添乗員の声

ツアー期間:
2022年09月27日〜2022年09月30日
船名:
guntû(ガンツウ)

海の色を映し出す船体と、19の客室を持つ「せとうちの海に浮かぶ、小さな宿」ガンツウ。世界に類を見ないデザインとサービスで、米TIME誌「世界で最も素晴らしい場所100」など世界的な評価を得ています。今ツアーは、そのガンツウ乗船前に「足立美術館」や「出雲大社」、そして江戸時代からたたら製鉄で繁栄を極めた「田部家」の本宅の特別公開をご案内したゆたか倶楽部オリジナルツアーです。
1日目は羽田空港から米子空港へ。当日午後から政府による行事があったため東京都内の交通事情が心配されましたが、大きな影響はなく米子空港に到着することができました。現地はあいにくの雨模様となりましたが、老舗宿「さぎの湯荘」にて昼食をお召し上がりいただき、至近の「足立美術館」にて庭園と作品をじっくり90分鑑賞いただくことで、うまく雨を避けることができました。また、雨が上がった「出雲大社」では11月3日(旧暦10月10日)に行われる神在月にまつわる説明を聞きながら、ゆったりとお参りいただきことができました。ご宿泊の「いにしえの宿 佳雲」では、地の物をふんだんに使用した夕食にはもちろん、夜食ラーメンや色浴衣、多くの貸切風呂など、ちょっと嬉しい趣向が凝らされた空間でゆったりとお寛ぎいただきました。
2日目は今ツアーのメイン「菅谷たたら山内」と「田部家土蔵群」へ。菅谷たたら山内ではかつてたたら製鉄に従事していた人々の仕事ぶりや暮らしを、案内の方の詳しい説明を聞きながらご覧いただきました。近くにそびえる桂の木がさらに美しくなり、多くのカメラマンが集うという春にもぜひご案内したいと感じました。また、田部家土蔵群では案内の方の説明のもと、美しい白壁の町並み、そして通常非公開の田部長右衛門の本宅へご案内いたしました。貴重な写真や資料、数々の客室などは非常に見応えがあり、限られた時間ではありましたが、皆様とても興味深くご覧いただくことができました。特に、厳しい寒さが訪れる大晦日に行われる恒例行事の餅つきの作法については驚かされました。同じエリアにある「割烹すぎ原」でのご昼食後、ガンツウが待つ「ベラビスタマリーナ」へ。ガンツウ乗船にあたっては、事前に受検いただいたPCR検査に加え、乗船当日の抗原検査を受検いただくことで、お客様皆様が安心してクルーズをお楽しみいただける環境となっております。検査終了後、16時30分に2泊3日のクルーズに出港いたしました。
船内ではお寿司をはじめとするこだわり抜かれた食事や、木のぬくもりが優しい客室から美しい瀬戸内海の眺望などを上質のサービスのもとお楽しみいただきました。また、ガンツウクルーズでは航路による船外体験(今回は宮島朝さんぽなど)も実施しており、下船しての観光もお楽しみいただけます。
4日目午前にガンツウを下船後、昭和51年創業の老舗レストレラン「ステーキ懐石都春日」にてステーキと和牛寿司のコース料理をゆったりお召し上がりいただき、福山駅より新幹線にて名古屋駅・東京駅への帰路につきました。
大小700もの島々が点在する風光明媚な瀬戸内海をめぐるガンツウの船旅は、他の客船と一味違う魅力があり、毎回ほぼ満室の人気のクルーズです。引き続き当社ではこのガンツウクルーズに観光・宿泊などの更なる魅力を加えたツアーを造成し、ご案内してまいります。
> 好評受付中! 10月、11月、2月出発コースはこちら(クルーズのゆたか俱楽部のサイトへジャンプします)
> 弊社創業者 松浦睦夫のガンツウ乗船紀はこちら(季刊誌ボン・ボヤージ掲載記事抜粋)

【写真】
1枚目:足立美術館
2枚目:田部家土蔵群の町並み
3枚目:田部長右衛門本宅の一部
4枚目:桟橋に停泊中のガンツウ

添乗員:大久保

ツアー期間:
2022年09月11日〜2022年09月18日

「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」受賞の太平洋フェリー「きそ」に乗船し、名古屋から仙台・苫小牧をクルージング。北海道の4つの温泉ホテルに宿泊しながら大自然を満喫してきました。
1日目は名古屋を出港し、2日目の夕方に仙台港に寄港。3日目の午前中に苫小牧に入港する2泊3日のゆったりとしたフェリーの旅をまずはお楽しみいただきました。その後、苫小牧入港。専用車にて4泊5日の北海道の旅へ。富良野ではテレビドラマの舞台となった「風のガーデン」「ファーム富田」を観光。ラベンダーが有名なファーム富田は、この時期、金魚草、マリーゴールド、ダリアなど7月にはあまり見られない花畑を堪能しました。この日は大雪山白金観光ホテルに宿泊しました。
4日目は、白ひげの滝、白金青い池を巡り、美瑛の北西の丘展望台へ。快晴の中、美瑛の美しい景色をはじめ遠くに聳える、十勝岳、旭岳、黒岳、トムラウシ山などを望むことができました。層雲峡を観光し、ホテル網走湖荘にて宿泊。
5日目は小清水原生花園とオシンコシンの滝、そして世界自然遺産の知床へ。知床八景の一つに数えられる知床五湖では高架木道の散策をお楽しみいただきました。知床峠では、遠くに見える北方領土の国後島、間近に聳える羅臼岳をご覧いただきました。ウトロにてオホーツク海を眺めながらの海鮮丼はご好評でした。屈斜路湖を見下ろす美幌峠から遠く斜里岳や網走湖もご覧いただきました。この日は屈斜路プリンスに宿泊しました。
6日目は屈斜路湖畔の砂湯をご覧いただき、日本一透明度が高い摩周湖へ。7月30日にオープンしたばかりの「摩周湖カムイテラス」より摩周湖をご覧いただきました。阿寒湖ではチャーターしたモーターボートでチュウルイ島にあるマリモ観察センターを訪れ、日本最大の釧路湿原展望台へ。この日は十勝川温泉ホテル大平原に宿泊しました。
7日目はいよいよ北海道最後の日。ツアーでは中々訪れる機会の少ない襟裳岬へ。北海道の背骨と呼ばれる日高山脈が太平洋に沈んでいく壮大な景色が広がる襟裳岬。遠く2km沖まで岩礁が続く光景は感動的でした。最後にサラブレッドの街浦河で、「うらかわ優駿ビレッジAERU」にて競争馬の牧場を見学いただき、復路の「きそ」に乗船するため苫小牧港に移動。無事に4泊5日の北海道の旅を終了し、19時に苫小牧港を出港しました。
8日目は仙台港に入港。今ツアーは仙台出港して翌日名古屋港に入港する9日間のツアーを予定していましたが大型で勢力の強い台風14号の影響により仙台~名古屋間の欠航が決まり、仙台港で最終下船することになりました。入港した仙台はまだ台風の気配もなく、穏やかな天候でしたが、今後の台風の進路を考えると翌日の名古屋は荒天が予想され、急きょ仙台港にてツアーの終了を決定しました。タクシーと列車を利用し仙台駅へご移動していただき仙台駅から各自、新幹線にて帰宅の途へ。
旅行の途中に発生した台風の影響で、最後の名古屋まで帰ることができず、少しばかり心残りではありますが、知床や道東では快晴の中観光ができました。全体を通して好天に恵まれ、北海道の大自然をご満喫いただけたことかと存じます。好評につき来年以降も往復で太平洋フェリーを利用した北海道一周の旅を企画いたします。

【太平洋フェリー】姉妹船きそ&いしかり洋上でのすれ違い
太平洋フェリーきそ乗船時に姉妹船いしかりと洋上ですれ違う様子を当ツアー中に撮影
(ゆたか倶楽部YouTubeチャンネルへジャンプします)



【太平洋フェリー】仙台港入港動画
太平洋フェリーきその船上より仙台港への入港風景を撮影
(ゆたか倶楽部YouTubeチャンネルへジャンプします)



【写真】
1枚目:フェリーきそ
2枚目:風のガーデン
3枚目:知床峠
4枚目:襟裳岬

添乗員:富永

ツアー期間:
2022年08月16日〜2022年08月18日

今回は、ゆたか倶楽部初企画で「五山の送り火」、「貴船の川床体験」と夏の京都を満喫できるツアーとなっております。旅は京都駅から始まり、まず初めに泉涌寺を訪れました。泉涌寺は皇室との関連が深く江戸時代の後水尾天皇以降幕末までの歴代天皇・皇族の墓があり、皇室の菩提寺として御寺(みてら)とも呼ばれています。さらに皇族のご参拝時における休憩所として江戸時代に造られた御座所にも特別拝観いたしました。その後、別院の雲龍院に移動し、ご住職にご案内いただきながら参拝、お抹茶とお菓子で休憩させていただきました。強い日差しの中の参拝でしたが、庭から涼しい風が入りほっとできるひと時でした。この日は夜の行事の為、早めにホテルへ入り一度休憩をとり17時に再度、出発。夕食の「下鴨福助」にて京会席をお召し上がりいただきながら、送り火のお時間まで優雅にお待ちいただきます。そして送り火が始まる15分前に「下鴨福助」の屋上へ移動し、観賞の予定でしたが…、ニュースにもなる記録的な豪雨と稲光がやまない空を見上げて半分諦めながら部屋で待機していると19時55分に雨がパタッとやみ、急いで屋上へ上がりました。さすがに20時になっても火は灯らず…、まだかまだかと不安げに待っていると誰かの「うしろ!」と叫ぶ声に振り返ると「左大文字」に火がともりました。そうです本来送り火は東から西の順に「大文字」から始まり「妙法」、「船形」、「左大文字」、「鳥居」の順に5分おきに火が灯ります。送り火とは、盆を締めくくる伝統行事で、迎え火によって現世に迎えたお精霊さん(祖霊)を再び浄土(死後の世界)に送るという意味があります。この混乱は、豪雨の影響の大きさがうかがえましたが、屋上はゆたか俱楽部のお客様の貸切りでしたので、好きな位置に移動しながら自由にご覧いただけましたので、大変好評でした。 
 2日目は残念ながら、前日の大雨が引きずられ貴船の川床はお楽しみいただけませんでした。川岸に高床式の床を構える鴨川の「納涼床」とはまた異なり、貴船川床は手を伸ばせば届きそうなほど水面が近く、貴船川の清流を感じる事ができるのが特徴ですので、ご体験いただけないことが本当に残念で心苦しく思います。昼食後は大雨の京都から滋賀へ抜ければ一転、雨はやみ水上の美術館ともいわれる「佐川美術館」を見学。たっぷりお時間をお取りしておりましたが、予期せぬピカソ展がおこなわれており、「1日あっても足りない」と言われている方もいらっしゃいました。
 3日目は琵琶湖に浮かぶ竹生島へ片道30分のクルーズ。竹生島は日本三弁財天の一つに数えられる宝厳寺や都久夫須麻神社があり西国三十三所観音霊場の第三十番札所でもあります。約165段の急な石段も頑張って上り、皆様そろって参拝できました。この旅、最後の食事は本格的な鉄板焼きで「近江牛の焼きしゃぶランチ」は頑張った自分へのご褒美としてお召し上がりいただきました。
 天候に翻弄されながら旅を進めなければなりませんでしたが、強く思い出に残った旅であったのではないでしょうか。これから京都の「五山の送り火」をテレビなどで見られる時に今年の旅を思い出していただけたのならばうれしく思います。
 今回ご参加のお客様には大変好評いただきましたので、来年もこの企画をさらに充実させて募集できればと考えております。ご興味がある方は是非、お問い合わせください。

【写真】
1枚目:大文字(イメージ)
2枚目:泉涌寺
3枚目:佐川美術館
4枚目:竹生島(桟橋)

添乗員:樽本

トカラ七島クルーズ

ツアー期間:
2022年07月22日〜2022年07月25日

屋久島と奄美大島の間、約160kmに渡る区間に7つの有人島が飛び石状に浮かぶトカラ列島。交通手段は週に2便の定期運航フェリーのみ。全島上陸するには通常最低2週間かかるところ、7島巡り特別便を利用し、7島全島を3日間で巡りました。 

羽田と伊丹それぞれにご集合いただき、鹿児島空港で合流後、専用車にて昼食場所の世界遺産・仙厳園へ。対岸には噴煙を上げる桜島を御覧いただけましたが、2日後に警戒レベル5の噴火が起きるとは、この時は知る由もありませんでした。
その後、鹿児島市内観光と夕食・入浴を終え、フェリーとしま2(1,953トン)に乗船し、23時に鹿児島港を出港。2018年就航の船内は清潔感があり、小さいながら快適なクルーズをすることができました。

2日目にトカラ列島最北端の口之島(くちのしま)に早朝5時入港。日の出前の観光となりましたが、早朝の心地よい空気の中、北緯30度のモニュメントをご覧いただき、最北端のセリ岬からは日の出を見ることができました。フリイ岳展望台では往復30分の散策後、船に帰船。すぐに出港し船内で朝食となりました。2島目はトカラ列島最高峰の御岳(標高979m)が聳える中之島(なかのしま)。小型で在来種のトカラウマが放牧されているトカラ牧場と、トカラ列島の歴史と文化と生活がわかる歴史民俗資料館を見学。トカラ列島の観光は、各島に観光バスはないため、鹿児島港からジャンボタクシーを載せ、各島の観光を行いました。3島目は活火山を有し島の全景が特徴的な諏訪之瀬島(すわのせじま)。来年から鹿児島から小型セスナの定期便が就航する諏訪瀬島空港の滑走路を観光し、八幡神社を参拝。帰船後にご昼食。船内での食事は地元の島で作られた、家庭的な味付けのお弁当で毎回おいしくいただきました。4島目の平島では大浦展望台と千年カジュマルを観光。樹齢1000年を超える日本で最高樹齢のガジュマルは、樹高が高く生命力の力強さを感じました。5島目は悪石島(あくせきじま)。対馬丸慰霊碑やお盆行事に利用されるボゼ(お盆行事で村人の穢れを払ってくれる神様)が展示してあるユネスコ登録記念館を巡り、湯泊温泉にてご入浴。コミュニティセンターでの夕食後、港に停泊のフェリーに20時30分に帰船。早朝5時から5島を巡る内容の濃い充実した一日が終わりました。本日は悪石島に停泊です。

3日目は7時悪石島を出港し6島目の小宝島(こだからじま)へ。サンゴ岩でできた赤立神海水浴場や、海辺にある湯泊温泉の露天風呂などをご覧いただきました。トカラ列島では一番人口が少なく約50名の素朴な島でした。最後の7島目はトカラ列島最南端に位置し隆起サンゴ礁でできた宝島。港の前の巨大壁画が目を引きました。観音堂と大鍾乳洞をご覧いただき、島の中心にあるコミュニティセンターの売店ではお土産などのショッピングをお楽しみいただき帰船。7島全島の観光を無事終了し、奄美大島の名瀬に向け出港しました。名瀬下船後は、ホテルビッグマリン奄美に1泊。最後の夜は吟亭にて島料理と島唄の生演奏をお楽しみいただきました。4日目は大島紬村、奄美パークなど奄美大島北部観光をし、奄美大島空港から、羽田と伊丹へそれぞれに帰路につきました。

日本最後の秘境と言われるトカラ列島。定期船のスケジュール上、なかなか訪れることができず、あまり知られた場所ではありませんが、バラエティに富んだ自然と歴史、火山島特有の独特な景観などを楽しむことができました。今回は幸運にも天候に恵まれ、船揺れもなく7島巡りを終えることができました。新型コロナウイルスの影響で3年振りの実施となりましたが、今後も皆様にトカラ列島をご案内してまいります。次回8月26日発の同ツアーはおかげさまでキャンセル待ちとなっております。

【写真】
1枚目:フェリーとしま2
2枚目:トカラ牧場(中之島)
3枚目:千年ガジュマル(平島)
4枚目:岸壁に佇む巨大壁画(宝島)

添乗員:富永

ツアー期間:
2022年07月03日〜2022年07月11日

今回のご旅行は、「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」フェリー部門で1位になった太平洋フェリー「いしかり」にご乗船いただき、名古屋港から北海道苫小牧港へ約1330キロ2泊3日のクルーズをお楽しみいただきました。船室は特等と一等をご用意させていただきましたので、ホテルのお部屋と変わらない広さと設備でゆったりお寛ぎいただけた事と思います。残念ながら、新型コロナウイルスの影響によりラウンジでのショーは休止となっていましたが、本来であれば客船並みの本格的なステージを備えるシアターラウンジでの様々なアーティストによる華やかなショーも楽しみのひとつでした。コロナが終息し再開される日が待ち遠しいです。
苫小牧港下船後は、ベストシーズンの富良野・美瑛へ。ファーム富田ではラベンダーが正に見頃を迎え、パッチワークのように彩られた畑がとても美しかったです。風のガーデンに着いた頃は、あいにくの雨でしたが、数百種類のハーブが咲き誇り、まるで絵本の中のようでした。倉本聰のテレビドラマ「風のガーデン」をご覧になられた方にはひときわ感動が大きかったようです。翌日は、iPhoneの壁紙に採用されたことから人気になった美瑛の人気スポット「青い池」や美瑛の丘めぐりを楽しみ層雲峡へ。「銀河の滝・流星の滝」の遊歩道を歩きながら層雲峡の柱状節理の断崖絶壁をご覧いただき、この日は網走湖畔の宿に泊まりました。
5日目、旅の折り返し地点でもある知床観光は、オシンコシンの滝、知床五湖、知床峠にご案内いたしました。天候にも恵まれ爽やかな気候の中、五湖を散策する事ができました。4日目は北海道を代表する湖「屈斜路湖、摩周湖、阿寒湖」をめぐります。特に阿寒湖ではモーターボートを貸切り、遊覧しました。湖の中に佇むチュウルイ島にある「マリモ展示観察センター」にも立ち寄りました。最後に釧路湿原を散策し十勝川温泉へ。日本では珍しい"モールの湯"が湧出しており、たっぷり散策して疲れた体も一気に癒やしてくれます。北海道最終日は襟裳岬へ。風速10m/sの風が吹く日が年間260日を超える、わが国有数の強風地域で有名ですが、この日も例にもれず真っすぐ歩く事ができないくらいの風が吹いていました。午後からは浦川の優駿ビレッジにてサラブレッドを間近にご覧いただき、一路、フェリーが待つ苫小牧港へ。
復路も2泊3日のクルーズをお楽しみいただきながらのんびりと帰路につきました。また、往路では周りに船が多く、中止になってしまった姉妹船「きそ」とのすれ違いのイベントも仙台港を出て少し航行した相馬沖でおこなわれました。大海原でお互いに汽笛を鳴らし、乗客同士が手を振り合います。楽しみにされていた方も多かったので最後に体験いただいて本当に良かったです。
このツアーは同じ内容で9月11日出発がございます。本州は残暑厳しくまだまだ夏の勢いを感じる時期ですが、北海道では紅葉が始まり、月末には大雪山に雪が降りはじめ一瞬で秋が終わります。この刹那の美しい北海道へフェリーを利用してゆったり船旅を楽しんでみませんか。
> 好評受付中! 9月11日出発コースの詳細はこちら(クルーズのゆたか俱楽部のサイトへジャンプします)

【写真】
1枚目:ファーム富田のラベンダー畑
2枚目:青い池
3枚目:オシンコシンの滝
4枚目:太平洋フェリー姉妹船とのすれ違い

添乗員:樽本

ツアー期間:
2022年06月24日〜2022年06月27日

2020年に就航したばかりの東海汽船のスーパーエコシップ「さるびあ丸」にて、神津島・式根島・新島の秘湯をめぐりました。出発日の竹芝ターミナルは金曜の夜ということもあって賑わい、船内でもコロナ前のような活気が見られました。なお乗船前には強い風が吹いていましたが、大きな揺れはなく船は進み、翌朝に大島・利島・式根島を経て10時に神津島へ入港いたしました。

神様が集まる島と称される神津島では、ガイドの中村さんとともに物忌奈命(ものいみなのみこと)神社や郷土資料館など徒歩での散策へ。特に郷土資料館では、徳川家康から反感を買い流刑されたおたあジュリアの知られざる功績に皆様興味を示されました。洋食のコース料理をお召し上がりいただき、午後から旅の目的のひとつ「温泉保養センター」にて、雄大な大海原を眺めながらの露天風呂にてお寛ぎいただきました。この日宿泊のホテル神津館では名物金目鯛の煮付けをはじめ、島の味をご堪能いただきました。

3日目は再びさるびあ丸に乗り、式根島へ。民宿清水屋の河合さんの案内のもと、松の木々が旅情を誘う露天風呂「松が下雅湯」へ。気温が上昇する中で陽を遮るものがなく危険なため、残念ながら入浴は控え島内にある屋内温泉施設「憩の家」にて汗を流していただきました。入浴後、民宿清水屋にてさざえのつぼ焼きや新鮮なお刺身など海の幸をお召し上がりいただき、島唯一の寺「東要寺」にて住職(兼サーファー)より寺の歴史などをご案内いただきました。拝観後、新島・神津島・三宅島・御蔵島を眺望する絶景スポット「ぐんじ山展望台」や昭和13年に来島した際に詠んだ唄が刻まれた与謝野晶子碑へご案内し、村営船にしきにて新島へ。新島到着後、日が暮れはじめ日差しも和らいだ中で島のシンボル「湯の浜露天温泉」でのご入浴をお楽しみいただき、本日ご宿泊の民宿植林へ。民宿ならではの家庭的な料理をお召し上がりいただきました。

最終日4日目は新島半日観光へ。新島を知り尽くすガイドの植松さんの案内のもと、サーフィン世界大会が開催される羽伏浦海岸や眺望素晴らしい石山展望台などの定番スポットをはじめ、少人数だからこそご覧いただけるボルタック展望所からの「白ママ断層」などの隠れスポットをご覧いただき、青い海と白い砂浜の美しいコントラストとともに新島滞在をご堪能いただきました。新島から竹芝ターミナルへのお帰りもさるびあ丸を利用いただきましたが、行きの約1/3ほどの乗船客だったため、ゆったりとお寛ぎいただけたことと存じます。19時に竹芝ターミナルに到着し、解散となりました。
クルーズのゆたか倶楽部では今回のさるびあ丸などの貨客船や最新鋭フェリーを利用したツアーを今後も設定してまいります。クルーズ客船とは異なる船旅にもご期待ください。

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【写真】
1枚目:神津島に停泊中のさるびあ丸
2枚目:物忌奈命神社(神津島)
3枚目:松が下雅湯(式根島)
4枚目:石山展望台のモヤイ像(新島)

添乗員/大久保

ツアー期間:
2022年06月20日〜2022年06月23日

2020年に就航した最新鋭の阪九フェリー「やまと」のデラックスまたはスイートを利用し、神戸港から新門司港へゆったりクルーズ。18時30分の出港後、1時間ほどで夕暮れに染まる明石海峡大橋を通過。更に瀬戸大橋(22時45分頃)、来島海峡大橋(1時5分頃)と、夜遅い時間となりますが瀬戸内海3大大橋を全て通過。瀬戸内海航路は、揺れも殆どなく、船酔いが心配な方にもお勧めの航路です。

2日目の7時に新門司港に入港後、門司港レトロ地区のプレミアムホテル門司港にてビュッフェの朝食。あいにくの雨で朝食後に門司港レトロ地区の散策はできませんでしたが、食事後、中津へ移動。数千体の石仏がある羅漢寺は、大雨のため残念ながら本日は閉門を決定し拝観できず、急遽、福沢諭吉旧宅と記念館に変更。福澤諭吉の生涯や功績を紹介する記念館と実際の暮らした旧居を見学しました。その後、屏風のように連なる岸壁の裾に、僧が手作業で掘り進めた青の洞門と、歩行用のつり橋として日本一の高さの九重夢大吊橋を観光し、緑ゆたかな山々に囲まれ、三十軒の旅館が集まる黒川温泉へ。宿泊は源泉100%かけ流し「湯峡の響き 優彩」に2連泊。15時にチェックイン後、お客様は、黒川温泉の旅館 27ヵ所の露天風呂の中から、3ヵ所の温泉を選んでご入浴いただける入湯手形を利用して、湯めぐりを楽しまれました。

3日目はゆったり11時に出発。阿蘇神社、大観峰、下城の大イチョウの観光に出発。雨は止みましたが標高が高いためガスで見通しが悪く、大観峰からの雄大な景色は御覧いただけませんでしたが、エルパティオ牧場でのステーキの昼食と阿蘇周辺のコンパクトな観光を楽しみ15時に優彩へ戻りました。この日も残りの入湯手形を利用して皆様は湯めぐりをお楽しみいただきました。

4日目もゆったり10時出発。国の名勝天然記念物の高千穂峡へ。峡谷の高さは平均80m、高いところで100mの断崖やV字渓谷を散策。高千穂三段橋や日本の滝百選の真名井の滝などを巡り、神楽宿にて郷土料理の昼食をお召し上がりいただきました。最後に天岩戸神社を参拝。御神体の天岩戸の洞窟は、西本宮から谷を挟んで反対の壁の中腹にあります。神職には、西本宮拝殿の裏側から天岩戸を望みながらご説明をいただきました。復路は航空機にて、宮崎空港より羽田へと帰着しました。

往路は最新鋭のフェリーを利用し、黒川温泉に2連泊。この時期の黒川温泉は標高が700mのため、涼しく過ごしやすく、行程もゆったり。温泉好きの方には入湯手形の利用でき、温泉好きのお客様に特にお勧めのツアーです。今後も黒川温泉連泊のツアーを設定していきます。

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【写真】
1枚目:やまと船上から見た「夕暮れに染まる明石海峡大橋」
2枚目:フェリーやまと外観
3枚目:青の洞門
4枚目:高千穂峡

添乗員:富永

ツアー期間:
2022年06月18日〜2022年06月22日
船名:
guntû(ガンツウ)

今ツアーは高松空港より四国に入り、丸亀港からチャーター船にて瀬戸内の島めぐりを楽しみました。まずは塩飽諸島の一つ本島へ。その昔、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら時の権力者に認められ、全国にその名を馳せた塩飽水軍の本拠地として栄え、中でも笠原地区の町並みは今でも当時の姿を残し、風情ある佇まいと瀬戸大橋を目の前に眺める近代的な風景が共存する島として人気があります。
次に訪れた真鍋島は、のどかな漁村の風情を残す島として岡山県が「ふるさと村」に指定しており、「瀬戸内少年野球団」や現在公開中の映画「ラジエーションハウス」など、数多くの映画のロケ地としても有名です。今回は定期船ではなく、小型船をチャーターして島をめぐりましたので、のんびり観光をすることができました。丸亀港に戻り、宿泊先のこんぴら温泉へ。琴平グランドホテル桜の抄は金毘羅宮の参道の途中にある好立地なホテルで、令和2年春季にリニューアルオープンした「別邸 初音」の露天風呂付和洋室にお泊りいただきました。
翌日は、樹齢1200年の大楠の樹体内に彫られた「生木地蔵尊」を見学。木の成長と共に当時より10センチも成長している、正に生きているお地蔵様です。ツアーでは中々、立ち寄らない名所でもあり、お客様はとても珍しいと興味深くご住職の話に耳を傾けておられました。その後、倉敷へ移動し美観地区の自由散策を楽しみました。梅雨時期とは思えないほどの快晴の中、涼しげな柳と白壁の美しい街並みはお買い物や食べ歩きと大勢の観光客で賑わっておりました。
そして今回の旅の一番の目的地、尾道市のベラビスタマリーナへ。いよいよ「ガンツウ」にご乗船。航路は、尾道を起点に「瀬戸内海」の由来といわれる本州と四国の陸が接近し海が狭くなっている「狭門(瀬戸)」を通り抜けながら、宮島沖へと向かいます。2日目は松山市方面まで南下し、忽那諸島を抜けていきます。島の信仰や歴史に触れつつ、「瀬戸」を実感できる多島美をご覧いただける航路となっています。2泊3日の充実したクルーズをお楽しみいただきました。福山駅より新幹線グリーン車にてゆったりと帰路につきました。

この「ガンツウ」クルーズを利用したツアーは弊社でも人気のシリーズとなり、お陰様でこの度13回目を迎える事ができました。大小700もの島々が点在する風光明媚な瀬戸内海を巡るガンツウの船旅は、船上からご覧いただく美しい景色、木をふんだんに利用された独特な船内の雰囲気とサービス。他の客船と一味違うガンツウの船旅は、毎回ほぼ満室の人気のクルーズです。当社では今後も皆様に自信を持ってガンツウの船旅をお勧めいたします。

【写真】
1枚目:チャーター船(島めぐり)
2枚目:本島 笠島地区
3枚目:倉敷美観地区
4枚目:瀬戸大橋付近に停泊するカンツウ

添乗員:樽本

ツアー期間:
2022年05月10日〜2022年05月13日
船名:
guntû(ガンツウ)

今ツアーは松山空港より四国愛媛に入り、しまなみ海道を通り映画の街 尾道を訪れます。そして2日目に「ガンツウ」にて2泊3日のクルーズをお楽しみいただいた後、下船後は汐待の港 鞆の浦を観光し、復路は新幹線にてお戻りいただくコースです。

残念ながら、今回の旅のメインでもある東洋のマチュピチュといわれる別子銅山の東平エリアには落石による通行止めの為、行くことができませんでしたが、観光坑道や観光列車があるマイントピア別子では30,000本のシャクヤクが見頃を迎えており、お客様の目を楽しませてくれました。また、生口島にある平山郁夫美術館では故平山郁夫氏の実弟である館長にご案内いただき、絵画の説明はもちろん家族ならではの貴重なエピソードをお伺いしながら鑑賞することができました。尾道ではロープウェイで千光寺公園まで登り、日本遺産に認定された箱庭のような尾道の街並みをご覧いただきました。

そしていよいよ、尾道市のベラビスタマリーナより「ガンツウ」にご乗船です。西は愛媛県の大三島、東は香川県の塩飽諸島まで、尾道を中心に西と東の瀬戸内海の自然が織りなす絶景を同時に楽しめる航路です。2日目は、芸予諸島のひとつである関前諸島、夕景で有名な父母ヶ浜、昔からの離島の暮らしが根付いている笠岡諸島などを訪れます。また、船内での食事は瀬戸内沿岸地域の旬の食材を中心に一流料理人が丹念にお作りしており、大変好評をいただいております。最終日4日目ガンツウ下船後は、風待ち汐待ちの港 鞆の浦へ。情緒あふれる港町を散策いただき、帰路へとつきました。

この「ガンツウ」クルーズを利用したツアーは弊社でも人気のシリーズとなり、お陰様でこの度12回目を迎える事ができました。大小700もの島々が点在する風光明媚な瀬戸内海を巡るガンツウの船旅は、船上からご覧いただく美しい景色、木をふんだんに利用された独特な船内の雰囲気とサービス。他の客船と一味違うガンツウの船旅は、毎回ほぼ満室の人気のクルーズです。当社では今後も皆様に自信を持ってガンツウの船旅をお勧めいたします。

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【写真】
1枚目:ガンツウ(ベラビスタマリーナ)
2枚目:別子銅山 端出場第四通洞
3枚目:マイントピア別子 観光列車
4枚目:鞆の浦 港と常夜灯

添乗員:樽本

ツアー期間:
2022年04月22日〜2022年04月26日

太平洋フェリーを利用して、名古屋から北海道、そして津軽海峡フェリーとむつ湾フェリーを乗継ぎ、函館の五稜郭と弘前のさくらを巡りました。

名古屋からフェリー・オブ・ザ・イヤーを28年連続受賞している太平洋フェリーの「いしかり(15,762トン)」でゆったり2泊3日のクルーズを満喫し苫小牧港へ。下船後、専用車にて長万部でカニ飯と毛ガニの昼食とり、函館の五稜郭へ。五稜郭では幸運にも満開のソメイヨシノが咲き誇り、五稜郭タワーの展望台からもピンク色に染まる五稜郭を一望することができました。この日は「函館国際ホテル」に宿泊。ホテルから徒歩5分の位置に函館朝市があり好立地のホテルでした。

4日目は、函館港から津軽海峡フェリーの大函丸(だいかんまる 1,912トン)に乗船。約90分のクルーズで下北半島の大間へ。入港後、本州最北端に位置する大間崎へ。ここで有名なのはマグロのモニュメント。大間の漁師に一本釣りされた440kgのマグロがモデルになっています。大間では本場の鮪丼をお召し上がりいただきました。昼食後は、白緑色の奇岩が約2kmにわたり連なる仏ヶ浦上陸遊覧。日本の秘境百選にも選ばれる絶景スポットで、長年の風雨と波により削られてできた巨岩群は極楽浄土を思わせる神秘的な場所でした。その後、下北半島の脇野沢港から津軽半島の蟹田を60分で結ぶむつ湾フェリーの「かもしか(611トン)」に乗船。4月下旬から6月にかけて、むつ湾を遊泳する野生のイルカの群れに出会う確率が高い時期でしたが、幸運にもフェリーと並走するイルカや、海面を飛び跳ねたりする姿を見る事ができ、お客様も大喜びでした。蟹田下船後は、お泊りになる「竜飛ホテル」へ。

5日目は津軽半島最北端竜飛崎へ。霧のため数m先しか見えない状況の中、龍飛崎灯台や津軽海峡冬景色の歌碑、国道でありながら行者しか通れないという風変わりな階段国道を観光後、五所川原市へ移動し立佞武多の館、そして弘前さくらまつりを訪れました。残念ながらソメイヨシノは満開を過ぎ、既に散っていました。しかし、シダレザクラは丁度見頃を迎え、天守閣と桜見学をお楽しみいただきました。青森空港から、羽田と伊丹へそれぞれに帰路につきました。

当社では太平洋フェリーを利用したオリジナルツアーを年に数回設定しています。名古屋から苫小牧までは2泊3日とゆったりとクルーズができ、2日目の14時頃には洋上で太平洋フェリーの別のフェリーとのすれ違い、仙台港では約2時間ほど下船し港州周辺をご覧いただくこともできます。是非、船内もゆったりしている太平洋フェリーのツアーをお勧めいたします。

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【写真】
1枚目:太平洋フェリー「いしかり」
2枚目:五稜郭(五稜郭タワー展望台より)
3枚目:本州最北端 大間崎
4枚目:弘前城

添乗員:富永

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