添乗員の声

ツアー期間:
2019年07月11日〜2019年07月13日
船名:
にっぽん丸

久慈港から横浜に向かうにっぽん丸のワンナイトクルーズに乗船するため、前日から新幹線で岩手県に入り、半日で盛岡・三陸の観光をご案内。少し欲張った日程で時間はタイトになりましたが見どころをおさえ、名産品のお買い物、名物のわんこそば体験、うみねこたちに見守られながら楽しんだ景勝地・浄土ヶ浜の遊覧船、今年ようやく全線開通となった三陸鉄道の車窓から見る沿岸部の景色、盛りだくさんの内容でした。震災から丸8年が経ち、明るく力強く生きる人々と変りゆく景色に、当時ご自身も多かれ少なかれ地震の影響を受けられたであろう関東のお客様にはそれぞれ思うところがあったようです。

久慈港は朝早い出港だったにもかかわらずたくさんの見送り人が集まり、地元の学生さんたちが力強いよさこいソーラン節とあまちゃんのテーマソングの演奏を披露し、これから始まるクルーズにワクワク感を演出。お別れの紙テープが切れ、遠くなってゆく岸壁の際に立つはっぴ姿の学生さんたちは小雨の中傘もささず声をかけ続けてくれました。その若さとエネルギーに乗船客も笑顔になり、皆が力をもらえたように見えました。少々揺れはあったものの航海は順調に進み添乗員の出番はほぼ来ないまま、久しぶりの乗船の方、初乗船の方、にっぽん丸ファンの方、それぞれのスタイルで船内生活を楽しまれる様子をひっそり見まもらせていただきました。クルーによる数々のイベント演出、ささきいさおさんによる力強い歌声、にっぽん丸の持ち味である美食に彩られあっという間に横浜に到着。下船時にお見送りした際は初乗船だったお客様も「前評判どおり美味しいお食事だった」と晴れやかな表情でお別れいたしました。

【写真】
1枚目:岩鋳鉄器館
2枚目:遊覧船からみた浄土ヶ浜
3枚目:久慈港出航セレモニーの様子
4枚目:にっぽん丸カクテルパーティーの様子

添乗員:岡島

ツアー期間:
2019年07月04日〜2019年07月29日
船名:
リバー・ダッチェス

クルーズ後半はブダペストの停泊から始まりました。ブダペスト郊外にある小さなセンテンドレの村観光、国会議事堂内部と世界遺産の地下鉄乗車体験のオプショナルツアーや、自由行動の時間もありルダシュ温泉にて海外での温泉体験をされたり、ペスト側の歩行者天国のヴァーチ通りの散策など、皆様ブダペストの滞在3日間を存分に満喫され、11日目の夜ブダペストを出港。
12日目にスロバキアを航行した際、首都のブラチスラバの街を通過しました。寄港しないのに街を見ることができる不思議な体験をしました。そして6カ国目となるオーストリアでは、音楽の都ウィーンに入港。ハプスブルク家の都ウィーンは見所が多いため、専用車で観光。リンク通り一周し、旧市街は徒歩観光で巡り、シュテファン大聖堂前の広場にてコーヒータイムの後、ケルントナー通りも歩き、昼食は『日本橋』にて久々の和食をお召し上がりいただきました。午後は世界遺産登録のハプスブルク家夏の宮殿シェーンブルン宮殿と庭園を観光し帰船。そして夜は、船会社主催のコンサートへ。クロイスターノイブルクにある修道院観光とコンサート。修道院敷地内でモーツアルトやワルツ王ヨハンシュトラウスの作品の演奏をお楽しみいただきました。
14日目には世界遺産ヴァッハウ渓谷(黒海より2002~2036km)をクルージング。朝6時半頃より前方右側にクレムスの街が見えてきました。日中は夏の暑さにもかかわらず、朝の川風は冬のようでした。船員よりホットドリンクや毛布が配られる中、屋上サンデッキにて両岸に広かる景色をご覧いただきました。この辺りは白ワインを生産するためのブドウとアプリコット(杏子)など、果樹栽培の盛んな地域です。ヴァイセンキルフェン着岸後、ベネディクト会派のメルクの修道院を観光。
15日目には7カ国目のドイツのパッサウに入港。この街のお勧めはなんといってもシュテファン教会のパイプオルガンコンサート。教会にあるパイプオルガンとしては世界最大のパイプアルガンで、迫力ある演奏をお聞いただきました。
16日目には黒海より2360kmほどドナウ河を遡ったレーゲンスブルクに入港。この街の名物ドイツ最古のソーセージ屋として看板を上げる『ヴルストキュッヘ』で、ゼンフと呼ばれる甘いマスタードもパリッとした炭火焼ソーセージは大好評でした。その夜、船は更に進むとケルハイムよりドナウ河へ別れを告げ、マイン=ドナウ運河へと進路を変えました。マインドナウ運河を航行中、ヨーロッパの分水嶺となる海抜408m地点を通過。ここまで河登りをしてきましたが、分水嶺より河を下りマイン河へ。その後ドイツのフランクフルトを越えると22日目にはライン河へ。今クルーズのハイライトの一つライン中部渓谷をクルーズ。有名なローレライの岩を通過するまで、船上のサンデッキから一緒に景色をご見学いただきました。
24日目には8カ国目のオランダのアムステルダムに入港。国立美術館にてレンブラントの『夜警』やフランドル絵画などを鑑賞し、カナルボートに乗船し運河を遊覧いたしました。25日目にアムステルダムを下船して、ザーンセ・スカンスを観光後帰国の途へ。
ユニワールド社のリバー・ダッチェスはお食事も多彩で寄港地で積み込んだワインやビール、果物や野菜など地元の名物料理も提供。それだけではなく、朝はお粥やヘルシーフードなどもあり長旅で体調管理するのにありがたい食事も用意されていました。大きな船ではありませんので、船員だけでなく他の乗客ともすぐ顔馴染みになれ安心して寛ぐことができます。河ですので大きな船の揺れもなく船酔いの心配もありません。観光地の多くが河のすぐそばですから、長いバス移動もありません。ヨーロッパを何度か旅された方にも車や列車とは異なる景色観光のできるリバークルーズはおすすめの旅です。

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【写真】
1枚目:ウィーン(シュテファン寺院)
2枚目:パッサウ(大聖堂内)
3枚目:ライン川 ローレライの岩航行中
4枚目:ザーンセ・スカンス

2017年に逆コース(アムステルダム発ジュルジュウ着)に同行した添乗員の紀行文もございます。こちらもわせてご覧ください。

★リバー・カウンテスのご紹介【英語版】※リバー・カウンテスはリバー・ダッチェスの同型船です。(ユニワールド社のYouTubeチャンネルにジャンプします。)

添乗員:栗本

ツアー期間:
2019年07月04日〜2019年07月29日
船名:
リバー・ダッチェス

今回のクルーズは、ドナウ河、マイン=ドナウ運河、マイン河、ドナウ河をクルーズし、ヨーロッパの東から西へ大横断する壮大なクルーズです。
前半はルーマニアのジュルジュウからハンガリーの首都ブダペスト、後半はブダペストからオランダのアムステルダムまで、2つのクルーズを乗り継ぎ8カ国を巡りました。
1日目は成田空港よりアムステルダム経由で、ルーマニアの首都ブカレストへ。リバー・ダッチェスに乗船する前に、ブカレストに2泊し、市内観光を満喫。モゴショア宮殿やルーマニア各地の伝統家屋が集められた農村博物館、旧共産党本部のある革命広場やチャウシェスク大統領の巨大な建造物国民の館などを観光。
3日目にいよいよ、ルーマニアのジュルジュウからリバー・ダッチェスに乗船。欧州ではボルガ河に次いで2番目に長い大河ドナウ河の旅が始まりました。
4日目に2カ国目となるブルガリアのルセに入港。ジュルジュウの対岸にあり、黒海より内陸へ495kmほどドナウ河を遡った街です。専用観光バスにてヤントラ川の切り立った崖の上にあるヴェリコタルノヴォの町へ移動。ツァレヴェッツの丘より街並みをご覧いただき、アルバナシ村も観光。
6日目には、今回の旅のハイライトの一つ鉄門峡谷をクルーズ。今回の旅ではアムステルダムへ向かうまでに69の閘門を通過しますが、その中で最も見応えのある閘門のひとつが、鉄門Ⅰの二段式閘門(黒海より949km地点)です。ここには治水と水力発電目的のダムがあり、ルーマニアとユーゴスラビアの共同事業で1964年に建設が開始、1972年に完成しました。続けて風光明媚なカザン渓谷をクルージング。この辺りは北海道と同緯度となり、7月であっても太陽が隠れると川風は肌寒く感じます。
7日目には3カ国目のセルビア共和国の首都ベオグラードに入港。ユーゴスラビア王国の王家カラジョルジェヴィッチ家の宮殿、旧王宮を訪れました。
8日目には4カ国目となるクロアチアのヴコヴァルに入港。黒海より1333km遡ったところにありクロアチア第4の都市オシエクを観光しました。この辺りはドナウ河の河幅も広く、壮大なる自然と牧歌的な光景を眺めながら国境を越えていきます。
9日目には5カ国目となる、ハンガリーの首都ブダペストに入港。ドナウ河が街の中央を流れ、自由橋近くに停泊。ゆたか倶楽部専用車にてまずは、ゲレルトの丘よりドナウ河を挟んだブダ側とペスト側を一望し、王宮やマーチャーシュ教会、漁夫の砦のある旧市街を巡り、商業地区であるペスト側へ移動し英雄広場や聖イシュトバーン大聖堂などをたっぷりっと観光していただきました。この時期のヨーロッパは21時を過ぎる頃ようやく暗くなります。今夜はライトアップされた世界遺産の街ブダペストを船上よりご覧いただける、イルミネーションクルーズをお楽しみいただきました。明日で、前半クルーズが終わり、ジュルジュウから乗船したお客様の大半は明日は下船し、そして新しい乗船客がリバー・ダッチェスに乗船してきます。

≪後半へ続く≫ 

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【写真】
1枚目:ブコバルに停泊中のリバー・ダッチェス号
2枚目:船内レセプションの様子
3枚目:鉄門通過中 
4枚目:ブダペストのイルミネーションクルーズ

添乗員:栗本

ツアー期間:
2019年07月03日〜2019年07月11日
船名:
ダイヤモンド・プリンセス

横浜港から乗船し、2日間終日クルーズとして船内を楽しみ、台湾の基隆、沖縄の石垣島、那覇に寄港し、再び2日間終日クルーズとして船内にて過ごしました。寄港地が3か所あり、船内で過ごす時間もたっぷりあり、スケジュール的にゆっくりと楽しめる9日間でした。
梅雨の季節ということもあり、毎日蒸し暑く、雨や曇りが多く、お天気はあまり良くなかったのですが、寄港地で観光する際は雨に降られることはほとんどなく、日中は曇り。ところにより日差しを感じることもできました。
基隆、石垣島、那覇、すべての港がテンダーボートではなく着岸での下船だったので、スムーズに乗下船ができました。石垣島では弊社主催のオプショナルツアーを行いました。
石垣港から船に乗り西表島へ行き、仲間川天然保護区域として国の天然記念物に指定されているマングローブ林の川をボート遊覧。その後、三線の演奏と島唄を聴きながら水牛車に乗って由布島に渡りました。由布島では八重山郷土料理をいただき、亜熱帯の樹木や花々が植えられている植物園を観光し、再び水牛車、船に乗って石垣島へと戻りました。
船内では、7月4日はアメリカの建国記念日のため、船内が赤、白、青の星条旗カラーの飾りで彩られました。
7月6日には七夕の飾りつけのイベントが行われ、短冊に願い事を書き、7月7日七夕当日にはお客様が書かれた短冊で飾られた笹が5階のアトリウムに置かれました。1回のクルーズで日本とアメリカの両方のイベントを楽しむことができ、お客様もとても喜ばれていました。

今クルーズでは、終日クルーズが4日間あったため、さまざまなイベントに参加されたり、キャビンやラウンジ、プールサイドなどでゆっくりとおくつろぎいただいたり、船内でのお時間もとても充実していました。ほぼ満船の2700名のお客様がご乗船され、その中の2200名が日本人のお客様のため、日本人には過ごしやすい雰囲気だと感じられました。

【写真】
1枚目:基隆停泊中のダイヤモンド・プリンセス
2枚目:船内イベント
3枚目:由布島
4枚目:西表島

添乗員:関

ツアー期間:
2019年06月25日〜2019年06月28日
船名:
MITSUI OCEAN FUJI

横浜・神戸から乗船し、日向までのクルージングはゆったりと進み、接近する低気圧による揺れは運よく深夜から早朝のみの影響で日中は大変穏やかに過ごすことができました。
船内では宮崎県出身の歌手・米良美一さんのステージで美声に耳を傾け、テンポよく明朗なお人柄の感じられるトークも楽しく聞かせていただきました。ダンスタイムや船友との再会など思い思いに過ごし、船を降りてからは小型バスに乗り換え高千穂へ。
天岩戸神社ではうっそうとした木々に隠れた天岩戸を探し、高千穂峡では見事な柱状節理の地形と真名井の滝を眺め、水の国熊本の湧水で休憩をしながら黒川温泉へ。
今回のツアーは黒川温泉でゆっくり滞在を楽しんでいただくことが主要な目的のひとつですが、こちらは全国的にも非常に珍しい、ひとつの温泉街に7つもの泉質がある上、隣り合う宿でも泉質が違います。アクセスも特別良くはありませんしどちらかと言えば渋めの温泉地ですが、湯めぐり手形を初めて発行した温泉街と言われ「街全体を大きな一つの宿と考えおもてなしをしよう」という取り組みから一躍有名となり、最近では雑誌の特集も頻繁にみかけるようになりました。今回のツアーにご参加いただいた皆様も、「黒川温泉の宿泊」と「高千穂峡」の2つを主な目的にお申込みをいただいたとお聞きしています。宿泊した「優彩」さんは温泉大浴場が2か所、男女の入れ替えや貸切温泉、内湯・外湯を数えると1泊ではすべて入りきれないほど。お食事も美味しく皆さまから大変ご好評をいただきました。
翌朝ゆっくり出発。米良さんのお歌を聴いたあとでしたので「もののけ姫」の世界が思い起こされるような気持ちで歩いた苔むす菊池渓谷。天然クーラーのマイナスイオンを浴び、坂東玉三郎さんも平成2年から定期的に公演されている八千代座の内部を見学するなど、宿場町・山鹿の散策を経て、熊本空港より帰路につきました。

【写真】
1枚目:真名井の滝(高千穂峡)
2枚目:黒川温泉の街並み
3枚目:菊池渓谷
4枚目:山鹿散策、八千代座

添乗員:岡島

会員企画日帰り散策&ミニクルーズ~鹿島港クルーズと潮来あやめまつり・鹿島神宮~

ツアー期間:
2019年06月12日〜2019年06月12日

梅雨空模様の中、雨にも当たらず穏やかな日和の一日、東京・神田のゆたか倶楽部前より貸切バスで9時に出発、東関道高速道路終点の潮来に10時半ごろ到着。
潮来あやめ園は昭和51年に開園。約500種類・100万株の色鮮やかなあやめ(花菖蒲)が栽培されています。「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選ばれるなど、優れた景勝地として人気。「潮来花嫁さんは〜潮来花嫁さんは〜舟で行く〜」という歌の「嫁入り舟」を見物。次は、遊覧船に乗り利根川の閘門2か所航行と潮来十二橋めぐりをしました。十二橋は江戸時代、天正7年(1579)、時の代官・吉田主馬亮の指揮により、新田開拓が始められ、当十二橋のある加藤洲は寛永3年(1626)に整地されました。ここでは、一島二戸の生活が営まれ隣家との往復のため設けられた橋が、十二あるところから「十二橋」の名が付けられたとのことです。
あやめ咲く中、あやめ定食の昼食後、鹿島港での湾内クルーズを楽しみました。約45分かけて鹿島港を見学できる遊覧船「ユーリカ号」。その名前の由来は神栖市と姉妹都市を結んでいるアメリカ合衆国ユーリカ市からとったものです。船尾部分から外のデッキに出ることもでき、時速約24キロで航行するため心地よい潮風を感じることができました。魅力はなんといっても目の前に広がる大工場群。45分の遊覧の間にも、石油備蓄タンク群、新日鉄住金鹿島製鉄所、穀物サイロなど風景が様々に変化し、我々の眼を楽しませてくれ停泊中の大きな巨大タンカーの横を通り抜けるときは迫力満点でした。
鹿島港でのミニクルーズを楽しんだ後は鹿島神宮参拝です。天孫降臨ってご存知?天上にいた神様が地上に降りてきて日本を治め始めたことで、その降り立った地が現在の宮崎県高千穂と言われています。そんな天孫降臨に全く関係なさそうな茨城県鹿島市の「鹿島神宮」は、その天孫降臨に重要な役割を担った神社で、「すべての始まりの地」と呼ばれるほどの凄いパワースポットです。「神宮」と呼ばれていたのは、伊勢神宮、香取神宮、そして鹿島神宮の三社のみで、由緒と歴史の長さでは別格の存在。日本全国に約600社ある鹿島神社の総本社です。

【写真】
1枚目:十二橋めぐり
2枚目:嫁入り舟
3枚目:鹿島港クルーズ(ユーカリ号)
4枚目:鹿島神宮(本殿)

添乗員:小竹

ツアー期間:
2019年06月03日〜2019年06月05日

梅雨入り前の隠岐の島4島めぐり。運よく雨を逃れることができたものの、まるで真夏のような暑さで、今年初めての虫刺されも経験しました。3日間の旅行を通して団体旅行社と会う事は少なく、どの観光地も空いている状態でした。
歴史を中心に楽しめる島後と、風景を中心に楽しめる島前の3島。国立公園の一部でありジオパークにも指定される隠岐の島は、表情豊かな自然と地形で私たちを魅了します。また、後鳥羽上皇、後醍醐天皇、そして、小野篁、藤原千春、平の致頼、源義親等々沢山の流人が居ましたので、歴史好きの方にも興味深い場所なのではないでしょうか。
最近の話題で言えば、中ノ島海士町は、財政破綻寸前で借金105億円という状態から立ち直った「最強の離島」「地方創生のトップランナー」などと言われています。Uターン・Iターンの若者も町おこしに取り組んでいて(島の人口の実に20%が移住者なんだそうです)、今回はその一つである地産地消のレストランで食事をさせていただきました。若い女性たちの創意あふれるお食事と素敵な建物に、皆様の熱意と力強さを感じざるを得ません。6名様でしたのでツアーはゆったりと進み、西ノ島では丘陵からの展望を独占してのんびりと景色を眺める私たちに興味を持ったのか、放牧されている馬たちがゆっくりとした動きで近づいてきて服の袖の匂いを嗅いだり、車の中をのぞいていったり…少しおっかなびっくりでしたが島のドライバーさんもびっくりの貴重な体験をしました。
季節外れの日差には体力を奪われましたが、岩ガキや隠岐牛をはじめとする地元の食材と、2泊目は温泉にも入り、穏やかな海と自然、地元民のパワーや動物たちに癒されての旅路となりました。

【写真】
1枚目:迫力ある隠岐の牛突き
2枚目:明屋海岸「屏風岩・別名ハート岩」
3枚目:祭の準備で活気をみせる玉若酢神社
4枚目:海士町地方創生「離島キッチン」のお食事

添乗員:岡島

ツアー期間:
2019年05月30日〜2019年06月13日
船名:
ブリリアンス・オブ・ザ・シーズ

北欧・バルト海周遊クルーズと芸術の都サンクト・ペテルブルグ15日間の旅から戻って参りました。
今回の旅は、オランダのアムステルダムを基点に6つの寄港地を巡りました。スウェーデンの首都ストックホルム、バルト三国エストニアの首都タリン、ロマノフ王朝時代の首都がおかれていたロシアのサンクト・ペテルブルグ、ムーミンとサウナの国フィンランドの首都ヘルシンキ、バルト海と北海が交差している町デンマーク本土の最北端に位置するスカーィエン、そして首都のコペンハーゲンの合計6カ国7都市を周遊しました。
アムステルダムでは無数に交差した運河クルーズでお楽しみいただき、ストックホルムでは毎年12月に行われているノーベル賞晩餐会が開催されている市庁舎を訪れ、ノーベル博物館では受賞者のサインの入った椅子に腰かけながら、濃厚なアイスクリームをお召し上がりいただきました。バルト三国のひとつエストニアの首都タリンは世界遺産に登録されている城壁に囲まれた旧市街の山の手と下町の見学を楽しみ、サンクト・ペテルブルグは2日間にわたり停泊し、ロシアが最も輝いていた時代の豪華絢爛な宮殿や教会、世界四大美術館のひとつエルミタージュ美術館の新館と本館を見学いたしました。そしてヘルシンキではマーケット広場やメインストリートでお買い物を楽しみ、なかなか訪れる事のないデンマークの避暑地であるスカーィエンに寄港し町歩きを楽しみました。
最後の寄港地コペンハーゲンでは人魚姫やアンデルセンの銅像で写真をとり散策をお楽しみいただき、デンマークの代表的な陶器であるロイヤルコペンハーゲンをお土産に購入してお買い物を満喫いたしました。
今回ご乗船いただいた「ブリリアンス・オブ・ザ・シーズ」は、ロイヤルカリビアン社のクルーズ船としては今や小さい部類の船ではございますが、約9万トンですので日本のクルーズ船よりははるかに大きい客船です。今回はほとんど毎日寄港していたので終日航海も少なかったせいか、ゆっくり船内でお過ごしになる時間も少なかったのですが、ダンス教室やロッククライミングなどのアクティビティが人気です。お食事も好評でメインダイニングの他にも有料レストラン「イズミ」での和食料理がお楽しみいただけます。
今回は初夏の北欧の眩しい太陽と青空の真夏の陽気の中、たくさんの笑顔であふれ、古き良い時代の街並みや豪華絢爛な建物、太陽が沈まない白夜、今までにない経験をした楽しい日々の15日間のクルーズでした。天候にもお客様に恵まれ感謝の日々でした。

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【写真】
1枚目:タリン港に停泊するブリリアンス・オブ・ザ・シーズ 
2枚目:世界遺産のタリン旧市街の街並み
3枚目:エカテリーナ宮殿(サンクト・ペテルブルグ)
4枚目:王宮衛兵交代パレード(ストックホルム)

添乗員:栗原

ツアー期間:
2019年05月23日〜2019年05月25日
船名:
MITSUI OCEAN FUJI

5月というのに全国的に夏のような気候となった頃、熊野三山のお参りと深緑の京都、筍料理を楽しむ旅に出掛けました。
連日季節外れの真夏日が続き、横浜港の出港から伊丹空港までまさに「快晴」でした。出港日は平日にもかかわらず、お天気のおかげか沢山の方がお見送りに来てくださったように思います。途中の駿河湾周遊は残念ながら富士山は頂上が雲に隠れていましたが、雲に隠れることなく富士山の全体が見える日というのは年間150日も無く、そのほとんどが冬の時期であるという事なので夏季に全体像が拝めることは稀なのかもしれません。熊野三山は訪れた事がある方も多いと思いますが、お参りに欠かせないものの一つが階段。150段もここではウォーミングアップ。一番の難所である那智大社までは駐車場から約470段。三山と那智の滝、熊野古道大門坂を含め一日合計で片道800段以上を往復した計算…暑いなか頑張られた皆様に心からの拍手を送りたいです!新宮港では地元の方々による暖かい出迎えとお見送りに心和み、ワンナイトクルーズでは味わえない楽しみに横浜~神戸を2日間かけて訪れる贅沢さを感じました。
京都は30℃を超え風もあまりなく日向に出るだけでじわりと汗がにじみ出るまさに真夏の気候。智積院と三十三間堂へご案内しましたが、いずれも屋内で日差しを避けられた事は助かり、筍亭(じゅんてい)さんの美味しい筍料理で胸もお腹も満たされ、国宝の襖絵と利休好みの庭園から感じる雅な世界がより心に訴えてくるような気持ちがいたしました。智積院では特別に僧侶の方にご案内をお願いして普段は見せていただけない様子や解説を賜るなど、今後も団体旅行ならではの方法で京都を楽しむ企画してご案内したいと思います。

【写真】
1枚目:船上での熊野曼荼羅講座
2枚目:船内より富士山を望む
3枚目:那智の滝(飛瀧神社)
4枚目:智積院(利休好みの名勝庭園)

添乗員:岡島

ツアー期間:
2019年04月30日〜2019年05月12日
船名:
シークラウドII

前回の企画から8年振りとなる「帆船シークラウドⅡ」にご乗船いただく本ツアーは、10名の皆様とバルセロナ(スペイン)~リボルノ(イタリア)までの7泊8日のクルーズと下船後に中部イタリアからローマまでをバスで旅するイタリアの旅を組み合わせた企画でした。
まずは、バルセロナの港に停泊するシークラウドⅡの姿を見て、いよいよこれから始まるクルーズにわくわくした気持ちでいっぱいになりました。定員90人ほどの小型船ですので、チェックインもとてもスムーズです。ギャングウェイでは、キャプテンはじめ、クルーの皆さんが笑顔で出迎えてくれました。本クルーズは、ドイツの船会社のためか乗客のほとんどはドイツ人のご夫婦で、お部屋は満船でした。最初のご夕食も終わり、22時半すぎ出港セレモニーの中、本船は、予定より早めに静かにバルセロナを出港し、タラゴナへと向かいました。
翌朝は、明るいダイニングでのご朝食から1日が始まりました。3食とも食事が全て美味しく、素材や調理法、盛付までどれをとっても皆様がご満足のご様子で、口々に「食事がおいしい、おいしい」を連発されておられました。いろいろなリクエストにも快く応えてくだされり、BBQディナー用に仕入れたカジキマグロを刺身でいただきたいとお願いすると、何と、OK!お醤油とわさびも用意されており、ドイツ人のお客様もBBQディナーだったことを忘れて刺身に行列ができていました。本船の素晴らしさは、料理だけではありません。ひとりひとりのスタッフ、クルーのいつも笑顔の温かいホスピタリティーは、他のどの船にも見られるものではありません。グループの行動を毎日チェックしてくれ、寄港地での乗下船にも細かい配慮をしてくれます。何かを訪ねても「後で・・・」という言葉は決してありません。更に帆船ならではの一大イベント「セイル・ステーション(帆を張ること)」は、この船だからこその楽しみです。中央マストは52mほどありますが、女性のクルーがするするとマストに駆け上がっていきました。帆を張った本船の姿は「白い美しい貴婦人」のようでした。途中、姉妹船の「シークラウド」と帆を張りながらランデブーする機会もあり、ソディアック(ゴムボート)に乗り、海上から本船をカメラに収めるという絶好のチャンスもありました。大航海時代さながらの風景でしたが、もうひとつ、今回は強風に翻弄され、大揺れに揺れるクルージングも経験しました!フィンスタビライザーがなく、高いマストを持ち、振り子のように左右に揺れるとはまさにこういうことかと実感しましたが、これもまた帆船ならではと言えるのかも知れません。リボルノでの下船は、乗船時と同じくキャプテンはじめクルーの皆が総出で見送ってくれ、後ろ髪を引かれる思いがいたしました。本ツアーでは、大型船ではほとんど訪れることのない小さな町や村に寄港することが多くいずれもかわいらしく、自然も美しく、印象的でした。下船後のイタリアの町々も文字通り中世からそのままタイムスリップしたかのごとく感じられました。
13日間で3ヵ国、9つの街を観光していただきましたが、今回の一番の魅力は、「シークラウドⅡ」にご乗船いただいたことだと思います。大型船では体験できないであろうクルーのホスピタリティー、ゆったりと落ち着いた大人の雰囲気、そして何より他の大型客船とは異なる美しく独特のフォルムを持つ帆船シークラウドに是非ご乗船ください。

【写真】
1枚目:セート(フランス)で停泊中のシークラウドⅡ
2枚目:カンポ広場(シエナ)
3枚目:コメディ広場(モンペリエ・フランス)
4枚目:ポルトフィーノ沖合停泊中

★このクルーズの募集パンフレット【電子カタログ】はこちらからご確認いただけます。ここをクリックしてください。
★シークラウド社のご紹介【英語版】(シークラウド社のYouTubeチャンネルにジャンプします。)

添乗員:永井

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