじ丸デッキランチ
添乗員:樽本
- ツアー期間:
- 2013年01月17日〜2013年02月01日
南極クルーズでは、ペンギン、アザラシ、クジラ、そして運が良ければシャチなどたくさんの野生動物に出会えます。クルーズ中最も多く見ることができる野生動物はペンギンです。南半球のみに19種が生息していますが、クルーズ中は『ヒゲペンギン』『ジェンツーペンギン』『アデリーペンギン』の3種類を見ることができました。ルッカリー(営巣地)では沢山のペンギンを見ることができますが、南極観光ではペンギンの5m以内に近付いてはいけないという規則があります。ただし、自分がいる場所にペンギンが近づいて来た時は動かずにいればOKです。そのためすぐ間近にペンギンを見るチャンスがあります。陸上では体を左右に揺らし動きが遅いペンギンですが、海の中では魚の様に素早く泳ぎ、時には水面上をジャンプしながら飛ぶように泳ぐ姿を見ることができます。その姿は船が上陸地に近づいたとき、そしてゾディアックボートで上陸する前に見ることができ、もうすぐ始まる上陸観光に期待が膨らみます。
船内では、南極の動植物、地層、探検の歴史などの講座が英語で開催されますが、同時通訳者も乗船し、講座内容をイヤホンで聞くことができ、南極の知識を深めながらクルーズを楽しむことができます。
ペンギンの次にアザラシも多く見ることができました。アザラシは15m以上の距離を置かないといけない規則があります。上陸観光中に体長約4mの巨大なミナミゾウアザラシや、ゾディアッククルーズ中に氷の上で寝ていた体調約3mのヒョウアザラシが急に水中に潜り、ボートの下を泳ぎまわる迫力ある姿を間近で見ることができました。
船上からは、セミクジラ、ナガスグジラなども見ることが南極自然の豊かさを感じました。船内放送でクジラ出現の放送が流れる場合もあります。通常のクルーズではブリッジに立ち入ることができませんが、南極クルーズでは視界が良く野生動物を観察しやすいため、ブリッジを開放して誰でも自由に立ち入ることができるようになっています。ブリッジ内は温かく視界も広く、外を眺めるのが好きな方にはもってこいの場所です。
南極クルーズは上陸観光でも、船上からでも南極の野生動物を観察したり、知識を深めることができる特別なクルーズだと感じました。
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(ゆたか倶楽部YouTubeチャンネルへジャンプします)
【写真】
1枚目:アデリーペンギン
2枚目:ヒゲペンギンのリッカリー(営巣地)
3枚目:ミナミゾウアザラシとジェンツーペンギン
4枚目:ヒョウアザラシ
【このコースの「フォトギャラリー」はこちらからご確認いただけます。】
添乗員:富永