添乗員の声

ツアー期間:
2023年05月21日〜2023年05月28日

5日目は太平洋フェリー「いしかり」にて太平洋をクルーズ。14時頃に太平洋フェリー「きそ」とすれ違い、夕方に仙台へ約3時間寄港し、苫小牧へ向け出港。船上でゆったりお過ごしいただきました。
6日目11時に苫小牧に入港。恵庭市にあるエコロジーテーマガーデンの「えこりん村」へ。ビュッフェの昼食と牧羊犬のショーとトラクターのトラムで園内を観光後、白老町の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」へ。国立アイヌ民族博物館にて、アイヌに関する映像と展示物をご覧いただき、体験交流ホールで、歌や踊りの伝統芸能を観賞。その後、「昭和新山」の間近を通過し「洞爺湖万世閣ホテル レイクサイドテラス」に宿泊。美味しい食事と温泉に加え、この時期毎日開催の「洞爺湖温泉ロングラン花火大会」を客室からご観覧いただきました。
7日目はオロフレ峠を通り、札幌の観光名所「羊が丘展望台」と市内車窓観光。サッポロビール園のジンギスカン料理をお召し上がりいただき、小樽へ。到着前に北一硝子にバスを止め、北海道での最後の買い物と散策を楽しみ、新日本海フェリー「らべんだあ」に乗船。隣の岸壁には3日前に横浜を出港した憧れの客船「クイーン・エリザベス」が停泊しており、旅の良い思い出となりました。小樽出港約2時間後には、日没の遅いこの時期しか見る事ができない積丹半島の最先端「神威岬」を船上よりご覧いただくことができました。新潟まで約16時間は、波穏やかな日本海クルーズとなりました。
8日目新潟港入港後、越後一宮として古くから信仰を集めてきた「彌彦神社」を参拝し、モノづくりの町で有名な燕三条の「地場産業振興センター」での買い物後、魚沼へ。東洋のミケランジェロと呼ばれる石川雲蝶の彫刻が有名な西福寺を拝観。専用ガイドが同行して石川雲蝶の彫刻などをじっくりご覧いただきました。浦佐駅より新幹線で東京へ。更に関西のお客様はのぞみを乗継ぎ、新大阪まで戻られました。
観光中は一度も雨に降られることもなく、新緑の清々しい季節に、九州から北海道まで、観光とフェリーの旅をお楽しみいただきました。通常のクルーズの寄港地観光では行くことができない、フェリーの旅ならではの観光地を巡り、毎回好評をいただいております。今後もフェリーを乗継ぐ日本一周を設定してまいります。

【写真】
1枚目:フェリーいしかり
2枚目:サッポロビール園
3枚目:西福寺
4枚目:羊ヶ丘展望台

添乗員:富永

ツアー期間:
2023年05月21日〜2023年05月28日

毎回人気のフェリー日本一周の旅。今回は新緑の季節に4つのフェリーを乗り継ぎ、九州・関西・北海道・新潟を巡りました。
東京駅から新大阪駅まで新幹線を利用し大阪南港へ。最初に乗船するのは2018年就航の「さんふらわあ さつま」。波穏やかで快適な約16時間の船旅で鹿児島県の志布志へ。 志布志から宮崎県にある「飫肥城下町」を散策。郷土料理の昼食後は、「鵜戸さん」と呼ばれ太平洋に突き出した鵜戸崎岬の洞窟内に本殿がご鎮座する「鵜戸神宮」と、縁結びのご利益で知られる「青島神社」を参拝。全島が熱帯・亜熱帯植物の群生地として、国の特別天然記念物に指定され周囲1.5kmの青島にあり、神社の境内は熱帯樹木に溢れ独特な雰囲気の神社でした。本日は、南九州一の高さ154m、43階建ての超高層ホテル「シェラトン・グランデ・オーシャン・リゾート」に宿泊。客室から太平洋の大海原を望むことができ、天然温泉で旅の疲れを癒していただきました。
3日目は名勝天然記念物の「高千穂峡」を散策し、滝見台より有名な真名井の滝をご覧いただき、天照大御神が隠れたとされる、天岩戸洞窟が御神体の「天岩戸神社」を参拝。参拝後は、宮崎県を離れ大分県竹田へ。日露戦争旅順戦で戦死した軍神「広瀬武夫記念館」と、天空の城と呼ばれる「豊後竹田城」へ。難攻不落の堅城と呼ばれましたが明治に廃城後、現在は石垣しか残っておりませんが、その大きさからも往時の大城郭の姿をうかがい知ることができました。最後に東洋のナイアガラと呼ばれる「原尻の滝」を観光し別府港へ。2船目の「さんふらわあ むらさき」は今年就航したばかりの新造船で、日本初のLNG燃料フェリーです。デッキから夕暮れの別府の出港風景を眺めていると、ファンネルからはほとんど排気ガスが出ておらず、排気ガスの臭いもしない最新技術には驚きました。夜の瀬戸内海を航行し大阪南港まで12時間のクルーズを楽しみました。 
4日目は大阪南港より「お多賀さん」の名で親しまれる滋賀県第一の大社「多賀大社」を参拝。長浜では「鉄道スクエア」と「慶雲館」の観光後、近江牛の昼食に舌鼓。昼食後は国宝の十一面観音像を有する「向源寺」へ。日本全国に七体ある国宝十一面観音の中でも最も美しいとされる日本彫刻史上の最高傑作といわれる観音像をご覧いただき、「浅井歴史民俗資料館」観光後、名古屋港へ。3船目の太平洋フェリー「いしかり」に乗船し苫小牧に向け出港いたしました。

【写真】
1枚目:さんふらわあ むらさき
2枚目:高千穂峡
3枚目:多賀大社
4枚目:飫肥城

添乗員:富永

フランス唯一のクルーズ会社「ポナン」のル・ソレアル船上見学会【ゆたか倶楽部会員限定企画】

ツアー期間:
2023年05月15日〜2023年05月15日

コロナ前よりほぼ毎年3月~5月頃に日本周遊クルーズを実施していたフランス唯一のクルーズ会社「ポナン」が所有する「ル・ソレアル(10,990トン)」にて船上見学会(ゆたか倶楽部会員限定企画)を実施いたしました。同船は5月15日(月)同日大阪港より「穏やかなる瀬戸内海」と称し、大阪~犬島~鞆の浦~尾道~御手洗~下鎌苅~萩~対馬~麗水(韓国)~博多をめぐる8日間のクルーズに出港しました。今回はその出港前の時間を利用し、船会社スタッフの案内のもと船内を見学いただきました。さらに、同社の相談役に就任したぱしふぃっくびいなす(今年1月に惜しまれながら運航を終了)の元船長の松井克哉氏からも、ポナンの魅力についてご案内をいただくなど、大変貴重な時間となりました。
船内はベージュやグレーなどの色合いを基調とした落ち着いた内装になっており、フランスの客船らしい上品さが感じられる雰囲気になっております。なお、大型客船のような派手なショーはできませんが、落ち着いた雰囲気の中で上質なコンサートなどをお楽しみいただけるシアターも完備されています。船内で特に印象的だったのはブリッジ(操舵室)が開放され、乗船客が自由に出入りできることです。これはクルーと乗船客が一体となってクルーズを楽しみたいという船社の方針で、例えばブリッジから野生動物が見えれば船内アナウンスをしてブリッジからみんなでその風景を見ることができます。高級感溢れる船内でありながら、このようなフレンドリーさのギャップがクルーズ好きの皆様の心をくすぐって、掴んでいるような気がいたします。
同社は食事について特に高い評価を得ており、世界的に有名なシェフ「アラン・デュカス氏」が監修しています。世界で認められた美味の数々をフリーシーティング制(レストランオープン時間内のお好きな時間に召しあがっていただける)のレストランにてお楽しみいただけることから、「海の上の三ツ星レストラン」とも称されています。数ある食事の中でも特に出来立てパンが好評で、多くの客船に乗ってきたお客様も「パンはポナン」とのお声が多数あるようです。なお、同社はクルーズ代金にアルコール代金(一部ビンテージワインなど除く)が含まれる「オールインクルーシブ制」となっていますので、お会計を気にせず食事とお酒を嗜んでいただけるところも魅力のひとつです。
また、10,990トンという小回りの利くサイズを最大限に活かした魅力として、小さな港町へも比較的容易に訪れることができます。さらに船体にはゾディアック(エンジン付きゴムボート)を積み込んでおり、より狭小な入り江や離島へも足を延ばすことができ、大型客船とは一線を画した場所への寄港が可能となっております。同社の創業者がもともと船乗りであったこともあり、乗船客により楽しく珍しい場所へ連れていきたいという考えの表れといえます。
限られた時間ではありましたが、今回ご参加のお客様も久しぶりのクルーズ船内でのひと時を有意義にお過ごしいただけたものと思います。なお、ポナンは2024年3月~5月にも日本発着クルーズを予定しており、弊社でも取り扱い準備を進めておりますので、お気軽にお問い合わせください。

【写真】
1枚目:大阪港に停泊するル・ソレアル船体
2枚目:ブリッジ(操舵室)
3枚目:ガストロノミックレストラン(メインレストラン)
4枚目:説明会の様子

同行者:大久保

ツアー期間:
2023年04月22日〜2023年04月26日

29年連続でフェリー・オブ・ザ・イヤーを受賞している人気の「太平洋フェリー(15,762トン)」を名古屋港から仙台港を経由し、苫小牧港までの2泊3日のクルーズをお楽しみいただき、下船後は函館の五稜郭タワーから満開のソメイヨシノと弘前城の枝垂れ桜と八重桜をご観賞いただいた4泊5日の旅でした。
「太平洋フェリー」は、クルーズ船に引けをとらないようなエーゲ海に浮かぶ島々の白を基調とした建物をイメージして造られた3層吹き抜けのエントランスロビーが特徴的です。和洋中のバラエティーに富んだビュッフェスタイルの食事や、十分な広さの大海原を見渡せる展望風呂、ラウンジでの映画鑑賞などをお楽しみいただきました。
3日目に苫小牧港下船後は、専用車で函館へ向かう途中、長万部にて名物料理の毛ガニを丸ごと1杯ご賞味いただき、ちょうど桜が満開時期となった函館の「五稜郭タワー展望台(地上90m)」から、約1,600本のソメイヨシノが咲き乱れピンク色に染まった景色を一望いただき、函館朝市や金森赤レンガ倉庫にほどなく近い「函館国際ホテル」にご宿泊。
4日目は、函館港から津軽海峡フェリー「大函丸(1,912トン)」にて約90分のご乗船で津軽海峡を渡り大間港へ。毎年年末に特番テレビとなっている「マグロの一本釣り」で有名な大間では、本州最北端の地「大間崎」にて大間の漁師が一本釣りで釣り上げた440Kgのマグロのモニュメントをご覧いただき、本場大間のマグロづくしの昼食をご堪能いただきました。昼食後は、日本の秘境百選にも選ばれている絶景スポット「仏ヶ浦」を小型船にて遊覧観光へご案内。残念ながら風が強く波が高かったため上陸観光することはできませんでしたが、白緑色の奇岩が約2Kmに連なり長年の風雨と波の浸食作用により削られてできた巨岩群は極楽浄土を思わせる神秘的で風光明媚なスポットでした。その後、下北半島の脇野沢港よりむつ湾フェリー「かもしか(611トン)」を利用し約60分で対岸の津軽半島、蟹田港より津軽半島最北端の「龍飛崎灯台」学と石川さゆりさんの名曲「津軽海峡冬景色」が流れる歌碑、日本の珍百景ともいわれる「階段国道」をご覧いただき、竜飛ホテルにご宿泊いただきました。
5日目は、朝からあいにくの雨模様ではありましたが、先日冬季閉鎖が終了し開通になった国道339号を通行し日本海の景色を眺めながら五所川原の「立佞武多の館」にて、高さ約23m重さ約19トンの巨大な人形灯篭をご見学いただき、シダレザクラやヤエザクラが見頃を迎えた弘前公園で桜をご観賞いただき、青森空港から羽田空港、名古屋空港、伊丹空港へとそれぞれ帰路につきました。
毎年人気のツアーであり、フェリーでのクルーズをお楽しいただきながら、満開のさくら巡りができる、ゆたか倶楽部オリジナルツアーです。

↓↓↓太平洋フェリー「いしかり」&「きそ」の洋上すれ違い動画はこちらから↓↓↓


【写真】
1枚目:太平洋フェリー「いしかり」 仙台港にて
2枚目:仏ヶ浦遊覧
3枚目:函館・五稜郭タワー展望台からの桜鑑賞
4枚目:弘前公園(弘前城)のさくらまつり

添乗員:細谷

東京下町 お花見クルーズと深川お不動様

ツアー期間:
2023年03月30日〜2023年03月30日

恒例のお花見クルーズ、今回は下町情緒あふれる永代寺の門前町である門前仲町駅から約5時間の徒歩観光へご案内しました。北十間川から隅田川に合流する大横川の「黒船橋」よりクルーズ船にご乗船いただき約1.2Kmを40分間、約270本のソメイヨシノが並ぶ桜並木を船上よりご観賞いただきました。今年も桜の開花時期が例年より早く見頃が心配されましたが、前日まで気温が低かったのでちょうど満開を迎えた桜をご覧いただくことができました。下船後は、明治維新後明治政府が英国グラスゴーのネピア造船所に燈台巡廻業務用に発注し、明治7年の竣工した鉄船で重要文化財に指定されている「明治丸」をご見学。予定では改装工事中でありましたが、運よくちょうど工事が完了したため船の内部をご見学いただくことができました。その後、中華料理の老舗レストラン「東天紅」にて本格的な中華料理と飲茶料理に舌鼓をうっていただき、午後は今も昔も多くの参拝客を集める深川のお不動様「深川不動堂」と八幡様「富岡八幡宮」をご見学いただきました。
深川不動堂は、元禄16年(1703年)以降永代寺境内の富岡八幡宮で度々行われた成田山新勝寺の出開帳を起源とし、永代寺の跡地に明治14年、本堂が造営されました。現在の新本堂は平成23年に完成し、建物を包む不動明王のご真言(真言梵字壁)が印象的です。また、富岡八幡宮は「江戸最大の八幡様」と呼ばれ、寛永4年(1627年)に創建され、3年に一度の「深川八幡祭り」はワッショイ・ワッショイの掛け声とともに神輿を担ぐ「水かけ祭り」として、江戸の粋を今に伝えるお祭りとして多くの人々に受け継がれています。
 天候にも恵まれソメイヨシノが咲き乱れるさくら満開のお花見クルーズと風情ある東京下町のぶらり散歩旅を満喫いただいた1日でした。

【写真】
1枚目:大横川 お花見クルーズ
2枚目:明治丸
3枚目:深川不動堂
4枚目:富岡八幡宮

添乗員:細谷

ツアー期間:
2023年03月17日〜2023年03月19日

沖縄本島の遥か東へ約400kmに位置し、有人島である北大東島・南大東島に加え無人島の沖大東島などからなる大東諸島。絶海の孤島と称される大東諸島の有人島 南北大東島を2泊3日でご案内いたしました。
1日目は羽田、関空よりそれぞれ出発し那覇にて合流後、プロペラ機で北大東島へ。現地を知り尽くしたガイドの當間さん同行のもとかつて栄華を極めた「燐鉱山貯蔵庫跡」や、大東島が日本領土とされた際に建てられた「日本国標」などをご案内いたしました。
2日目午前には「うふあがり 人と自然のミュージアム」にて島の歴史をより深く知っていただき、「沖縄県最東端の碑」へご案内いたしました。ご宿泊いただいたハマユウ荘にてご昼食後、日本一短い国内航空路線にて南大東島へ。空港ではちょうど中学卒業のため島を離れ、那覇で暮らす生徒たち5名を送るセレモニーが催され、島で暮らす人たちの想いや島の風習を垣間見ることができました。
南大東島到着時は少し雨に降られましたが、屋内施設の「ふるさと文化センター」を観光後には雨も上がり気温上昇、半袖の方も多くいらっしゃいました。秋篠宮ご夫妻が開拓100周年記念行事の際に宿泊された島唯一のホテル「よしざと」にて早めのご夕食ののち、国の天然記念物「ダイトウオオコオモリ」を見に行きました。ガイドの垣花さんの特殊テクニックによって、暗闇のなか多くのコウモリの羽ばたきをご覧いただくことができました。
最終日は「南大東島地方気象台」や東洋一の美しさと称される「星野洞」などをご案内し、名物「大東そばと大東寿司」をご賞味いただきました。お帰りも那覇経由で羽田および関空へ向かい帰途へ。なお、ご参加のお客様からは「全国津々浦々、数多くの鍾乳洞を見た経験があるがこれだけ美しい鍾乳洞は見たことがない」とのお声を多く頂戴するほど、その神秘的な美しさに私自身も大変感動いたしました。3日間を通して沖縄本島や他の離島とは異なる文化や風景をお楽しみいただくことができました。
また、海底火山が隆起してできた大東島は未だ大陸と繋がったことがなく、島周辺の水深はとても深いため、時にはくじらが島周辺まで近づくこともあるそうです(今回も一瞬姿を確認いたしました!)。
最後に、大東島は多くのお客様を一度に受け入れる体制が整っている場所ではありません。そのため、弊社で企画する機会も年間2~3回と他ツアーと比較して少ないツアーです。次回ご案内は2023年秋頃出発にて予定しておりますので、改めて当サイトなどでご案内いたします。ぜひご期待ください。

【写真】
1枚目:沖縄県最東端の碑(北大東島)
2枚目:燐鉱山貯蔵庫跡(北大東島)
3枚目:南大東漁港(南大東島)
4枚目:星野洞(南大東島)

添乗員:大久保

ツアー期間:
2022年11月26日〜2022年11月29日
船名:
guntû(ガンツウ)

海の色を映し出す船体と、19の客室を持つ「せとうちの海に浮かぶ、小さな宿」ガンツウ。世界に類を見ないデザインとサービスで、米TIME誌「世界で最も素晴らしい場所100」など世界的な評価を得ています。今ツアーは、そのガンツウ乗船前に西日本を代表する紅葉の名所「小豆島の寒霞渓」やプライベートヨットチャーターでのひと時をお楽しみいただいたゆたか倶楽部オリジナルツアーです。
1日目は羽田空港から高松空港へ。航空会社の機材繰りのため出発が遅れた影響で到着も約30分遅れましたが、ゆとりを持った行程だったため、昼食は高松市内レストランにて穏やかに晴れた高松港を眺めながらゆっくりとお召し上がりいただけました。その後定期船にて土庄港(小豆島)へ向かい、西日本を代表する紅葉の名所「寒霞渓」を山頂から降りるロープウェイでお楽しみいただきました。あいにく紅葉はピークを少し過ぎていましたが、所々赤く燃えるような風景をみることができました。「二十四の瞳映画村」では往年の銀幕スター達の懐かしい写真・映像や、美しく咲き誇るコスモスを愛でながらお楽しみいただきホテルへ。ご宿泊の「ベイリゾートホテル小豆島」では、ホテル自慢のセミスイート客室にてお寛ぎいただき、せとうちの海の幸をご賞味いただきました。
2日目は「プライベートヨットチャーター」を利用し、土庄港から犬島へ。優雅さ溢れる船内ではコーヒーを飲みながらクルーとのおしゃべりも弾み、クルーズを優雅にお楽しみいただきました。寄港した犬島では現地を知り尽くすガイドの案内のもと「犬島精練所美術館」を見学。アートの世界は難しい一面もありますが、わかりやすく丁寧な説明に皆様耳を傾けていただき屋内外の展示物をじっくりご覧いただきました。特に三島由紀夫氏にインスピレーションを受けた展示物には感銘を受けられ、氏の作品を再び手に取ってみようと感じられたようです。犬島観光後、再びヨットにて岡山県牛窓港へ着岸し、倉敷の美観地区内にあるレストランにてフレンチのコース料理をお召し上がりいただきました。地元の人気レストランということもあり、多くのお客様で賑わっていましたが心のこもった料理を楽しんでいただくことができました。ご昼食後、ガンツウが待つ「ベラビスタマリーナ」へ。ガンツウ乗船にあたっては、事前に受検いただいたPCR検査に加え、乗船当日の抗原検査を受検いただくことで、お客様皆様が安心してクルーズをお楽しみいただける環境となっております。検査終了後、16時30分に2泊3日のクルーズに出港いたしました。
船内ではお寿司をはじめとするこだわり抜かれた食事や、木のぬくもりが優しい客室から美しい瀬戸内海の眺望などを上質のサービスのもとお楽しみいただきました。また、ガンツウクルーズでは航路による船外体験(今回は宮島朝さんぽなど)も実施しており、下船しての観光もお楽しみいただけます。
4日目午前にガンツウを下船後、福山を代表する老舗レストレランにてステーキと和牛寿司のコース料理をゆったりお召し上がりいただき、福山駅より新幹線にて東京駅への帰路につきました。
大小700もの島々が点在する風光明媚な瀬戸内海をめぐるガンツウの船旅は、他の客船と一味違う魅力があり、毎回ほぼ満室の人気のクルーズです。引き続き当社ではこのガンツウクルーズに観光・宿泊などの更なる魅力を加えたツアーを造成し、ご案内してまいります。
> 好評受付中! 2月・3月・4月出発コースはこちら(クルーズのゆたか俱楽部のサイトへジャンプします)
> 弊社創業者 松浦睦夫のガンツウ乗船紀はこちら(季刊誌ボン・ボヤージ掲載記事抜粋)

【写真】
1枚目:寒霞渓
2枚目:犬島精練所美術館
3枚目:プライベートヨットチャーター
4枚目:出航間もないガンツウ

添乗員:大久保

ツアー期間:
2022年11月14日〜2022年11月16日

今回は2泊3日で京都と滋賀の紅葉をお楽しみいただきました。
京都は日本で一番紅葉の名所が多いと言われていますが、その中でも人気上位のスポットである東福寺の「通天橋」、北野天満宮の「もみじ苑」をご覧いただきました。今年の紅葉は少し遅く色付き始めた頃で赤、黄、青のコントラストが美しく境内を彩っていました。しかし、ピーク前という事で混雑なくゆっくり楽しむことができました。
滋賀では「もみじの里」として知られる永源寺と紅葉の名所100選に選ばれている湖東三山(西明寺、金剛輪寺、百済寺)を巡りました。ちょうど見頃を迎え山が燃えるように赤く見事な紅葉をご覧いただきました。洗練され造りこまれた京都の大寺と力強く生き生きとした滋賀の山寺、どちらも甲乙付け難い素晴らしい紅葉でした。
宿泊は翌朝、開門と同時に東福寺に参拝できるようにと京都の中心地にある「からすま京都ホテル」に1泊、2泊目はゆったり琵琶湖の景色をご覧いただき温泉でお寛ぎいただけるように「琵琶湖ホテル」をご用意させていただきました。そして夕食も1日目は京会席、2日目は洋食のコース料理と飽きないように変化を付け、地元ならではのお料理や食材を味わっていただきました。また、ご昼食も1品1品お出しする和会席をグループ毎のテーブルでゆっくりお召し上がりいただいたり、最終日の近江牛の鉄板焼きコースはシェフが目の前で調理してくれますので、個人旅行のような気分でご参加いただけました。
紅葉を見る旅行は例え、以前訪れたことのある場所だったとしても、その年その年で色付きが異なり感じるものも異なります。何度も訪れていただきたい名所ばかりで毎年ツアーを構成しておりますので、是非来年はゆたか倶楽部で「紅葉狩り」に出かけていただければ幸いです。

【写真】
1枚目:北野天満宮 もみじ苑
2枚目:東福寺 通天橋
3枚目:湖東三山(金剛輪寺)
4枚目:永源寺

添乗員:樽本

ツアー期間:
2022年11月09日〜2022年11月14日

日本を代表する3社のフェリーと、九州~本州を結ぶスオーダナフェリーを利用し、秋の日本列島を6日間で一周いたしました。
東京駅から仙台駅まで新幹線を利用し、専用車にて仙台港へ。太平洋フェリー「いしかり」にて苫小牧へ。「フェリー・オブ・ザ・イヤー」を28年連続で受賞している同社のゆとりある船内にてクルーズをお楽しみいただきました。
2日目の11時に苫小牧入港。専用車にて白老町の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」へ。体験交流ホールでは、歌や踊りの伝統芸能を観賞し、国立アイヌ民族博物館をご見学。大きく6つに分かれた展示室は見応え充分でした。その後、千歳川に移動しサケの遡上をご覧いただき、夕暮れの札幌の羊ヶ丘展望台では、ライトアップされたクラーク博士像をご覧いただきました。夕食はサッポロビール園のジンギスカン料理をお召し上がりいただき、小樽港へ。昨年就航したばかりの新造船、新日本海フェリー「それいゆ」にて、23時30分に舞鶴へ向け出港。
3日目はゆったりと日本海を終日クルージング。午前中には同じ船会社の「はまゆう」とすれ違い、船内ではプラネタリウムや映画上映のイベントがあり、天候も良く波も穏やかで、快適なクルーズでした。21時30分舞鶴港入港し、ホテルアマービレ舞鶴に宿泊。
4日目は舞鶴から専用車にて紅葉し始めた京都市内へ。最初にもみじの名所である永観堂へ。楓に覆われた釈迦堂や回廊で結ばれている開山堂などをご覧いただきました。京料理の昼食後、皇室との関わりが深い泉涌寺(せんにゅうじ)へ。大門を抜けた先は珍しい「降り参道」をくだり仏殿と、見事な御座所の庭園を特別拝観にてご覧いただきました。京都観光後、神戸港へ。阪九フェリー「せっつ」にて20時に出港。出港後約1時間で明石海峡大橋をくぐり、瀬戸内海を西に向け航行し新門司まで1泊のクルーズをお楽しみいただきました。
5日目8時30分に新門司港に入港。屏風のように連なる岸壁の裾に、江戸時代に禅海和尚が手作業で掘り進めた青の洞門を散策し、昭和の大横綱双葉山の故郷である宇佐市の双葉山資料館「双葉の里」を見学。豊後高田市「昭和の町」では、昭和30年代当時の活気と賑わいある商店街の懐かしい雰囲気に浸りました。午後は、国東半島の富貴寺へ。宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつに数えられ、現存する九州最古の木造建築物で、国宝に指定されている阿弥陀堂を拝観と江戸情緒が残る杵築(きつき)の城下町を散策いただきました。この日は部屋から別府湾を見渡せる「ホテル&リゾーツ別府湾」に宿泊。
6日目は国東半島の竹田津港から「スオーダナフェリー」にて2時間のクルーズで山口県の徳山港へ。児玉源太郎がご祭神の児玉神社を参拝後、防府の毛利氏庭園の観光と、日本で最初に創建された天満宮の防府天満宮を参拝。新山口から新幹線にて東京へ向かい旅が終了いたしました。
通常の「フェリー日本一周」では7~8日間の日程ですが、今回は比較的短い6日間で日本一周をしましたが、各地の紅葉を巡り、充実した観光と食事はお客様からご好評をいただきました。今後も当社では春と秋の年2回程度「フェリーで巡る日本一周の旅」を設定してまいります。

【写真】
1枚目:阪九フェリー「せっつ」
2枚目:泉涌寺(せんにゅうじ) 御座所庭園
3枚目:杵築(きつき)の城下町
4枚目:毛利氏庭園

添乗員:富永

ツアー期間:
2022年10月22日〜2022年10月24日

自然豊かな国境の島と歴史息づく壱岐を、往復は航空機、2島間の移動はジェットホイルを利用して、3日間のコンパクトな日程で巡りました。

1日目は羽田発と伊丹発のお客様が福岡空港で合流し、対馬空港に到着。最初に日本三大墓所の一つ万松院へ。古くから対馬を治めていた宗家の菩提寺で、墓所の規模は全国の有名な大名と同じぐらい大きいと言われています。その後、元寇来襲を迎え撃った英霊を祀る「小茂田浜神社」、対馬独自の風景「椎根の石屋根」を巡り、対馬グランドホテルに宿泊。この夜は偶然にもNHKのブラタモリで「対馬」の放映があり、本日観光してきた椎根の石屋根などが映り、不思議な縁を感じました。
 2日目は豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)と、海彦山彦の神話で知られる産火火出見尊(ひこほほでみのみこと)をご祭神とする和多都美神社を参拝し、烏帽子岳から浅茅(アソウ)湾を展望いただきました。午後は、ジェットホイルを利用して約1時間のクルーズジングで厳原港より、壱岐の芦原港へ。最初に、壱岐の歴史を通史的に楽しく学べる「一支国(いきこく)博物館」、魏志倭人伝(ぎしわじんでん)に記された一支国の王都の遺跡「原の辻公園」を見学しビューホテル壱岐に宿泊。地元の新鮮な海産物を利用した夕食は大好評でした。
 3日目は壱岐で最も有名な観光地の猿岩、6年の歳月をかけて昭和8年に完成し、当時東洋一と言われた巨大な砲台の黒崎砲台跡。約1kmの断崖が続く左京鼻、満潮になると頭上まで波に隠れるはらほげ地蔵など、壱岐の名所を巡りました。

 3日間とも天候に恵まれ、対馬と壱岐の自然を満喫し、国境の島ならではの中国と朝鮮との繋がりと元寇の歴史を学ぶことができました。当社では対馬と壱岐のコースは今後も島旅としてご案内してまいります。

【写真】
1枚目:椎根の石屋根
2枚目:烏帽子岳展望台
3枚目:猿岩
4枚目:はらほげ地蔵

添乗員:富永

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