添乗員の声

ツアー期間:
2025年08月22日〜2025年08月24日
船名:
にっぽん丸

 今回のご旅行は、昭和45年の大阪万博以来55年ぶりに開催されている「大阪・関西万博」の見学と商船三井客船の「にっぽん丸」に神戸~横浜まで23時間ゆったり滞在できるワンナイトクルーズのゆたか俱楽部オリジナルツアーへご案内させていただきました。
 東京駅にご集合いただき、新幹線「のぞみ号」にて新大阪まで2時間30分のご移動で、車中にて「松花堂弁当」をご賞味いただき、新大阪駅からは専用車にて万博会場へご案内。新大阪駅を出発すると、ほどなく近い場所に建設された専用道路「淀川左岸線」を利用して30分もかからずにスムーズに会場へ到着できました。この専用道路は、万博が終了後には、淀川左岸の地下道専用道路に生まれ変わる予定だそうです。
 万博会場へ西ゲートに到着すると、手荷物検査を受けて、予めスマートフォンに登録しておいた入場チケットのQRコード(印刷されたものでもOK)を、専用端末機にかざして入場です。お昼の時間帯であったためか、待ち時間なく入場ができました。
 入場して会場内を見渡すとたくさんの人で賑わっており、この日の気温は37℃と猛暑の中、ご参加者の皆様はおのおの各国のパビリオンや「いのちの輝き」を表現したシグネチャー・パビリオン、1周約2Kmの世界最大の木造建築物でギネスにも認定されている「大屋根リング」の散策など、6時間の滞在をお楽しみいただきました。
 万博見学後は、阪神尼崎駅までシャトル・バスをご利用いただき、専用バスへ乗り継いで「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」へご移動して明日の「にっぽん丸」のご乗船に備えてゆっくりお休みいただきました。ホテルと神戸港中突堤ターミナルはエレベーターで直結しているのでとても便利なホテルです。
 翌朝ゆっくり朝食をお取りいただき、荷支度を整えホテル3階ロビーにご集合いただきエレベーターで2階に移動して、そのまま「にっぽん丸」にご乗船いただき、定刻の10時に横浜へ向けて出港、23時間のゆったりワンナイトクルーズをお楽しみいただきました。

【写真】
1枚目:「ミャクミャク」モニュメント
2枚目:大屋根リング柱
3枚目:噴水広場モニュメント
4枚目:中突堤停泊中のにっぽん丸

添乗員/細谷

ツアー期間:
2025年08月16日〜2025年08月18日

京都夏の風物詩のひとつ「五山の送り火」と、古くから皇室との関わりが深い「長良川鵜飼」をご覧いただくツアー。2024年、2023年は交通事情や天候の影響で催行中止となってしまいましたが、今回は無事にツアーを終えることができました。

1日目は東京駅より新幹線にて京都駅へ。京都駅集合のお客様と合流し、市内観光へ。金閣寺では年に2回(節分と送り火)にしか公開されない「秘仏石不動明王御開帳」と、足利義満が舎利殿として建立した「金閣」を含めて参拝、下鴨神社では見事な朱塗りの鳥居と本殿を参拝いただきました。観光を終えて、ご宿泊の「からすま京都ホテル」にて少し休憩の後、料亭「下鴨福助」へ。真心のこもったお料理とお酒で話が弾んだあとは場所を移し、屋上から「五山の送り火(「大文字」「妙法」「舟形」「左大文字」)の4つをご覧いただきました。心配された雨もやみ、お盆の終わりを告げる京都の風物詩を体感いただくことができました。

2日目は真言宗智山派の総本山「智積院」へ。午前中の比較的涼しく人が少ない時間帯に、手入れの行き届いた庭園と、長谷川等伯一門の障壁画が見どころの宝物館をゆったりご覧いただきました。その後、滋賀県守山市へ移動し「OKAKI守山店」にて近江牛ランチをご賞味のあと、佐川急便創業40周年の記念事業として1998年にオープンした「佐川美術館」へ。特別展「ベルナール・ビュフェ展」では、彼の独創的で攻撃的な作風に目を奪われる時間を過ごしたあとご宿泊の「岐阜グランドホテル」へ。「長良川鵜飼」の時間の関係で早めの夕食を済ませ、鵜飼観覧船乗り場へ。船頭さん誘導で鵜飼観覧スポットまで移動したあと19時30分、4発の花火を合図に鵜匠を乗せた船が上流から下ってきて鵜飼がスタート。観覧時は風が良く通り暑さが和らぎ、鵜匠たちの見事な技と凛とした所作をじっくりご覧いただくことができました。なお、今回乗船の「秋雲」は、天皇陛下が御越しになられた際に御乗船の船とのことで、どうりで他の船とは雰囲気が異なった ように感じました。

3日目は長良川を一望するホテルレストランにて朝食を済ませ、明治村へ。広大な村内では村内周遊バスを利用しながら明治建築の数々をご覧いただきました。その後、当ツアーで最もお客様の印象が良かった場所「aozola kitchen」にて美味しい洋食ランチを。シェフの人柄とお店の雰囲気がお客様にマッチしたようで、素敵な時間をお過ごしいただけました。食後、日本大正村を見学いただいたあと渋滞を回避しながら名古屋駅に到着、帰路につきました。

当社では今後も改良を加えながら当企画をご案内してまいります。


【写真】
1枚目:金閣寺
2枚目:五山の送り火のひとつ「大文字」
3枚目:長良川鵜飼
4枚目:レストラン「aozola kitchen」

添乗員/大久保

ツアー期間:
2025年08月09日〜2025年08月12日

東京(有明)から「オーシャン東九フェリー」を利用し徳島へ。四国の名所を巡り、進水式をご覧いただく当社の人気ツアーです。

1日目は東京港フェリーターミナル(有明)から「しまんと(12,636トン)」にて19:00出港。すぐに東京ゲートブリッジをくぐり、展望デッキでは気持ちよい夜風に吹かれ、東京湾の景色や羽田空港に着陸する飛行機を見上げながら徳島へ。

2日目は雨が降る徳島港に13:20入港。下船後、専用車にて西条市へ。新幹線の生みの親、十河(そごう)信二の功績を称える資料館や0系新幹線が展示されている「鉄道歴史パーク in SAIJO」を見学。本日は今治の「今治国際ホテル」に宿泊。22階建て、高さ101mのホテルは愛媛県内で最も高い建築物です。今ツアーでは2連泊します。

3日目は大洲市の「臥龍山荘」へ。ホテル出発時点で大雨のため高速道路(松山~大洲~宇和島)が通行止めになっていましたが、松山まで進むと通行止めが解除されていたのにはホッとしました。国指定重要文化財で数奇屋造りの傑作「臥龍山荘」に予定通り到着し、「臥龍院」と「不老庵」をご覧いただきました。午後は松山に移動し、ロープウェイを利用して「松山城」または「道後温泉本館」にて入浴をお楽しみいただきました。本日も「今治国際ホテル」に宿泊。夕食後には雨もやみ、多くの参加者が近くの「今治城」への散策を楽しまれました。

4日目は今ツアーのハイライトである進水見学。伯方島の「しまなみ造船」に到着すると約25,450トンのばら積み船「NORSE HOKKAIDO」が進水の準備を待っていました。ツアー出発前に残念ながら進水式のセレモニーが行なわれないことが決まりました。セレモニーはありませんでしたが9:30に船の進水が行われ、巨大な船体がサイレンの音とともに船台を滑り降り、あっという間に海に進水していきました。しばし進水の余韻に浸ったあと、大島へ移動。建築家・隈研吾氏の設計・建築デザインの「亀老山展望公園」から、しまなみ海道で最も美しい眺望を眺め、来島海峡大橋や、遠くに今治の街並みをご覧いただきました。午後はかつて松山の玄関口として大きく栄えた三津浜へ。当時の豪商や文化人に所縁のある古民家が立ち並ぶ町を散策し、三津と港山間80mを結ぶ渡船「三津の渡し」にも乗船。梅津寺(ばいしんじ)では日露戦争で活躍した松山市出身の軍人秋山好古・真之兄弟の銅像をご覧いただき、松山空港から飛行機にて帰途につきました。

今ツアーではオーシャン東九フェリーと進水見学を組み合わせ、四国の名所を巡りました。今後も四国やその周辺の名所と「進水式」を組み合わせたツアーを皆様にご案内してまいります。
【写真】
1枚目:フェリー「しまんと」
2枚目:鉄道歴史パーク in SAIJO
3枚目:進水見学 「NORSE HOKKAIDO」
4枚目:亀老山展望公園

富永

ツアー期間:
2025年06月30日〜2025年07月25日

ユニワールド社のラグジュアリー船「リバーダッチェス号」にて、ヨーロッパ大陸を横断する26日間の旅に同行いたしました。
バルカン半島にあるルーマニアのジョルジュウより北海の内陸港アムステルダムまでをつなぐドナウ河、マイン河、ライン河を航行し、ルーマニア、ブルガリア、セルビア、クロアチア、ハンガリー、オーストリア、ドイツ、オランダの8か国を訪れました。今回は欧州で猛暑が続いたためドナウ川の水位が低下し一部の区間が渇水のため航行不可となりましたが、同型・同規模のリバープリンセスへ乗り換えアムステルダム(オランダ)まで無事に船旅を続けることができました。

今回の旅はルーマニアの首都ブカレストから始まりました。旧共産党本部のある革命広場や国民の館などを観光し、ルーマニア南部のジュルジュウよりリバーダッチェス号へ乗船しました。次の寄港地ブルガリアでは、大相撲で活躍した「琴欧州」の出身地でもあるヴェリコタルノヴォや内陸地にあるベログラドチック奇岩群まで足を延ばしました。道中にあったひまわり畑はどこも満開で一面に広がる夏の風景を楽しむことができました。
ドナウ河クルーズのハイライト、鉄門峡谷(ルーマニア・セルビア)は船上デッキにて2段式閘門の鉄門ゲート、巨大なダキア王の石像やなどをご覧いただきました。
セルビアではゴルバツ要塞や首都のベオグラード、クロアチアではヴコヴァルの町やエルツ宮殿博物館などを訪ねました。旅の前半のバルカン半島では晴天が続き最高気温30度以上の夏の天候となりました。
クルーズ中盤、欧州で猛暑が続き雨不足のためドナウ川の水位低下し、航行する予定であった一部の区間が航行不可となってしましました。ハンガリーの首都ブダペスト到着後、リバーダッチェスを下船。ブダペスト、ウィーンでは市内の5つ星ホテルへ1泊ずつ滞在し、手配された観光バスにて移動・観光となりました。一部観光地の滞在時間の短縮や変更などもありましたが、ゆたか倶楽部専用車での観光や船会社より新たな観光ツアーの設定もあり観光を続けることができました。
レーゲンスブルク(ドイツ)手前のシュトラウビンに停泊中のユニワールド社の「リバープリンセス号」へ乗船し、後半の旅が始まりました。ヴァッハウ渓谷とメルク修道院は観光できませんでしたが、チェコとの国境に近いバイエルンの森(ガラス工房の村)を訪ねました。ガイドブックなどには載っていない、のんびりと過ごせる素朴で牧歌的な村でした。
パッサウ、レーゲンスブルクでは現地在住の日本人ガイドと街歩きをお楽しみいただき、レーゲンスブルク出港後は、ドナウ川との交差点ケールハイムよりニュルンベルク、バンベルクまで続くマイン=ドナウ運河へ入りました。1992年に完成した全長171kmのこの人工運河には通航用の16基の閘門が設けられており、船でヨーロッパ大陸を旅していることを実感します。海抜408mにある分水嶺を通過し、バンベルクからマイン河へ入りました。
マイン河へ入ってからは、ヴュルツブルグの世界遺産大司教宮殿やローテンブルク、ヴェルトハイム、フランクフルトなどへ寄港し観光。マイン河沿いも見所が多く、船上からの景色は日々移り変わり退屈と感じることはありませんでした。
マインツよりライン河へ入り、白ワインで有名なブドウの産地リューデスハイムへ寄港しました。その後世界遺産登録のライン渓谷中流上部を航行し、船上デッキにて一面に広がるぶどう畑や古城・要塞など360度のパノラマ風景をご堪能いただきました。ドイツ最後の寄港地は世界遺産の大聖堂で知られる人口110万人の大都市ケルン。リバープリンセスの旅はオランダ最大の街アムステルダムにて終わり、下船後は市内と運河、18~19世紀の風車と木造建築の町ザーンセスカンスなどを観光しました。後半は雨天の日もありましたが、最高気温27,28℃と暑すぎず最後まで観光を満喫していただくことができました。
船内はお食事も多彩で寄港地で積み込んだ新鮮なお野菜や季節の果物、各国のビールや日替わりワインなどが提供されました。寄港地では各地の伝統的な郷土料理や名物のソーセージなども味わっていただきました。船内ではオールインクルーシブのフリードリンク制ですのでレストランやラウンジ等でワインやカクテル、カプチーノなどお好きなものをご注文いただけます。また船内は無料でWiFiも接続できるため、ご家族に寄港地の写真を送信したりLineなどで連絡を取ることができ安心です。
リバークルーズの魅力は多く、外洋船ではないため船酔いなどの心配はありません。船上より日々移り変わる川沿いの風景を眺められ、多くの寄港地が街や観光地に近く気軽に観光を楽しむことができます。乗客も100名程のため乗下船時に長蛇の列や長い待ち時間もありませんし、他の乗客や船員との会話の機会も多く安心して船旅を楽しむことができます。大型客船のような派手なショーなどはありませんが、毎日移り変わる川沿いの風景をご覧いただけますのでとにかく観光を満喫されたい方にはお勧めしたい船旅リバークルーズです。

写真① アリマシュ(クロアチア)停泊中のリバーダッチェス
写真② 船内朝食
写真③ ベログラドチック奇岩群(ブルガリア)
写真④ ケルン(ドイツ)停泊中のリバープリンセス

添乗員:栗本陽子

ツアー期間:
2025年06月03日〜2025年06月06日

戦前に建てられ、文化財や産業遺産などの認定を受けている等の条件を満たした9ホテルで結成された「クラシックホテルの会」。今回はそのうちの3つのクラシックホテルに宿泊し、関西・中部・関東の人気の観光地を4日間かけてめぐりました。

1日目は東京駅から新幹線のぞみで京都駅へ。豆腐料理の昼食後、南禅寺を拝観。江戸時代初期の代表的な枯山水庭園「方丈庭園」をご覧いただき、関西の迎賓館として1909年に創業した「奈良ホテル」へ。フロント付近には和風シャンデリア、ロビーにはアインシュタインが弾いたピアノなど、歴史を感じさせる調度品が点在。奈良公園や興福寺などは徒歩圏内で散策もお楽しみいただきました。夕食はメインダイニングルーム「三笠」にてフレンチのコース料理をいただきました。

2日目は桜井市の日本三文殊のひとつ「安倍文殊院」へ。創建は大化元年(645年)と日本で最も歴史のある寺の一つで、陰陽師・安倍晴明が出生した寺院です。本堂では国宝のご本尊の文殊菩薩、金閣浮御堂を拝観後、桑名市へ移動し、鹿鳴館の設計で有名なジョサイア・コンドルが手掛けた「六華苑」へ。洋館と和館など、和洋の様式が調和した明治・大正期を代表する文化財を見学。本日は1934年に創業した城郭建築で見晴らしの良い高台に建つ「蒲郡クラシックホテル」に宿泊。客室からは長さ387mの橋で陸地と結ばれた蒲郡のシンボルで国の天然記念物で「竹島」を眺めることができ、散策もお楽しみいただきました。本日もメインダイニングでフレンチのコース料理です。

3日目はゆったり10時にホテルを出発。豊橋から新幹線「こだま」で静岡へ移動。お寿司の昼食後、世界文化遺産に登録された「三保の松原」へ。約5kmの海岸に3万本ほどの松が生い茂り、美しい駿河湾と富士山を眺めながら観光後、日本初の本格リゾートホテルとして1878年に誕生した箱根の「富士屋ホテル」へ。夕食はホテルの代名詞の一つである、メインダイニングルーム「ザ・フジヤ」でのフレンチのコース料理を堪能いただきました。温泉で旅の疲れを癒していただきました。

4日目もゆったり10時に出発して「ポーラ美術館」へ。開館以来初のゴッホをテーマとした展覧会を中心に、モネ、ルノワールなどの印象派の作品を鑑賞いただき、大涌谷に今年4月に新たに誕生した展望エリア『ちきゅうの谷』を訪れ、最後に箱根神社を参拝。箱根観光を満喫して、小田原から新幹線にて帰路につきました。

弊社初企画の「クラシックホテルをめぐる旅」は大変好評のため、今後もクラシックホテルに宿泊するツアーを継続していまいります。既に「10月5日(日)発 秋のクラシックホテルをめぐる旅」として、今回宿泊していないホテルをめぐるツアーとして設定しております。
2025年10月5日発「秋のクラシックホテルをめぐる旅」好評受付中!
> コース詳細はこちら
> 電子カタログはこちら(約5MB容量がございます)
せとうち

【写真】
1枚目:奈良ホテル
2枚目:蒲郡クラシックホテル
3枚目:富士屋ホテル
4枚目:六華苑

添乗員:富永

ツアー期間:
2025年04月21日〜2025年04月24日

桜島の北東約1.5kmに浮かぶ新島(しんじま)と、鹿児島市内から南西約100kmに位置し、過去に大噴火を起こした鬼界カルデラの一部である硫黄島(いおうじま)の2島を、当社初企画の「島旅」として4日間で巡りました。

1日目は羽田から航空機にて鹿児島空港へ到着後、専用車にて桜島へ。大正3年(1914年)の大噴火の脅威を今も残す「黒神埋没鳥居」を観光後、浦之前港から船で「新島」へ上陸。多い時には約250名が暮らした島は、その後人口が減少し2013年には無人島に。元島民達が埋もれた道の整備や、荒れ果てた「五社神社」を再建し、2019年には佐々木夫妻が移住され、再び有人島となりました。その佐々木さんのガイドで島内散策と「五社神社」参拝後、カフェでお茶と手作りのスイーツを楽しみました。新島をあとにして「桜島フェリー」で鹿児島市内へ渡り「鹿児島サンロイヤルホテル」に宿泊。最上階の展望風呂から雄大な桜島を眺めながら旅の疲れを癒しました。

2日目は鹿児島港から「フェリーみしま」にて9時30出港。桜島や指宿温泉、開聞岳を眺め竹島を経由して約4時間の航海で硫黄島入港。港一帯は海底から湧く温泉で、赤茶色に変色しており、その独特の景色には驚かされました。下船後は「熊野神社」「黒木御所跡」「俊寛像」など、安徳天皇が落ち延びたとも言われる島の歴史を観光後、「島宿ほんだ」にて宿泊。島ならではの海の幸の夕食に舌鼓を打ちました。 

3日目は周囲約15kmの硫黄島を専用車にて観光。島の最南端の「恋人岬」、断崖絶壁を望む「大浦港」、日本初の村営飛行場として開港した「薩摩硫黄島飛行場(現在は定期便運航はありません)」、島の最北端の「平家城展望台」では、第18代中村勘三郎が演じた「俊寛像」や、海を泳ぐ海亀をご覧いただき、噴煙を上げる迫力ある硫黄岳(標高703m)を間近にご覧いただきました。最後に全国の秘湯ファンの人気を集める東温泉を巡りました。今回ガイドしてくれた大岩根さんは地質学・海洋地質学の専門家で硫黄島の地質や喜界カルデラについて詳しく案内してくれました。硫黄島は以前飼育され現在は野生化した孔雀が多く見られ、狭い島の中にのどかさと歴史、活火山の迫力ある景色が混在する魅力的な島でした。

4日目は「フェリーみしま」にて鹿児島港へ航海し、鹿児島空港から飛行機にて帰途につきました。

今ツアーでは鹿児島県の「新島」と「硫黄島」のそれぞれ趣の違う2島を巡り、どちらも現地に住むガイドさんの詳しい案内が大変好評でした。今後も「新島」と「硫黄島」の島旅を皆様にご案内してまいります。

【写真】
1枚目:新島
2枚目:フェリーみしま
3枚目:硫黄島港
4枚目:硫黄岳

添乗員:富永

ツアー期間:
2025年03月26日〜2025年03月29日

1日目は東京竹芝港にご集合いただき、東海汽船の貨客船「さるびあ丸」で22時30分に出港。ライトアップされたレインボーブリッジやお台場のきれいな夜景を眺めながら八丈島へ。

2日目は早朝5時に三宅島、6時に御蔵島を経由し9時30分に八丈島(底土港)に入港。「服部屋敷」へ移動し、樫立地区に伝わる無形文化財の樫立踊りと八丈太鼓をご覧いただき、滝を裏側から見るという珍しい「裏見ヶ滝」、創業145年の八丈島で唯一の黄八丈の染織元「黄八丈めゆ工房」を見学後、「いそざきえん」にて郷土料理の昼食をお召し上がりいただきました。午後は「登龍峠」から三根地区をご覧いただきましたが、その後方にそびえる八丈富士は雲がかかり山頂を望むことはできませんでした。最後にツアーのハイライトである今年で59回目の開催となる「フリージアまつり」の会場を訪れました。残念ながら今年は開花が遅く、フリージアをご覧いただけませんでしたが、参加者にはこれから咲くフリージアを摘み取っていただき、八丈島の思い出と共にお持ち帰りいただきました。今ツアーでは海を見下ろす高台に建つ「リードパークリゾート八丈島」にゆったり2連泊です。

3日目は風速15mを超える強風の中の観光となりました。黒い火山岩で形成された海岸「南原千畳敷」では波しぶきが吹き上がる豪快な景色をご覧いただき、八丈島の厳しい自然を目の当たりにしました。丸い石が積み重ねられた不思議な石垣が広がる「大里の玉石垣」を散策後、「魚八亭」にて海鮮料理に舌鼓。午後は八丈富士の中腹標高約500mにある「ふれあい牧場」を訪れましたが、霧のため雄大な景色をご覧いただけませんでした。最後に広大な敷地に広がる「八丈植物公園」では、本土では見る事のできない珍しい植物をバスガイドさんの案内で散策いたしました。

4日目は八丈島で1年中収穫できるあしたばの加工工場などを見学後、八丈島空港から飛行機にて羽田空港へ、関西のお客様は更に伊丹空港へ帰途につきました。

ゆったりとしたスケジュールで、独自の文化と歴史が色濃く残る八丈島の観光をお楽しみいただきました。今回は満開のフリージアをご覧いただけなかったことが心残りでしたが、離島ならではの雰囲気と観光を満喫できるこのコースは、来年も皆様にご案内してまいります。

【写真】
1枚目:裏見ヶ滝
2枚目:大里の玉石垣
3枚目:八丈植物公園
4枚目:リードパークリゾート八丈島

添乗員:富永

ツアー期間:
2025年02月14日〜2025年02月16日

今回の旅は、関東方面ではひと足早く春の訪れを感じられる、伊豆大島と南伊豆方面へ2泊3日の旅にて 今回で70回記念を迎える「大島椿まつり」と35回目の開催となる「河津桜まつり」をお楽しみいただきました。また、伊豆では今が旬の「金目鯛」や伊豆大島の「椿油」を使用した郷土料理や名物料理をご賞味いただきました。
1日目は、竹芝客船ターミナルにご集合いただき、竹芝港から東海汽船の時速約70Kmで航行する高速船「友」号にて約1時間40分であっという間に伊豆大島の岡田港へ到着。この日は、昨年までお祭り会場であった「大島公園」の資料館をご見学いただき、椿の歴史について学習いただいた後、約1000種ある国内最大級の椿園でさまざまな品種の椿をご鑑賞いただきご宿泊ホテルへ。客室や露天風呂からは、38年前に大噴火を起こした三原山を目の前に眺望できる大島温泉ホテルにてご滞在いただきました。
2日目は、山頂口展望台で三原山眺望、約12000年前の20層にわたるバームクーヘン状の地層大切断面、椿まつりのメイン会場でお祭りの雰囲気を楽しんでいただき、2016年に国際優秀つばき園に認定された「椿花ガーデン」を見学しました。急ぎ足の観光となりましたが、半日で島の魅力を十分に満喫して、ふたたび高速ジェット船「結」号にて、伊豆半島の稲取港へご移動いただきました。翌日の天気が雨予報であったので急遽日程を入れ替えて、「河津桜まつり」の会場へご案内しました。例年の今頃であれば、河津川のほとりに咲き乱れるピンクの花絨毯がご覧いただけるはずでしたが、今年に入って寒波が停滞し気温が例年より低かったため、桜もまだ冬眠中でしたことが少し残念でした。ただ、この日は気温16℃と上着なしでも過ごせる気候でしたので、河津川のほとりの散策をお楽しみいただけたことと思います。お泊りは、晴れた日には伊豆七島を一望できる下田東急ホテルにて、地元の食材を使用した和洋折衷中のフルコース料理のご夕食と温泉をご堪能いただきました。
3日目は、伊豆半島を南から北へ縦断、「浄蓮の滝」眺望、「修善寺」参拝と散策、約400mの日本最長のつり橋「三島スカイウォーク」にて富士山を眺望いただき、最後に「三嶋大社」にてお礼参りして、新幹線にて帰着の途へと充実の3日間でした。
心配した雨予報も天候が回復して気温も15~16℃と暖かく、3日間の観光をお楽しみいただくことができ大満喫の旅でした。

【写真】
1枚目:東海汽船ジェット船「結」号
2枚目:椿まつり(大島公園の椿園)
3枚目:ホテル客室から三原山の眺望
4枚目:河津桜まつり

添乗員:細谷

ツアー期間:
2025年01月27日〜2025年01月31日

1日目は東京九州フェリー「それいゆ」にて23時45分に横須賀フェリーターミナルを出港。新門司港までの21時間の船旅の始まりです。
2日目は太平洋をゆったり終日クルージング。船内レストランで関東と九州のグルメを楽しんだり、大浴場や露天風呂で寛いでいただくなど、思い思いにお過ごしいただきました。21時に新門司入港後、関門海峡を望む「プレミアホテル門司港」に宿泊。
3日目は強風と雪のあいにくの天気でしたが、明治から昭和初期にかけ建設された歴史ある建物が点在する門司港レトロ地区を、ホテル出発前に各自散策いただきました。関門海峡を繋ぐ全長780mの「関門トンネル人道」を、門司側から下関側へ歩いて移動していただきましたが、地元の多くの方がランニングや散歩をしていたのが印象的でした。下関では、竜宮城をイメージして建立された朱色の水天門が有名な「赤間神宮」の参拝と、本場のふぐ料理の昼食後、熊本県の黒川温泉へ移動。本日の宿である「湯峡の響き 優彩」に到着後、今ツアーのハイライトの「入湯手形」を利用した、湯めぐりをお楽しみいただきました。17時からは球体状の「鞠灯篭」約300個と、筒状で高さ2mの「筒灯篭」を、自然の景観に溶け込むように配置するライトアップイベントの「湯あかり」も開催され、黒川温泉を満喫しました。
4日目は小国町出身の北里柴三郎博士の偉業をたたえる「北里柴三郎記念館」を訪れ、生家などを見学後、阿蘇神社を参拝。九州最大規模の楼門持ち「日本三大楼門」のひとつに数えられた阿蘇神社の楼門は、2016年の熊本地震で倒壊しましたが、8年がかりの復旧工事が先月完了したばかりです。阿蘇名物のあか牛料理の昼食後、宮崎県の高千穂峡へ。高さ約80~100mの断崖が続き国の名勝天然記念物に指定された高千穂峡では、シンボルの「真名井の滝」や、神秘的な柱状節理が形作る独特の渓谷美をご覧いただき、マイナスイオンを感じながら散策していただきました。本日は「ソレスト高千穂ホテル」に宿泊。夕食後に高千穂神社の「夜神楽」を観覧し代表的な四番をご覧いただきました。
5日目は天照大神が隠れた天岩戸が御神体の「天岩戸神社」を参拝。御神体である「天岩戸」を西本宮から拝観後、岩戸川に沿って徒歩にて、大洞窟がある天安河原も参拝。最後に熊本城へ移動し、名物の馬刺し料理の昼食と熊本城を観光。復路は熊本空港から羽田空港と伊丹空港に分かれて飛行機にて帰途につきました。

往路は東京九州フェリーを利用。福岡・山口・宮崎・熊本の名所を巡り、人気の黒川温泉に宿泊。今後もゆったりとしたスケジュールで、フェリーと観光を組み合わせたオリジナルツアーを設定してまいります。

【写真】
1枚目:阿蘇神社
2枚目:高千穂峡
3枚目:高千穂 夜神楽
4枚目:天安河原

添乗員:富永

ツアー期間:
2024年12月30日〜2025年01月02日

東京竹芝港と三宅島・御蔵島・八丈島を結ぶ東海汽船の貨客船「橘丸」を利用した当社恒例の年末年始ツアー。昨年度同様、出発当日の日中は穏やかな海象でしたが、状況が変わり22時30分の竹芝出港後、三宅島・御蔵島・底土港(八丈島)へ入港できない可能性のある「条件付」での運航となる発信が同日夕方にございました。昨年度は条件付で出航となりながらも無事に上陸できた経緯もありましたが、天候次第では竹芝港へ引き返し催行中止となる可能性もあり、お客様にはご心配をおかけいたしました。結果、今回は途中の「御蔵島」が残念ながら抜港となりましたが、八丈島には入港が叶いました。昨年度もお世話になった八丈町営バス乗務員の方の広く深い知識に基づいた案内のもと、伝統芸能である樫立踊りと八丈太鼓をご覧いただく「服部屋敷」、ヘゴシダが生い茂る「裏見ヶ滝」などへご案内し、眺望の素晴らしい「みはらしの湯」ではゆったりと入浴をお楽しみいただき、早めにホテル入り。今回も宿泊の「リードパークリゾート八丈島」は2023年4月に上映された「劇場版名探偵コナン~黒鉄の魚影~」において舞台となった八丈島でキャラクター達が宿泊したホテルのモデルとして使用されており、館内にはゆかりのグッズなどが置かれていました。また、年越しそば、振る舞い酒やおせちなど所々で年末年始を感じていただけました。
元旦当日には島内唯一神主のいる神社「優婆夷宝明神社(うばいほうめいじんじゃ)」での初詣、牛たちがのどかに暮らす絶景の場所「ふれあい牧場」などへご案内いたしました。滞在3日間とも大雨には当たらず天候に恵まれ、今年もツアータイトルのとおりのんびりと八丈島をお楽しみいただけました。
最終日は「都立八丈植物公園」へ。園内では本土であまり見ることのできない珍しい木々や草花をご覧いただくことできました。また、駐車場には上空から見た八丈島と八丈小島を模したオブジェがあり、実に忠実に再現され興味深いものがありました。観光後に島内きっての寿司店「あそこ寿司」にて島寿司をお召し上がりいただき八丈島空港へ。ほぼ定刻に出発し、無事に羽田空港へ到着いたしました。
年末年始を旅先で、特に離島で過ごすと都会の喧騒やご自宅での諸々の準備・対応に追われずのんびり過ごせるとご好評の声をいただきます。また、今回ご参加のお客様の年齢層やお住まいのエリアがとても幅広く、「年末年始の離島」への魅力があるのだと再認識いたしました。今後も、クルーズのゆたか倶楽部では年末年始の島旅を計画し、ご案内してまいります。

2025年3月26日発「東京から一番近い南国 八丈島4日間~島に咲き誇る35万株もの春の風物詩フリージアまつり観賞~」好評受付中!
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せとうち


【写真】
1枚目:ふれあい牧場
2枚目:優婆夷宝明神社
3枚目:南原千畳敷に建つ宇喜多秀家と豪姫像
4枚目:島寿司を含む「あそこ寿司」の寿司

添乗員:大久保

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