添乗員の声

ツアー期間:
2025年04月21日〜2025年04月24日

桜島の北東約1.5kmに浮かぶ新島(しんじま)と、鹿児島市内から南西約100kmに位置し、過去に大噴火を起こした鬼界カルデラの一部である硫黄島(いおうじま)の2島を、当社初企画の「島旅」として4日間で巡りました。

1日目は羽田から航空機にて鹿児島空港へ到着後、専用車にて桜島へ。大正3年(1914年)の大噴火の脅威を今も残す「黒神埋没鳥居」を観光後、浦之前港から船で「新島」へ上陸。多い時には約250名が暮らした島は、その後人口が減少し2013年には無人島に。元島民達が埋もれた道の整備や、荒れ果てた「五社神社」を再建し、2019年には佐々木夫妻が移住され、再び有人島となりました。その佐々木さんのガイドで島内散策と「五社神社」参拝後、カフェでお茶と手作りのスイーツを楽しみました。新島をあとにして「桜島フェリー」で鹿児島市内へ渡り「鹿児島サンロイヤルホテル」に宿泊。最上階の展望風呂から雄大な桜島を眺めながら旅の疲れを癒しました。

2日目は鹿児島港から「フェリーみしま」にて9時30出港。桜島や指宿温泉、開聞岳を眺め竹島を経由して約4時間の航海で硫黄島入港。港一帯は海底から湧く温泉で、赤茶色に変色しており、その独特の景色には驚かされました。下船後は「熊野神社」「黒木御所跡」「俊寛像」など、安徳天皇が落ち延びたとも言われる島の歴史を観光後、「島宿ほんだ」にて宿泊。島ならではの海の幸の夕食に舌鼓を打ちました。 

3日目は周囲約15kmの硫黄島を専用車にて観光。島の最南端の「恋人岬」、断崖絶壁を望む「大浦港」、日本初の村営飛行場として開港した「薩摩硫黄島飛行場(現在は定期便運航はありません)」、島の最北端の「平家城展望台」では、第18代中村勘三郎が演じた「俊寛像」や、海を泳ぐ海亀をご覧いただき、噴煙を上げる迫力ある硫黄岳(標高703m)を間近にご覧いただきました。最後に全国の秘湯ファンの人気を集める東温泉を巡りました。今回ガイドしてくれた大岩根さんは地質学・海洋地質学の専門家で硫黄島の地質や喜界カルデラについて詳しく案内してくれました。硫黄島は以前飼育され現在は野生化した孔雀が多く見られ、狭い島の中にのどかさと歴史、活火山の迫力ある景色が混在する魅力的な島でした。

4日目は「フェリーみしま」にて鹿児島港へ航海し、鹿児島空港から飛行機にて帰途につきました。

今ツアーでは鹿児島県の「新島」と「硫黄島」のそれぞれ趣の違う2島を巡り、どちらも現地に住むガイドさんの詳しい案内が大変好評でした。今後も「新島」と「硫黄島」の島旅を皆様にご案内してまいります。

【写真】
1枚目:新島
2枚目:フェリーみしま
3枚目:硫黄島港
4枚目:硫黄岳

富永

ツアー期間:
2025年03月26日〜2025年03月29日

1日目は東京竹芝港にご集合いただき、東海汽船の貨客船「さるびあ丸」で22時30分に出港。ライトアップされたレインボーブリッジやお台場のきれいな夜景を眺めながら八丈島へ。

2日目は早朝5時に三宅島、6時に御蔵島を経由し9時30分に八丈島(底土港)に入港。「服部屋敷」へ移動し、樫立地区に伝わる無形文化財の樫立踊りと八丈太鼓をご覧いただき、滝を裏側から見るという珍しい「裏見ヶ滝」、創業145年の八丈島で唯一の黄八丈の染織元「黄八丈めゆ工房」を見学後、「いそざきえん」にて郷土料理の昼食をお召し上がりいただきました。午後は「登龍峠」から三根地区をご覧いただきましたが、その後方にそびえる八丈富士は雲がかかり山頂を望むことはできませんでした。最後にツアーのハイライトである今年で59回目の開催となる「フリージアまつり」の会場を訪れました。残念ながら今年は開花が遅く、フリージアをご覧いただけませんでしたが、参加者にはこれから咲くフリージアを摘み取っていただき、八丈島の思い出と共にお持ち帰りいただきました。今ツアーでは海を見下ろす高台に建つ「リードパークリゾート八丈島」にゆったり2連泊です。

3日目は風速15mを超える強風の中の観光となりました。黒い火山岩で形成された海岸「南原千畳敷」では波しぶきが吹き上がる豪快な景色をご覧いただき、八丈島の厳しい自然を目の当たりにしました。丸い石が積み重ねられた不思議な石垣が広がる「大里の玉石垣」を散策後、「魚八亭」にて海鮮料理に舌鼓。午後は八丈富士の中腹標高約500mにある「ふれあい牧場」を訪れましたが、霧のため雄大な景色をご覧いただけませんでした。最後に広大な敷地に広がる「八丈植物公園」では、本土では見る事のできない珍しい植物をバスガイドさんの案内で散策いたしました。

4日目は八丈島で1年中収穫できるあしたばの加工工場などを見学後、八丈島空港から飛行機にて羽田空港へ、関西のお客様は更に伊丹空港へ帰途につきました。

ゆったりとしたスケジュールで、独自の文化と歴史が色濃く残る八丈島の観光をお楽しみいただきました。今回は満開のフリージアをご覧いただけなかったことが心残りでしたが、離島ならではの雰囲気と観光を満喫できるこのコースは、来年も皆様にご案内してまいります。

【写真】
1枚目:裏見ヶ滝
2枚目:大里の玉石垣
3枚目:八丈植物公園
4枚目:リードパークリゾート八丈島

富永

ツアー期間:
2025年02月14日〜2025年02月16日

今回の旅は、関東方面ではひと足早く春の訪れを感じられる、伊豆大島と南伊豆方面へ2泊3日の旅にて 今回で70回記念を迎える「大島椿まつり」と35回目の開催となる「河津桜まつり」をお楽しみいただきました。また、伊豆では今が旬の「金目鯛」や伊豆大島の「椿油」を使用した郷土料理や名物料理をご賞味いただきました。
1日目は、竹芝客船ターミナルにご集合いただき、竹芝港から東海汽船の時速約70Kmで航行する高速船「友」号にて約1時間40分であっという間に伊豆大島の岡田港へ到着。この日は、昨年までお祭り会場であった「大島公園」の資料館をご見学いただき、椿の歴史について学習いただいた後、約1000種ある国内最大級の椿園でさまざまな品種の椿をご鑑賞いただきご宿泊ホテルへ。客室や露天風呂からは、38年前に大噴火を起こした三原山を目の前に眺望できる大島温泉ホテルにてご滞在いただきました。
2日目は、山頂口展望台で三原山眺望、約12000年前の20層にわたるバームクーヘン状の地層大切断面、椿まつりのメイン会場でお祭りの雰囲気を楽しんでいただき、2016年に国際優秀つばき園に認定された「椿花ガーデン」を見学しました。急ぎ足の観光となりましたが、半日で島の魅力を十分に満喫して、ふたたび高速ジェット船「結」号にて、伊豆半島の稲取港へご移動いただきました。翌日の天気が雨予報であったので急遽日程を入れ替えて、「河津桜まつり」の会場へご案内しました。例年の今頃であれば、河津川のほとりに咲き乱れるピンクの花絨毯がご覧いただけるはずでしたが、今年に入って寒波が停滞し気温が例年より低かったため、桜もまだ冬眠中でしたことが少し残念でした。ただ、この日は気温16℃と上着なしでも過ごせる気候でしたので、河津川のほとりの散策をお楽しみいただけたことと思います。お泊りは、晴れた日には伊豆七島を一望できる下田東急ホテルにて、地元の食材を使用した和洋折衷中のフルコース料理のご夕食と温泉をご堪能いただきました。
3日目は、伊豆半島を南から北へ縦断、「浄蓮の滝」眺望、「修善寺」参拝と散策、約400mの日本最長のつり橋「三島スカイウォーク」にて富士山を眺望いただき、最後に「三嶋大社」にてお礼参りして、新幹線にて帰着の途へと充実の3日間でした。
心配した雨予報も天候が回復して気温も15~16℃と暖かく、3日間の観光をお楽しみいただくことができ大満喫の旅でした。

【写真】
1枚目:東海汽船ジェット船「結」号
2枚目:椿まつり(大島公園の椿園)
3枚目:ホテル客室から三原山の眺望
4枚目:河津桜まつり

細谷

ツアー期間:
2025年01月27日〜2025年01月31日

1日目は東京九州フェリー「それいゆ」にて23時45分に横須賀フェリーターミナルを出港。新門司港までの21時間の船旅の始まりです。
2日目は太平洋をゆったり終日クルージング。船内レストランで関東と九州のグルメを楽しんだり、大浴場や露天風呂で寛いでいただくなど、思い思いにお過ごしいただきました。21時に新門司入港後、関門海峡を望む「プレミアホテル門司港」に宿泊。
3日目は強風と雪のあいにくの天気でしたが、明治から昭和初期にかけ建設された歴史ある建物が点在する門司港レトロ地区を、ホテル出発前に各自散策いただきました。関門海峡を繋ぐ全長780mの「関門トンネル人道」を、門司側から下関側へ歩いて移動していただきましたが、地元の多くの方がランニングや散歩をしていたのが印象的でした。下関では、竜宮城をイメージして建立された朱色の水天門が有名な「赤間神宮」の参拝と、本場のふぐ料理の昼食後、熊本県の黒川温泉へ移動。本日の宿である「湯峡の響き 優彩」に到着後、今ツアーのハイライトの「入湯手形」を利用した、湯めぐりをお楽しみいただきました。17時からは球体状の「鞠灯篭」約300個と、筒状で高さ2mの「筒灯篭」を、自然の景観に溶け込むように配置するライトアップイベントの「湯あかり」も開催され、黒川温泉を満喫しました。
4日目は小国町出身の北里柴三郎博士の偉業をたたえる「北里柴三郎記念館」を訪れ、生家などを見学後、阿蘇神社を参拝。九州最大規模の楼門持ち「日本三大楼門」のひとつに数えられた阿蘇神社の楼門は、2016年の熊本地震で倒壊しましたが、8年がかりの復旧工事が先月完了したばかりです。阿蘇名物のあか牛料理の昼食後、宮崎県の高千穂峡へ。高さ約80~100mの断崖が続き国の名勝天然記念物に指定された高千穂峡では、シンボルの「真名井の滝」や、神秘的な柱状節理が形作る独特の渓谷美をご覧いただき、マイナスイオンを感じながら散策していただきました。本日は「ソレスト高千穂ホテル」に宿泊。夕食後に高千穂神社の「夜神楽」を観覧し代表的な四番をご覧いただきました。
5日目は天照大神が隠れた天岩戸が御神体の「天岩戸神社」を参拝。御神体である「天岩戸」を西本宮から拝観後、岩戸川に沿って徒歩にて、大洞窟がある天安河原も参拝。最後に熊本城へ移動し、名物の馬刺し料理の昼食と熊本城を観光。復路は熊本空港から羽田空港と伊丹空港に分かれて飛行機にて帰途につきました。

往路は東京九州フェリーを利用。福岡・山口・宮崎・熊本の名所を巡り、人気の黒川温泉に宿泊。今後もゆったりとしたスケジュールで、フェリーと観光を組み合わせたオリジナルツアーを設定してまいります。

【写真】
1枚目:阿蘇神社
2枚目:高千穂峡
3枚目:高千穂 夜神楽
4枚目:天安河原

添乗員:富永

ツアー期間:
2024年12月30日〜2025年01月02日

東京竹芝港と三宅島・御蔵島・八丈島を結ぶ東海汽船の貨客船「橘丸」を利用した当社恒例の年末年始ツアー。昨年度同様、出発当日の日中は穏やかな海象でしたが、状況が変わり22時30分の竹芝出港後、三宅島・御蔵島・底土港(八丈島)へ入港できない可能性のある「条件付」での運航となる発信が同日夕方にございました。昨年度は条件付で出航となりながらも無事に上陸できた経緯もありましたが、天候次第では竹芝港へ引き返し催行中止となる可能性もあり、お客様にはご心配をおかけいたしました。結果、今回は途中の「御蔵島」が残念ながら抜港となりましたが、八丈島には入港が叶いました。昨年度もお世話になった八丈町営バス乗務員の方の広く深い知識に基づいた案内のもと、伝統芸能である樫立踊りと八丈太鼓をご覧いただく「服部屋敷」、ヘゴシダが生い茂る「裏見ヶ滝」などへご案内し、眺望の素晴らしい「みはらしの湯」ではゆったりと入浴をお楽しみいただき、早めにホテル入り。今回も宿泊の「リードパークリゾート八丈島」は2023年4月に上映された「劇場版名探偵コナン~黒鉄の魚影~」において舞台となった八丈島でキャラクター達が宿泊したホテルのモデルとして使用されており、館内にはゆかりのグッズなどが置かれていました。また、年越しそば、振る舞い酒やおせちなど所々で年末年始を感じていただけました。
元旦当日には島内唯一神主のいる神社「優婆夷宝明神社(うばいほうめいじんじゃ)」での初詣、牛たちがのどかに暮らす絶景の場所「ふれあい牧場」などへご案内いたしました。滞在3日間とも大雨には当たらず天候に恵まれ、今年もツアータイトルのとおりのんびりと八丈島をお楽しみいただけました。
最終日は「都立八丈植物公園」へ。園内では本土であまり見ることのできない珍しい木々や草花をご覧いただくことできました。また、駐車場には上空から見た八丈島と八丈小島を模したオブジェがあり、実に忠実に再現され興味深いものがありました。観光後に島内きっての寿司店「あそこ寿司」にて島寿司をお召し上がりいただき八丈島空港へ。ほぼ定刻に出発し、無事に羽田空港へ到着いたしました。
年末年始を旅先で、特に離島で過ごすと都会の喧騒やご自宅での諸々の準備・対応に追われずのんびり過ごせるとご好評の声をいただきます。また、今回ご参加のお客様の年齢層やお住まいのエリアがとても幅広く、「年末年始の離島」への魅力があるのだと再認識いたしました。今後も、クルーズのゆたか倶楽部では年末年始の島旅を計画し、ご案内してまいります。

2025年3月26日発「東京から一番近い南国 八丈島4日間~島に咲き誇る35万株もの春の風物詩フリージアまつり観賞~」好評受付中!
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> 電子カタログはこちら(約5MB容量がございます)
せとうち


【写真】
1枚目:ふれあい牧場
2枚目:優婆夷宝明神社
3枚目:南原千畳敷に建つ宇喜多秀家と豪姫像
4枚目:島寿司を含む「あそこ寿司」の寿司

添乗員:大久保

ツアー期間:
2024年12月18日〜2024年12月22日

1日目は横須賀フェリーターミナルにご集合。2021年に就航した東京九州フェリー「それいゆ」にて23時45分に新門司港へ向け出港。

2日目は終日太平洋をクルージング。21時に新門司入港まで船内でゆったりお過ごしいただきました。下船後、門司港レトロ地区に位置する「プレミアホテル門司港」に宿泊。

3日目は、ホテル出発前に明治から昭和初期の日本を感じることができる門司港レトロ地区を各自ご散策後、ホテルを出発。関門トンネル人道で門司側(九州)から下関側(本州)へ歩いて移動。関門海峡を繋ぐ全長780mの歩行者用海底トンネル内には福岡県と山口県の県境のペイントがあったのが印象的でした。下関では鮮やかな朱塗りの水天門が目を引く赤間神宮を参拝。ふぐ料理の昼食後、黒川温泉へ。本日は源泉100%かけ流しの「湯峡の響き 優彩」に宿泊。滞在中に3カ所の温泉に入浴できる「入湯手形」を利用し湯めぐりもお楽しみいただき、夜にはライトアップイベントの湯あかり横丁が本日から開催され、球体状と筒状の灯りが川に配置された幻想的な景色をご覧いただきました。

4日目は新千円札の肖像の北里柴三郎記念館を見学し、全国に500社ある阿蘇神社の総本社である阿蘇神社を参拝。名物赤牛料理の昼食後、高千穂峡へ。あいにくの雨となってしまいましたが、独特の柱状節理が形作る渓谷、日本の滝百選に指定される「真名井の滝」などをご覧いただきながら散策を楽しみました。本日は「ソレスト高千穂ホテル」に宿泊。夕食後、近くの高千穂神社にて「夜神楽」観覧。代表的な「手力雄(たぢからお)の舞」「鈿女(うずめ)
の舞」「戸取(ととり)の舞」「御神体の舞」の四番をご覧いただきました。

5日目は天岩戸神社と天照大神が岩戸に隠れとされる大洞窟がある天安河原を参拝。熊本へ移動し名物の馬刺し料理の昼食後、熊本城を観光。2016年の熊本地震での復旧工事中の場所も今も残りますが、天守閣などを観光。復路は熊本空港から羽田空港へ飛行機にて帰途につきました。

往路は東京九州フェリーを利用し、黒川温泉での湯めぐり、高千穂峡散策、天岩戸神社・天安河原、熊本城など九州の見所を巡り、人気の黒川温泉に宿泊。ゆったりとした日程は大変好評でした。今ツアーは1月27日発も設定され、催行が決定しています。

【写真】
1枚目:プレミアホテル門司港
2枚目:関門トンネル人道
3枚目:黒川温泉 湯あかり横丁
4枚目:熊本城

添乗員:富永

ツアー期間:
2024年07月09日〜2024年07月11日

天気予報でよく耳にする、離島の中でも特に訪れにくい絶海孤島と称される、南大東島と北大東島の2島を2泊3日で巡りました。
1日目は羽田と伊丹空港よりそれぞれ出発し那覇空港にて合流後、50人乗りのプロペラ機にて、沖縄本島の遥か東へ約360kmに位置する南大東島へ。南大東島はサンゴ礁が隆起して出来た隆起環礁の島で、海上から眺めると、扁平状に見える島ですが、島の内部は、周囲が環状丘陵地を形成し、中央部はくぼんで盆地状となっているのが特徴的です。岩をくり抜いて造られた「海軍棒プール」、標高56mの「日の丸展望台」からは島を一望し、広大なサトウキビ畑の美しい景色をご覧いただきました。本日の宿は島唯一のホテル「よしざと」に宿泊。このホテルは秋篠宮ご夫妻が開拓100周年記念行事の際に宿泊されたことで有名です。夕食後はナイトツアーで国の天然記念物「ダイトウオオコオモリ」をご覧いただきました。
2日目は8時30分に南大東島地方気象台から毎朝打ち上げられる高層気象観測気球の打ち上げを見学し、南大東島のハイライト「星野洞」へ。長さ375m、約1,000坪の空間には、カーテン状やつらら形など、様々なパターンの鍾乳石があり、東洋一美しいと言われる鍾乳洞をガイドの案内でご見学。昼食は大東そばと大東寿しをお召し上がりいただき、飛行機にて北大東島へ。南大東島~北大東島間はわずか13km、搭乗時間15分の日本一短い航空路線です。残念ながら今月末でこの航路の運休が決定しており、今回はその貴重なフライトを楽しむことができました。北大東島到着後、漁港建設の残土を積み上げた「大東ピラミッド」や、大東島が日本領土とされた際に建てられた「日本国標」をご覧いただき、本日の宿ハマユウ荘に宿泊。
3日目は大正から昭和まで島を活況に導いた「燐鉱石貯蔵庫跡」を観光後、北港で貨客船「だいとう」の入港風景をご覧いただきました。外洋にむき出しの岸壁ではうねりが高いため、直接接岸することができず、岸壁から約10m離して係留。そのため旅客の下船は旅客の入ったゴンドラを岸壁のクレーンで吊り上げて行い、日本ではここ南北大東島だけで行われている、下船風景をご覧いただきました。最後に「うふあがりミュージアム」を見学後、那覇経由で羽田と伊丹空港へ向かい帰途へつきました。

今回は梅雨明けの7月ということもあり、蒸し暑い時期の観光となりましたが、3日間快晴の中、星野洞の観光、日本一短い航空路線、貨客船「だいとう」の入港風景など、南北大東島での心に残る旅行をお楽しみいただきました。今後も季節を変えたり、違った南大東島と北大東島の島旅をご案内してまいります。

【写真】
1枚目:「日の丸展望台」からの景色(南大東島)
2枚目:「星野洞」(南大東島)
3枚目:貨客船「だいとう」クレーン吊り上げ(北大東島)
4枚目:「ハマユウ荘」

添乗員:富永

ツアー期間:
2024年06月24日〜2024年06月27日
船名:
guntû(ガンツウ)

世界に類を見ないデザインとサービス、海の色を映し出す船体と19の客室を持つ「せとうちに浮かぶ、ちいさな宿」ガンツウ。当社で人気のガンツウに乗船するオリジナルツアーは、今回は乗船前に備中松山城など岡山の名所を訪れました。
1日目は東京駅からのぞみ(グリーン車)で岡山駅へ。昼食場所のホテルグランヴィア岡山にて鉄板焼きの昼食後、国指定重要文化財の「備中松山城」へ。標高430mの臥牛山 小松山頂に建ち、天守が現存する唯一の山城をご見学いただきました。その後、国内屈指のベンガラ生産で繁栄した往時の雰囲気が残る「吹屋ふるさと村」へ。ボランティアガイドの案内にて、山神社や旧吹屋小学校をご覧いただき、本日の「宿矢掛屋INN&SUITES」へ。江戸時代に宿場町として栄え、脇本陣も務めた伝統の古民家を再生したお部屋と、地元の食材を活かしたおいしい食事は大好評でした。
2日目は岡山県井原(いばら)市出身の近代彫刻界の巨匠・平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の作品を保存展示する「平櫛田中美術館」にて珠玉の作品を観賞いたしました。東京の国立劇場に展示されていた「鏡獅子」が、国立劇場立替に伴い、現在この美術館に長期貸与中で、案内人が同行し「鏡獅子」の制作過程など詳しく説明してくれました。嫁入らず観音を参拝後、福山の「ステーキ懐石都春日」にてステーキのコース料理のご昼食。その後、古くから潮待ちの港として栄えた鞆の浦を車窓からご覧いただき、尾道のベラビスタマリーナからガンツウに乗船し、2泊3日のクルーズに出港しました。
3日目は厳島神社での船外体験と瀬戸内海クルーズをお楽しみいただき、4日目にベラビスタマリーナに入港。福山駅よりのぞみ(グリーン車)にて各地への帰路につきました。
風光明媚な瀬戸内海を巡るガンツウは大変人気が高く、毎回好評をいただいております。今後も乗船前の名所を巡る観光を組み合わせたオリジナルツアーを設定してまいります。

【写真】
1枚目:ガンツウ
2枚目:備中松山城
3枚目:吹屋ふるさと村
4枚目:平櫛田中(ひらくしでんちゅう)美術館

2024年11月7日発「山陰の隠れた名所 田部家土蔵群特別入場 風光明媚な瀬戸内海 ガンツウの船旅」好評受付中!
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せとうち

添乗員:富永

ツアー期間:
2024年06月22日〜2024年07月17日

ユニワールド社のラグジュアリー船「S.S.(スーパーシップ)ベアトリス号」にて、ヨーロッパ大陸を横断する26日間の旅に同行いたしました。
北海の内陸港アムステルダムから黒海までをつなぐライン河、マイン河、ドナウ河を航行し、オランダ、ドイツ、オーストリア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ブルガリア、ルーマニアの8ヵ国に寄港するこの旅は、船上でゆったりと寛ぎながらいくつもの国境を越えていきます。

今回の旅はオランダから始まり、扇状に運河が張り巡らされた水の都アムステルダムよりベアトリス号へ乗船。夏至を迎えたため、夕食後もまだ明るくおやすみになられるまで運河沿いの風景を眺めることができました。この日の日没は22時過ぎでした。
ベアトリス号はアムステルダム=ライン運河よりライン河へ入りルール工業地帯を航行、ドイツ最初の寄港地は人口100万人を超える大都市ケルンです。停泊場所から大聖堂のある旧市街まで徒歩にて観光し、地ビールケルッシュでのどを潤し帰船。ドイツでは桟橋から観光地や繁華街が近く徒歩にて気軽に観光を楽しむことができました。
翌日はユネスコの世界遺産登録のライン渓谷中流上部を航行。船上デッキにて一面に広がるぶどう畑や古城・要塞など360度のパノラマ風景をご堪能いただきました。

ライン河の上流マインツよりマイン河へ入ってからは、川沿いの町フランクフルトやヴュルツブルグなどへ寄港し観光。その後、バンベルク近くからドナウ河へつながるマイン=ドナウ運河へ入ります。1992年に完成した全長171kmのこの運河には通航用の多数の閘門が設けられており、船でヨーロッパ大陸を旅していることを実感します。海抜408mにある分水嶺を通過し、レーゲンスブルクの南西にあるケールハイムよりドナウ河へ。世界遺産の風光明媚なヴァッハウ渓谷、首都ウィーンやブダペストなどドナウ河沿いも見所が多く、船上からの景色は日々移り変わり退屈と感じることはありませんでした。

今回の旅はドイツでは肌寒く感じることが多かったのですが、ブダペスト辺りからバルカン半島は天候にも恵まれ日中は35℃以上となりました。旅の後半は旧ユーゴスラビアの構成国であったクロアチア、セルビアへ寄港。クロアチアでは独立戦争の痕跡の残るヴコヴァルを訪ねました。セルビアでは共産主義時代と現代の街並みが混在する首都ベオグラード、オスマン帝国、ハンガリー王国、セルビア王国など争奪戦となったゴルバツ要塞などを観光しました。宗教の異なる民族が入り交じりヨーロッパの火薬庫と呼ばれるこの地域の歴史は本当に複雑だと思いました。

後半クルーズのハイライト、ドナウ川の壮大な自然美の鉄門峡谷は船上デッキにて巨大なダキア王の石像2段式閘門の鉄門ゲートなどをご覧いただきました。ブルガリアでは内陸地のベログラドチック奇岩群や古都ヴェリコタルノヴォまで足を延ばしました。ベアトリス号の旅はルーマニアのジョルジュウにて終わり、下船後はゆたか倶楽部専用車にて首都ブカレストを観光。チャウシェスク大統領によって建造された国民の館は特に関心が高かったようです。
船内はオールインクルーシブのフリードリンク制ですのでレストランやラウンジ等でワインやカクテル、カプチーノなどもお好きなものをご注文いただけます。
お食事も多彩で寄港地で積み込んだ新鮮なお野菜や季節の果物、地ビールやソムリエ選りすぐりのワインなどが提供されました。寄港地観光では各地の伝統的な郷土料理も味わうことができました。

リバークルーズの魅力は多く、外洋船ではないため船酔いなどの心配はありません。船上より日々移り変わる川沿いの風景を眺められ、多くの寄港地が街、観光地に近く気軽に観光を楽しむことができます。乗客も130名程のため乗下船時に長蛇の列や長い待ち時間もありませんし、他の乗客や船員との会話の機会も多く安心して船旅を楽しむことができます。
大型客船のような派手なショーなどはありませんが、毎日移り変わる川沿いの風景をご覧いただけますのでとにかく観光を満喫されたい方にはお勧めしたい船旅リバークルーズです。


【写真】
1枚目:ヴァイセンキルフェン停泊中のベアトリス号
2枚目:ヴュルツブルグ マイン河停泊中
3枚目:ドナウ河クルーズ 国会議事堂
4枚目:船内のシューベルトラウンジ

添乗員:栗本 陽子

ツアー期間:
2024年06月04日〜2024年06月11日

5日目は太平洋フェリー「いしかり」にて太平洋をクルーズ。14時30分頃に太平洋フェリー「きそ」とすれ違い、16時40分に仙台港に入港。ご希望の方は一時下船され、港付近の散策や買い物を楽しまれました。19時40分に苫小牧へ向け出港。本日は、船上にてゆっくりお過ごしいただきました。
6日目11時に苫小牧に入港。恵庭市にあるエコロジーテーマガーデンの「えこりん村」へ。世界一大きなトマトの木をご覧いただき、ビュッフェの昼食とトラクタートラムで園内を一周。観光後、星野リゾートが手がける北海道の大自然を活用した「星野リゾートトマム」に宿泊。ビュッフェやジンギスカンなど、お好きなレストランにておもいおもいに夕食をお楽しみいただきました。
7日目は早朝5時に標高1088mの「雲海テラス」の絶景スポットにのぼる予定でしたが、あいにくの雷雨により、ゴンドラの営業中止が決まり、残念ながら「雲海テラス」にのぼることができませんでした。朝食後、帯広の旧国鉄広尾線の「幸福駅」へ。現在は公園になっており、ディーゼルカー、木造の駅舎が当時の趣を残し展示されています。その後、日本有数の強風地帯として知られる襟裳岬へ。岬に立つ襟裳岬灯台や、強風をテーマにした「風の館」を見学。「風の館」からは岬の先端から約2km先まで岩礁が続く壮大な景観をご覧いただきました。お寿司の昼食後、名馬オグリキャップの功績を讃える「優駿記念館」に立ち寄り、苫小牧港へ。新日本海フェリー「ゆうかり」にて、新潟まで約20時間のクルーズへ。
8日目は波穏やかな日本海をゆったりクルーズし15時30分に新潟入港。下船後は、関西のお客様は新潟空港より伊丹空港へ、関東のお客様は、新潟駅より上越新幹線にて東京駅へ戻られました。
7日目に雨に降られた以外は概ね天気もよく、4区間のフェリーの旅も波穏やかなクルーズとなり、新緑の清々しい季節に、九州から北海道まで、旅をお楽しみいただきました。通常のクルーズの寄港地観光では行くことができない、フェリーの旅ならではの観光地を巡り、毎回好評をいただいております。今後もフェリーを乗継ぐ日本一周を設定してまいります。

【写真】
1枚目:らいらっく 船首「フォワードサロン」からの景色
2枚目:星野リゾートトマム
3枚目:襟裳岬
4枚目:優駿記念館(オグリキャップの等身大ブロンズ像)

2024年9月23日発「初秋の日本一周フェリー2,700Kmの旅」好評受付中!
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せとうち

添乗員:富永

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