添乗員の声

ツアー期間:
2018年08月02日〜2018年08月10日
船名:
MSCスプレンディダ

大黒ふ頭より室蘭、青森のねぶた祭、ウラジオストク(ロシア)、石巻と巡る9日間のクルーズでしたが、台風13号の影響でウラジオストク寄港後は日本海から九州方面への西回りの航路にて帰国となりました。最後の寄港地石巻は残念ながら寄港することができませんでしたが、今回のコースの目玉である青森のねぶた祭りの観覧をお楽しみいただけました。
また、8月の真夏ではありましたが、どの寄港地も20~25℃ほどの気温で、とても過ごしやすい気候でした。
船内では派手好きなイタリアの船らしく、スワロフスキーを敷き詰めた階段やスタイリッシュな内装でカジュアル船とは思えない華やかさ。地中海のオリーブや柑橘類を彩ったセラミック装飾のカフェや、ナポリの民謡カンツォーネやイタリア映画音楽を奏でるイベントなど各所にイタリアを感じることができました。
2018年5月に横浜へ初寄港したMSCスプレンディダ。日本のお客様へのさらなる要望に対応するため、日本語アシスタントスタッフの増員、各所に日本語表記や日本食が導入されていました。万全のサービスに至るまでは課題も多くありましたが、次回の日本発着クルーズはさらなるサービスの改善が期待されます。
また、MSCクルーズではリーズナブルな価格設定の客室タイプから、専用レストランや専用ラウンジ、24時間対応のバトラーなど、行き届いたサービスが自慢の客室「ヨットクラブ」まで、お客様のニーズに合わせたクルーズが選択することができます。イタリア船MSCスプレンディダは、陽気でフレンドリーなスタッフと一緒に賑やかに過ごすのがお好きな方にお勧めしたい船です。

【写真】
1枚目:ウラジオストクに停泊中のMSCスプレンディダ①
2枚目:ウラジオストクに停泊中のMSCスプレンディダ②
3枚目:ねぶた祭り 雨天用のカバー付いた山車
4枚目:スワロフスキーを敷き詰めた階段(船内)

添乗員:栗本

ツアー期間:
2018年07月29日〜2018年08月23日
船名:
リバー・ダッチェス

5カ国目はクロアチア。細長い国土を持つクロアチアの東にあるブコバルとオシエクは、スラヴォニア地方に位置しています。肥沃な大地で隣国ハンガリーの影響が強く、ユーゴスラビアからの独立時には激戦の地となった場所です。その爪跡は今でも、街の至る所に残っていました。オシエクの教会ではパイプオルガンコンサートを聴き、その後、郊外のヴィレ村のスルジャンさん宅で家庭料理を頂きました。母様と奥様の手作り料理は、全て材料から手作りのもので心のこもったおいしいお食事でした。
6カ国目はセルビア。首都ベオグラードに朝6時に入港。バルカン半島の要所としてこの地の支配者は20回近くも変わってきました。旧ユーゴスラビアとして最後まで戦っていたセルビアに1999年NATO軍が空爆で爆弾を落とした跡も残酷な姿で残っていました。かつてのセルビア王族が暮らしており、今はユーゴスラビア解体後イギリスから帰国した旧王族の末裔が2階部分を住居として使っている王宮を観光し、チトー大統領がハリウッド映画を好んで鑑賞していた映画ルームなどをご覧いただきました。カレメグダン公園からは、ドナウ河とサヴァ河の合流地点、ベオグラードの新市街をご覧頂きました。
7カ国目はブルガリア。ヴィディンに入港し、奇岩群ベログラドチックへ。何億年前からの雨や空気、風の浸食などで出来た自然が作った傑作ともいえる不思議な一帯です。丘の上まで登って見たパノラマの景色には感動しました。出港後、かつてローマ時代からの砦があったヴィディンのババヴィダ城塞を旋回し、最後のドナウ河セーリングへ。
8カ国目は最後の国ルーマニア。下船地ジュルジュウにて22日間旅を共にしたクルー、他の外国人乗船客、そしてリバー・ダッチェスとの別れの日です。ジュルジュウ下船後専用車にて、東洋のパリ、ブカレストへ。市内観光。チャウシェスクが最後の演説をし、そしてヘリコプターで飛び立って行ったその場所、旧共産党本部へ。チャウシェスクの残した豪華な負の遺産、国民の館の内部もご覧いただきました。

今回のクルーズは天気に大変恵まれた毎日の観光でした。どの寄港地の観光もすばらしく、また船上から見た景色も忘れ難いものばかりで、船でしか見ることのできない風景を味わうことできました。

【写真】
1枚目:リバー・ダッチェス
2枚目:ベオグラード王宮の一室
3枚目:奇岩群ベログラドチック
4枚目:国民の館(ブカレスト)

★★★19年7月4日~7月29日で2019年も引き続き実施いたします。2019年度版の募集パンフレットはこちらからご確認いただけます。クリックしてください★★★

添乗員の紀行文もございます。こちらもわせてご覧ください。

★リバー・カウンテスのご紹介【英語版】※リバー・カウンテスはリバー・ダッチェスの同型船です。(ユニワールド社のYouTubeチャンネルにジャンプします。)

添乗員:富澤

ツアー期間:
2018年07月29日〜2018年08月23日
船名:
リバー・ダッチェス

ヨーロッパの西から東へ、ライン河、マイン河、ドナウ河の大河とマイン=ドナウ運河を通航し、西のオランダから東のルーマニアまで、ヨーロッパ8カ国をリバー・ダッチェスで横断するクルーズです。
前編をアムステルダムからブダペストまで、後編をブダペストからブカレストまで2回に分けてご案内いたします。
1カ国目は、オランダのアムステルダム。レンブラントの夜警とフェルメールで有名な国立美術館をご堪能し、世界遺産にもなっているアムステルダムは運河を、カナルボートで約1時間クルーズしながら、船上より、アムステルダムをご覧いただきました。アムステルダムを出港すると、避難訓練を受けていただきました。父なるライン河から今回のクルーズは始まります。
2カ国目はドイツ。ドイツで4番目の大都市ケルンに入港。入港前には、船上より壮大なケルン大聖堂が見えてきました。オーデコロンの発祥の街、そして、ローマ時代からの遺跡が沢山眠る街です。世界遺産の大聖堂の佇まいはやはり荘厳で、大聖堂内部の素晴らしさは圧巻でした。観光後は自由散策で思い思いにお過ごしいただきました。
3カ国目はオーストリア。中世ヨーロッパ史において、この一族なしには語れないハプスブルク家の本拠地、首都ウィーン。世界遺産のシェーンブルン宮殿は朝一番の空いている時間帯にゆっくりと観光。市内に戻り、車窓からリンク通り、大きなマリアテレジアの銅像を見ながら、ウィーンのシンボルである聖シュテファン寺院へ。そしてケルントナー通では、有名なカフェが建ち並び、オーストリア発祥スワロフスキー本店、土産屋、ブティックなど、自由散策で買い物などをお楽しみいただきました。
4カ国目はハンガリー。今年はドナウ河が渇水のため、水位が低く速度が出せないため、船はゆっくりと進んでいきます。朝ハンガリーで一番大きな大聖堂エステルゴムを通過し、ドナウベントと呼ばれるドナウの曲がり角を進み、今まで西から東に流れていたドナウ川が急に南へ進路を変えブダペストへ進んでいきます。お昼前にドナウの真珠ブタペストに入港。騎馬民族のマジャール人が何年もかけてヨーロッパへと移動し、アジアのルーツを保ちながら混ざり合い、そしてハンガリー独自の文化がここで花開きました。ブタ側の観光は、王宮の丘周辺。中世の城壁の上に築かれた漁夫の砦、歴代の国王の戴冠式・結婚式が行われたマーチャーシュ教会(この屋根は、ハンガリーが誇るジョルナイ陶器の瓦です)、王宮からのドナウ川とペスト地区の眺めは抜群でした。そしてペスト地区へ。英雄広場、フランツヨーゼフとシシイが待ち合わせをしたブタペスト西駅(当時はオリエント急行の停車駅でした)など、車窓からお楽しみいただき、約8000人収容できる巨大な聖イシュトバーン大聖堂を観光。夜はライトアップクルーズをお楽しみいただきました。美しく輝く街は、他のどのヨーロッパにも見られない絶景でした。
このあと、後半ではクロアチア、セルビアなどと続きます。

【写真】
1枚目:リバー・ダッチェス
2枚目:船上より臨むケルン大聖堂
3枚目:シュテファン寺院(ウィーン)
4枚目:ブダペストの街並み(王宮など)

★リバー・カウンテスのご紹介【英語版】※リバー・カウンテスはリバー・ダッチェスの同型船です。(ユニワールド社のYouTubeチャンネルにジャンプします。)

添乗員:富澤

ツアー期間:
2018年07月27日〜2018年08月04日
船名:
ダイヤモンド・プリンセス

今回のダイヤモンド・プリンセスは石巻の初寄港と2年ぶりのウラジオストク・ねぶた祭りに沸く青森の寄港と見どころが多い航路でした。ところが、横浜港は予定どおり出港しましたが、翌日に寄港する予定の石巻には、台風12号の影響により強風のため、寄港することができず、残念ながらそのまま太平洋を航行し、函館に向かうことになりました。
そのため、最初の寄港地となった函館は予定よりも2時間早い到着となりました。本船ではおなじみの寄港地ではありますが、函館駅の周辺は朝市をはじめ、観光箇所が多く、人気の寄港地のひとつです。滞在時間が充分ありましたので郊外まで足を延ばした方が多かったようです。
ウラジオストクは2年ぶりの寄港となりました。着岸地のすぐ近くにシベリア鉄道の発着地点の駅があり、船の上からもロシアらしいカラフル可愛い街並みを眺める事が出来ます。この日のウラジオストクは、気温26℃とはいえ、蒸し暑く、涼しいイメージを持っていた方は驚かれたことと思います。
そして今クルーズの最後の寄港地は青森です。寄港した日は、ねぶた祭初日。ゆたか倶楽部では日中オプショナルツアーにて弘前で岩木山を眺めながらリンゴ狩りをし、五所川原の立佞武多の館ではできたばかりの今年の最新作の立佞武多を見ることができました。夜は、青森市内で元気に跳ねる跳人たちと力作のねぶた(山車)を各自でご覧いただきました。
夏のお祭りは、交通手段や宿泊先の確保が大変ですが、クルーズ船で訪れるとそんな心配も不要です。本船からねぶた祭りの市内までシャトルバスが運行しており、安心して最後までお祭りを楽しむことができます。
毎年夏祭の航路は大人気です。今年も28か国2870人(日本人1920人)の方が乗船していました。

【写真】
1枚目:ウラジオストクに停泊中のダイヤモンド・プリンセス
2枚目:ウラジオストク駅
3枚目:ねぶた祭り
4枚目:岩木山

添乗員:奥津

ゆたか倶楽部”船友の集い”西日本編 第一回 大阪水上バス「アクアライナー」乗船と「ル ポンド シエル」ランチ会

ツアー期間:
2018年07月26日〜2018年07月26日

弊社月刊誌「ボン・ボヤージ」にて従来よりご案内のゆたか倶楽部”船友の集い”。このたび西日本にお住いの皆様からの強いご要望に応じて、西日本編を新たに企画いたしましたところ、定員を大きく超えるご予約をいただき、急きょレストランの会場を調整し実施させていただきました。
連日猛暑の大阪は当日も朝から気温が上がり、皆様うちわやタオルなどの暑さ対策を携えてご集合いただきました。
大阪水上バス「アクアライナー」では約60分のリバークルーズをお楽しみいただきました。左右には「大阪城」「中央公会堂」「大阪造幣局」などの見どころをゆったりご覧いただきました。途中、低い橋の下を通航する際には屋根の高さが下がり、天井は大人の方が首を曲げないと頭がぶつかるほどの高さとなりその仕組みに感心いたしました。
下船後は約500mほど歩き、大林組の旧本店として建てられた「ルポンドシエル」にて洋食コースランチをいただきました。8年連続でミシュラン1つ星に輝く味を、参加者同士語らいながらの時間は、ゆったりと楽しくお過ごしいただけたことと思います。
次回のゆたか倶楽部”船友の集い”西日本編は8月23日(木)です。大阪が誇る水族館「海遊館」のバックヤードツアーと往年のクラシックカーが並ぶ「大阪赤レンガ倉庫」でのブランチを楽しむ企画です。ぜひご参加をお待ちしております。

【写真】
1枚目:アクアライナー
2枚目:ルポンドシエル 外観
3枚目:ルポンドシエル レストラン内
4枚目:お料理イメージ

添乗員:大久保

ツアー期間:
2018年07月22日〜2018年07月24日

甑島列島は鹿児島県の西約40㎞に位置し下甑島・中甑島・上甑島からなる人口約4,800名の小さいながらも自然豊かな島です。花弁に鹿の子模様の斑点がある「カノコユリ」の日本有数の原生地でもあり、訪れた7月中旬はまさに見頃を迎えていて、島のいたるところで咲き誇っていました。特に下甑島の釣掛埼灯台と鳥ノ巣山展望所はお花畑のようになっており、様々な角度からその姿をカメラにおさめました。
上甑島では、国指定天然記念物の長目の浜を展望所より眺めました。3つの池と海を隔てる砂洲は幅50m、長さ4kmに渡って続いており、自然が作り上げた芸術にうっとりしました。
旅のハイライトでもある断崖クルーズの観光船「かのこ」が台風の余波で終日欠航となり、急遽チャーター船島風にて断崖クルーズをしました。約8,000万年前の地層が残る地上200m級の断崖のダイナミックな景観に終始感動。船長の好意で断崖や洞窟、滝に近づいてくれたのでさらに迫力満点でした。写真では伝わらない程の絶景を是非味わっていただきたいです。
旅の楽しみのひとつは“食”ですが、甑島では新鮮で絶品の海の幸に舌鼓をうちました。下甑島の名産タカエビは、プリッとした触感と濃厚な甘みが口に広がる贅沢な1品。鮮魚では県外にほとんど流通されていないばかりか漁の期間が決まっていて7月下旬までしか食べられないという非常に貴重なエビだそうです。他にも朝5時に獲れたばかりのきびなごや岩牡蠣、タカセ貝など海鮮料理を満喫しました。
島民のおもてなしや絶品料理、自然豊かで素朴な島に魅了された3日間となりました。

【写真】
1枚目:カノコユリ
2枚目:高速船甑島
3枚目:ナポレオン岩
4枚目:長目の浜展望所

添乗員:横山

ツアー期間:
2018年07月16日〜2018年07月18日
船名:
MITSUI OCEAN FUJI

晴天の中、横浜港を11時に出港。翌日9時の神戸港到着まで、ワンナイトクルーズで少々ゆったりと船内を楽しみながらの船旅はほぼ満船でした。祝日とあって若い方も多く、船内は活気に満ちていました。
「スーパー猛暑」なる新用語が生まれたこの夏、京都も連続して記録的暑さを観測する中、夏の風物詩ともいえる祇園祭を観覧してきました。「なんでこんな暑い中お祭りをするのだろうね」素朴な疑問も投げかけたくなりますが、元々は猛暑の影響で水や食べ物が腐り伝染病が蔓延したことを悪霊のたたりだと考え、これを鎮めるための祭事として始まったのが祇園祭です。平安の昔から京都は暑かったのだと思うとなにやら暑さにまで歴史を感じます。貴船では川床での食事を楽しみました。疫病で弱った京都の人々を支えたのは、祇園祭とは切り離せない食材「鱧」。時に料理人の腕に噛みつくほど生命力が強く、滋養強壮に良いということです。連日ニュースでの触れ込みもあり、皆様暑さ・熱中症・日差しの対策はこれでもかとご準備いただき、その甲斐あってか、どなたも体調を崩される方はいませんでした。
おそらくご参加になるお客様の多くが、京都へは何度も訪れたことがあると思います。2度目、3度目の訪問でも楽しんでいただけるよう、ゆたか倶楽部のツアーでは団体でしかご案内できないような特別拝観を旅程に入れるよう心がけています。今回のコースでは知恩院(経蔵・大方丈・小方丈など)と上賀茂神社(本殿特別拝観)をご案内いたしました。扉や柵で普段閉じられているところまで、住職・神職の方の解説付きで拝観すると、何度も訪れていても知らなかったことまで教えていただけるかもしれません。

【写真】
1枚目:ぱしふぃっくびいなす横浜出航シーン
2枚目:貴船川床料理
3枚目:祇園祭山鉾巡行
4枚目:知恩院大鐘楼

添乗員:岡島

ツアー期間:
2018年07月14日〜2018年07月17日
船名:
飛鳥Ⅱ

今回のゆたか倶楽部オリジナルツアーは、飛鳥Ⅱの人気クルーズ「HULA ON ASUKAⅡ」にて横浜から神戸までの2泊3日をお過ごしいただき、下船後に京都の夏の風物詩である川床料理や祇園祭、寺社の特別拝観、こだわりのお料理などをお楽しみいただくものでした。
飛鳥Ⅱ船内はハワイの雰囲気そのもので、ゆったりとした時間とともに無寄港クルーズを存分にお楽しみいただけました。ハワイにちなんだ様々なイベントや教室も大変好評でした(飛鳥Ⅱ元クルーズディレクターのボブ田中氏がプロデュース)。
京都三大祭りのひとつ「祇園祭」のメイン行事「山鉾巡行」の勇壮な風景を観覧席よりご覧いただきました。また前日の夜には、歴史ある料理処「幾松」の川床料理をお召し上がりいただきながら舞妓さんとのひと時をお楽しみいただきました。夕食後の、宵山まつりの賑わいは見事なもので、提灯などでライトアップされた鉾や山が幻想的でした。
寺社の特別拝観では石庭で有名な「龍安寺」の普段は非公開になっている茶室、葵祭の際に流鏑馬神事が行われる「下鴨神社」では「本殿」をはじめ重要文化財の神様の台所「大炊殿」・「神服殿」、御室桜の名所として有名な「仁和寺」では光琳の茶室をそれぞれ専門案内人のもとご覧いただき、各寺社の理解を深めていただくことができました。
また「西洋膳所おくむら」「左近」「幾松」そして、宿泊した「京都ホテルオークラ」それぞれのレストランともにお食事内容が特色あるもので、皆様からご好評の声を多くいただけました。
全国的に猛烈な暑さとなり、特に今回訪れた京都は風もあまり吹かず、うちわで仰ぎながらの観光となった場面もありました。しかしながらこの時期の京都でしかご覧いただけない風景や見どころを満喫いただく旅となりました。

【写真】
1枚目:幾松にて舞妓さんの踊りを観賞
2枚目:山鉾巡行の先頭「長刀鉾」
3枚目:仁和寺 案内をしていただいた僧侶
4枚目:仁和寺 手入れの行き届いた石庭

添乗員:大久保

船名
飛鳥Ⅱ
ツアー期間:
2018年06月30日〜2018年07月02日
船名:
MITSUI OCEAN FUJI

盛夏の岐阜・長野へ、観光列車「ながら」の乗車とともにご案内いたしました。
東京港晴海ふ頭より出港したクルーズは、一晩であっという間に名古屋港に到着。下船後、岐阜県の美濃太田駅から郡上八幡駅まで、観光列車「ながら」に乗車。九州の観光列車「ななつ星」のデザインを手がけた工業デザイナーの水戸岡鋭治氏によるデザインの赤い車体は、長良川の青と、線路沿いの田舎風景の緑に良く映えるなんともお洒落なつくり。早い時間の昼食となりましたが、ホテルの料理長が手掛けたランチを風景とともに楽しむこと約1時間30分。ゆたかなお時間となりました。
下車した郡上八幡では本腰となった夏の暑さに驚きながらも、食品サンプルやニッキ飴のお店に立ち寄りながら水の都を散策。宿泊した飛騨高山の町では古い街並みを名物ガイドとともに散策。颯爽と浴衣を着こなし、軽快な口調で街を紹介する姿はまるで役者さんのよう。すれ違う観光客の羨望の眼差しを感じながら、地元民ならではのご紹介を様々伺いつつホテルへ。5つ星の宿で温泉とお食事を楽しみ、翌朝は上高地へ。梓川の流れの美しい水色を眺めながらの散策。帝国ホテルで食事をいただき、暑さと疲れを忘れる素晴らしい景色でした。
近年著しい人気の高まりをみせる「ひとり参加のクルーズ」。日本船での企画は一昨年が初企画となり今回は2回目の実施となりました。16名様にご参加いただき、「ひとり参加のツアーで出発前は不安な気持ちがあった」というお客様も、「参加してよかった!とても楽しかったわ!つぎもひとり参加の旅を待っているね」とにこやかにお別れいたしました。

【写真】
1枚目:観光列車ながら(イメージ)
2枚目:列車内でのランチ
3枚目:郡上八幡
4枚目:上高地の河童橋

添乗員:岡島

ツアー期間:
2018年06月24日〜2018年06月26日

宿泊はいずれも日本海を臨む温泉宿、湯野浜温泉の亀やと瀬波温泉の汐美荘。夕日が日本海に沈むシーンを期待しましたが残念ながら今回は水平線あたりの雲が厚く最後までみることはできませんでした。それでも梅雨明け直前の不安定な気候の中3日間続いた快晴の日に感謝しつつ、日本海に浮かぶ山形と新潟の離島を観光してきました。

山形県唯一の離島である『飛島』は、県境の鳥海山とともにジオパークに認定されており、同じく日本海の離島・佐渡と、飛島にしか群生しないユリ・トビシマカンゾウの名の由来となった発見地です。トビシマカンゾウは高山植物のニッコウキスゲの変種とも言われ、海岸に咲き、一日花であることも特徴です。新潟県の離島『粟島』は、北前船の中継地としての歴史もあり、江戸の頃幕府の金庫番であった役人が埋蔵金を隠したという説も囁かれる離島。車窓から自然あふれる島の風景と、日本海を臨む展望台の景色を楽しみました。昼食には地元の漁師飯「わっぱ煮」をいただきました。杉を曲げてつくった器・わっぱに、焼いた魚、味噌、ネギなどをお湯とともに注ぎ、熱々に温めた石を投入。「じゅー!」と音を立てて沸く様子はなんとも豪快で、味わい深い出汁がでていたように思います。

いずれの島も小さく、飛島は周囲12キロ、粟島は周囲23キロ。渡り鳥の中継地として有名で、釣り客がほとんどのため主立った観光地はありませんが、観光産業が盛んではない田舎の雰囲気が強く残された2島。まだ見ぬ島を求めて集まった14名様との離島探訪となりました。

【写真】
1枚目:粟島の仏崎展望台
2枚目:亀やからの夕日
3枚目:荒崎海岸のトビシマカンゾウ
4枚目:酒田港から飛島への定期船から見た鳥海山

添乗員:岡島

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