添乗員の声
- ツアー期間:
- 2021年04月23日〜2021年04月25日
今回は台風の影響を心配しながらの出発となりましたが、石垣島到着と同時に天気も回復。2日目からは晴天にも恵まれて無事帰着しました。
初日は、石垣島を観光。川平湾グラスボートでは、カクレクマノミなどの南国らしい魚はもちろん、ウミガメにも遭遇しました。米原ヤシ林の散策も前日まで降り続いていた雨のお陰で、密林に迷い込んだような錯覚に陥るくらいの良い雰囲気が醸し出されていました。今回は離島観光がメインという事で宿泊は石垣港の目の前にあるホテルミヤヒラに連泊しました。とても好立地なホテルで島で一番賑わうユーグレナモールへも徒歩圏内。夕食後、お出かけになられた方も多くいらっしゃいました。
2日目は飛行機で与那国島へ。小さなプロペラ機でパイロットに手を振りながら直接乗り込む風景は離島の旅ならでは。車だと1周1時間もかからない与那国島をゆっくり1日かけて専用車で巡りました。この旅で皆様が一番楽しみにされていた海底遺跡も半潜水艇にて綺麗にご覧いただけました。下船後も人工物なのか自然のものなのか議論がつきません。与那国島の海底遺跡は世界遺産認定も目指しているため今後が楽しみです。また、TVドラマ「Dr.コトー診療所」の建物跡やロケ地についてのおしゃべりに花が咲き、風光明媚な岬や放牧された馬や牛などの写真を撮られたりと本当にゆったり流れる島時間をお過ごしいただきました。
最終日のハイライトは、日本最南端の有人島である波照間島。何とか高速船が出航するも、すぐにエンジントラブルがあり、港に引き返す事になりました。しかし、船会社の連携と迅速な対応ですぐに代替船に乗り換える事ができ、しかも新しい船は揺れの少ない最短航路で運航できる小型船。(小型船のため喫水が浅く珊瑚を傷つける心配がない直線航路で進むことが可能)所要時間も当初90分からなんと60分に短縮でき定刻に到着。結果的に予定通りの行程で集落や美しいビーチの景色を楽しむことができました。天候やトラブルなども何事も良い方向へと導かれた幸運の旅でした。添乗中、「皆様の日頃のおこないが…」という言い回しを使う場面が多々ありますが、今回ほど心からそう思った事はありません。波照間島観光の後、さらに船で竹富島へ。白い砂地に赤瓦の家々が立ち並ぶ集落を歩いて散策。まるでタイムスリップしたような感覚でした。飛行機を5回、高速船を4回乗り継いだ離島の旅でしたが、そこで待っていた美しい島々の風景はきっと想像の何倍もの感動があったのではないでしょうか。
クルーズのゆたか俱楽部では、人気の離島はもちろん、まだまだ知られていない離島を皆様にご案内し、美しい景色や独自の文化、様々な感動をお伝えしていきたいと考えております。ぜひ、今後も「島旅シリーズ」をご期待ください。
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【写真】
1枚目:与那国港
2枚目:与那国島の最西端の碑
3枚目:ドラマ「Dr.コトー診療所」の舞台(与那国島)
4枚目:波照間島の最南端の碑
添乗員:樽本
8 人
【視察】YOKOHAMA AIR CABIN
- ツアー期間:
- 2021年04月22日〜2021年04月22日
日本初の都市型循環式ロープウェイ「ヨコハマ エア キャビン」が4月22日に開業しました。今回は視察を兼ねて開業日に早速体験してきました。
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みなとみらい線馬車道駅から海側に歩いて徒歩約10分。みなとみらいの大型ショッピングセンター横浜ワールドポーターズの程近くにエアキャビンの乗車駅“運河パーク駅”があります。駅前からはランドマークタワーとよこはまコスモワールドの大観覧車が見えます。横浜ハンマーヘッドからも近いため、クルーズ乗船前や下船後に利用するのもいいと思います。
運河パーク駅は二階建てで、1階にチケットカウンターが6ヵ所とお手洗いがあり、階段かエレベーターで2階に上がり乗車します。全キャビンバリアフリー対応、空気の自然循環による換気システムで安心です。また、現在はグループ毎での乗車のため気兼ねなく乗ることができます。
ゆったりとしたスピードで運河の上を通り、右側には大観覧車とランドマークタワーなど、海側にはベイブリッジが遠くにと、みなとみらいの主要な景観を見ることができます。地上から40m(最高地点)の高さまで上がり、床と天井以外360°ガラス張りのキャビンから港町よこはまの景色を存分にお楽しみいただけます。また、今まで山などの大自然の中でしか乗ったことがないロープウェイで都市の上空を通るという新しい感覚もありました。桜木町駅まで片道630m、約5分間の空中散歩を試してみてはいかがでしょうか。
添乗員:横山
- ツアー期間:
- 2021年04月14日〜2021年04月18日
- 船名:
- guntû(ガンツウ)
今回の旅の目玉は「瀬戸内海の島々巡り」。クルーズ船は2017年に就航して以来、世界的に評価の高い19の客室を持つ「せとうちの海に浮かぶ、ちいさな宿」と称される豪華小型客船「ガンツウ」です。
木材を多用した船内では、木の香りに心地よく包まれながら、風景と船内が一体となる感覚でお寛ぎいただけます。船内では瀬戸内海でとれる海の幸や野菜、柑橘類の食材をふんだんに使用した食事とスパや浴場、ラウンジと充実した船内設備をお楽しみいただけます。また、ガンツウならではのプログラムとして、船に装備されている小型ボートを利用し瀬戸内の島々に寄港して、陶芸工房の見学や長船刀匠体験することができます。
今ツアーではご乗船前に、しまなみ海道を通り芸予諸島最大の島「大三島」を観光。古来より日本総鎮守として尊称さる大山祇神社で参拝見学をした後、定期船フェリーで15分の場所に位置する「大久野島」へ渡り、昭和初期に日本陸軍が毒ガスの研究、生産を行っていた研究所跡や工場跡を見学しました。戦争の悲惨な歴史を持つ島ですが近年では「うさぎ島」と呼ばれ約1,000羽の野うさぎが生息しており、島内あちらこちらで見ることができます。
この日は、鞆の浦温泉「鷗風亭」に宿泊し露天風呂から美しい瀬戸内海の景色をお楽しみいただきました。翌朝、瀟洒な漁村や幕末の藩士、坂本龍馬ゆかりの街並みを徒歩でご散策いただき、県営桟橋より貸切チャーター船「ゆきひめ」号にて、日本遺産となっている笠岡諸島の「北木島」と「真鍋島」へご案内しました。
北木島は「石の島」と呼ばれ、大阪城の石垣や日本銀行本店、靖国神社の石鳥居に使用された日本の近代建築文化を築き上げた「北木石」で有名な島です。高さ100mの断崖となっている、北木石の丁場の展望台は見事な景観でした。また、真鍋島は映画「瀬戸内野球少年団」など3度も映画の撮影舞台となり、昭和の素朴な雰囲気が残っている「真鍋小学校・中学校」を見学しました。現在も島唯一の学校であり在校生徒は小学生2名、中学生3名のようです。陸上から瀬戸内海の島々をお楽しみいただきました後は、いよいよガンツウクルーズへ。
ゆっくりと流れる時間の中、様々な様子を見せる多島美、日常の喧騒を忘れまるで別世界のようだったとのお声を多数いただきました。豪華小型客船「ガンツウ」の旅と貸切チャーター船や定期船フェリーをご利用いただき瀬戸内海の島々を効率よく5日間で巡ることができるゆたか倶楽部がおすすめする船旅・島旅です。
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【写真】
1枚目:豪華小型客船「ガンツウ」出港風景
2枚目:鞆の浦温泉「鷗風亭」から日の出
3枚目:映画「瀬戸内野球少年団」ロケ地となった小学校
4枚目:對潮楼から仙酔島を望む風景
添乗員:細谷

- 船名
- guntû(ガンツウ)
- ツアー期間:
- 2021年04月09日〜2021年04月11日
今回は能登半島で最も桜が美しいと評判の能登さくら駅、そして能登半島の中でも奥能登を中心に周遊し最終日にはイルカウォッチングも楽しめる欲張りな旅です。募集人員を絞って11名のお客様にご参加いただきました。
関東組と関西組が金沢駅で合流しご昼食後に観光がスタート。まずはじめは車に乗ったまま砂浜をドライブできる日本では唯一の場所として有名な「千里浜なぎさドライブウェイ」へ。現在砂浜の侵食を食い止める作業中ということもあり全体で8キロあるドライブウェイのうち700mのみの走行でした。700mわずかの体験と言えども車で波打ち際を走り車外へ出なくても海を感じられる貴重な体験でした。
そのあとは日本最古の木造灯台である「旧福浦灯台」、義経が48隻もの船を隠したと言われる「義経の舟隠し」を見学し今回連泊するロイヤルホテル能登に到着し1日目の行程を終えました。
2日目は午前中に輪島の朝市、白米千枚田、禄剛崎灯台などを見学しました。昼食を挟み能登のシンボルと言われる高さ28mもの大きな岩「見附島」を見学。最先端部分が突き出たその独特の見た目から別名「軍艦島」とも呼ばれています。この日は早めにホテルへ戻り一日の疲れを温泉で癒していただきました。ホテルの屋上からは夕日を眺め皆様思い思いにホテルでゆっくりとお寛ぎいただきました。
3日目最終日は七尾湾に生息する希少な野生のミナミハンドイルカを船の上から見学いたしました。朝早くから漁師さんがイルカの生息する場所を探してくれたようで船を出してわずか15分程のロケーションでイルカウォッチングをご堪能いただきました。そして、このツアーのハイライトでもある能登さくら駅では、満開のソメイヨシノがご覧いただけました。現地の方からは例年よりも早い開花と聞いておりましたので散っていないか出発まで非常に心配していましたがなんと満開の桜を見ることができ感激しました。
今回少し肌寒い気温ではありましたが、3日間天候に恵まれ観光もしやすく、奥能登エリアと満開のさくら、そして野生のイルカウォッチングと存分にお楽しみいただけました。
【写真】
1枚目:桜が満開の能登鹿島駅
2枚目:旧福浦灯台
3枚目:禄剛崎灯台
4枚目:イルカウォッチング
添乗員:佐藤
4 人
横浜の大岡川 桜クルーズ(散策&日帰りクルーズ)
- ツアー期間:
- 2021年04月01日〜2021年04月01日
横浜港大さん橋から、貸切船EXP号(40人乗り)で出港。湾内から、毎年人気の桜並木の大岡川リバークルーズに行って参りました。
低い橋の下を何か所も潜るので水位が低い干潮時(4月1日午前中)を選んで進め、両岸に枝垂れる桜を愛でる心和む川下りです。桜の花も満開なものから、八分咲き、葉桜のもの、川面に漂う花びらの風情、リバークルーズでしか味わえない景色が存分に楽しめました。
また、船上からは新しくなった横浜市役所の36階のビルや、新港埠頭のハンマーヘッド、大桟橋ターミナル、今月22日から運転開始するゴンドラ(YOKOHAMA AIR CABIN)などの海からの眺望も楽しめました。
1時半の乗船を終え浮桟橋で下船。3月31日に開通したばかりの「女神橋」を渡り対岸の新港埠頭のハンマーヘッド内のレストランで柔らかくて美味しいステーキをいただきました。食後は神奈川県立歴史博物館を見学して解散しました。
【写真】
1枚目:大岡川 桜クルーズ①
2枚目:大岡川 桜クルーズ②
3枚目:ゴンドラ(YOKOHAMA AIR CABIN)
添乗員:小竹
10 人
- ツアー期間:
- 2021年03月23日〜2021年03月25日
ゆたか倶楽部では昨年に引き続き「進水式」ツアーが実現。今回は羽田空港から8名様とご一緒いたしました。
高知空港到着後、まずは「佐田の沈下橋」へ。沈下橋は大洪水でも「沈下」できるようガードレールがなく作られた橋です。この日は天気も良く青空の下、菜の花も咲き皆様を大歓迎しているように感じました。足摺岬では弘法大師が開拓したという四国霊場第38番札所・金剛福寺それにまつわる数々の「不思議」が遊歩道沿いに点在しています。それを総じて「足摺七不思議」と呼んでいます。散策を楽しみ足摺国際ホテルに到着。朝早いご出発だったのでゆったりお湯に浸かり疲れを癒していただきました。
2日目、愛媛県大洲にある臥竜山荘を見学。国の重要文化財に指定されており、数奇屋造りなどの建築美や美しい日本庭園をご覧いただきました。昼食後は内子座、和ろうそく屋を散策し今治国際ホテルへ。
最終日は朝から雨が降っており亀老山展望公園からのしまなみ海道の景色も霧にかかり見通しも悪く残念でしたが、進水式が始まる頃には雨も止み見学することができました。進水式は愛媛県伯方島のしまなみ造船所で行われ、今回は撒積貨物船、船名「パシフィック パイオニア」の命名進水式を間近で見学できました。式が始まるとあっという間に進水し風船とテープ、音楽が流れとても迫力のある光景でした。皆様、写真を撮る間もない速さで進水していく姿を一生懸命カメラに収めていらっしゃいました。
最後の観光地、祖谷のかずら橋は日本三奇橋と言われており「シラクチカズラ」を編み連ねて作られています。渓流を見下すロケーションに一歩踏み出すたび橋は揺れスリル満点でした。名物の祖谷のそばもご堪能いただきました。
ツアー中は、コロナウイルス対策として食事場所では席の間隔を空けたり、定期的な体温検査、マスクの着用にご協力いただきました。3日間を通して天候、気温も過ごしやすく四国の自然を満喫。迫力の進水式も存分にお楽しみいただけたご旅行となりました。
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【写真】
1枚目:進水式
2枚目:内子座
3枚目:かずら橋
4枚目:佐田の沈下橋
添乗員:佐藤
- ツアー期間:
- 2021年03月10日〜2021年03月12日
今回の旅は、往復航空機を利用して年間平均気温が15℃と温暖な気候の瀬戸内海の島々と日本三大天満宮の一つである防府天満宮を巡る3日間の旅でした。
まず、「瀬戸内海のハワイ」と称される周防大島へ。昭和初期にサトウキビ労働者として海を渡りハワイへ向かったたくさんの移民者が周防大島にはいました。その際持ち帰った農具の展示や当時の労働している様子がわかるビデオ上演などを行っている「日本ハワイ移民資料館」をご見学いただき、太平洋戦争で活躍した戦艦「陸奥」が、謎の爆発事故で周防大島の沖合約5kmで沈没し多数の乗組員が命を落とした歴史と名誉が紹介されている「陸奥記念館」の見学をしました。
次に、徳山港より約10kmに浮かぶ大津島へ定期船フェリーをご利用いただき、太平洋戦争終期に最後の秘密兵器と呼ばれた人間魚雷「回天」の記念館と訓練基地をゆっくり徒歩で2時間の見学をいただき、戦争について学び考えさせられた場所となりました。
最終日は、防府市に移動して日本三大天満宮の一つであり、904年に最初に建てられたと言われる「防府天満宮」をご参拝いただき、長州藩毛利氏が幕末に建てた25,000坪、東京ドーム1個分すっぽり入る広大な庭園を持つ「旧毛利家本邸」の博物館と庭園をご見学いただきました。
食事は、周防大島の特産ブランド品である「大島みかん」を使った名物料理「みかん鍋」や瀬戸内海の海の幸をふんだんに使用した「鯛のしゃぶしゃぶ」、「太刀魚の刺身」など海鮮料理をご賞味いただきました。
また、周防大島のご宿泊いただいたリゾートホテル「サンシャイン サザンセト」は瀬戸内海に面してほとんどの部屋がオーシャンフロントであり、年に数回フラダンスの大会が行われるなどハワイにいるような雰囲気にさせてくれリラックスできるホテルでした。また、海外旅行に出かけることが難しい昨今ですが、このように日本にいながら「ハワイ」を感じていただき、海外旅行気分を少しでも味わっていただけました。
3月の変わりやすい気候のため、一部雨に打たれながらの観光とはなりましたが比較的温暖な気候であるので過ごしやすく、戦争歴史的建造物や社寺、庭園などの見学をのんびりと大満喫できた3日間の旅行となりました。ゆたか倶楽部では、今後も当コースのような企画を検討・実施していく予定です。
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【写真】
1枚目:陸奥記念館(野外展示場)
2枚目:回天記念館
3枚目:周防大島名物「みかん鍋」
4枚目:サンシャイン・サザンセトからの風景
添乗員:細谷
- ツアー期間:
- 2021年03月07日〜2021年03月09日
日本と琉球の起源にまつわるロマン溢れ、沖縄最北端に位置する「伊平屋島」「伊是名島」を、ゆたか倶楽部人気企画「島旅」で巡ってきました。
那覇空港到着後、専用車にて沖縄北部、本部半島今帰仁(なきじん)村の運天港へ。フェリーいぜな尚円(しょうえん)」に乗船し、約1時間で伊是名島へ到着。面積14㎢ 人口1365名の伊是名島は、高い山がなく平坦の景色が続き、ハブのいない島として知られています。1470年から明治廃藩置県の1879年まで約400年続いた琉球王国第二尚氏(だいにしょうし)の始祖・尚円(しょうえん)王生誕の島。島内には尚円王ゆかりの地が点在し、尚円王生誕地、島のシンボルとなる立派な尚円王の像が建つ尚円王御庭公園、尚円王の家族親族が眠る玉御殿(たまうどぅん)などを巡りました。
2日目の午後は小型チャーター船で無人島の具志川島へ上陸し伊平屋島へ渡る予定でしたが、波が高くなるとの予報のため、チャーター船での具志川島上陸と伊平屋島への移動を断念、定期航路のフェリーで伊是名島から運天港、運天港から伊平屋島へと乗り継ぎ移動と予定を変更しました。
到着した伊平屋島は沖縄県の有人島では最北端に位置し面積20㎢、人口1235名、南北に細長く200mを超える山々は、平坦な伊是名島とは対照的です。まずはバスで標高227mの腰岳展望台から島の北部を一望。その後、西海岸のヤヘ岩などを通り、天照大御神が隠れた伝説が残るクマヤ洞窟へ。入口は人ひとりが通れる狭さですが、中に入ると奥行40m、幅14m、高さ15mの空間が広がり、神秘的な雰囲気でした。最後に樹齢280年の国指定の天然記念物「念頭平松」を見学し2日目の観光が終了。
3日目は170段の階段をのぼり片隈神社に参拝し、島の最南端の野甫(のほ)大橋を渡り周囲わずか4.8kmの野甫島を訪れました。野甫島の展望台からは伊是名島と具志川島の景色をご覧いただき、帰りの野甫大橋では、橋の上でバスを停車。橋の上から眼下の美ら海を眺めると、サンゴや海ハブも見ることができました。地元海産物の昼食後、フェリーで伊平屋島を後にし、那覇空港から帰路につきました。
伊是名島と伊平屋島を巡り、琉球王国の歴史を学び、離島ならではの素朴な雰囲気と美しい海、そしておいしい地元海産物の料理、気温20℃と過ごしやすい季節に旅行をご満喫いただきました。
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【写真】
1枚目:フェリーいぜな尚円
2枚目:尚円王御庭公園(伊是名島)
3枚目:クマヤ洞窟(伊平屋島)
4枚目:念頭平松(伊平屋島)
添乗員:富永
- ツアー期間:
- 2020年11月22日〜2020年11月26日
今回の旅は、竹芝客船ターミナルから東海汽船の「橘丸」で、東京から八丈島までは287km、約10時間の船旅からスタートです。八丈島からは連絡船「あおがしま丸」に乗り継ぎ、青ヶ島に渡る予定でしたが、天候状況が悪く、青ヶ島へ渡ることを断念しました。 青ヶ島は、アメリカの環境保護NGO One green planetが発表した「死ぬまでに見るべき世界の絶景13」に日本で唯一選ばれた、絶海の秘境です。黒潮の真っただ中に位置し、切りたった断崖絶壁の地形のため浜辺や入り江はなく、漁師も命がけで漁をする浅瀬で、上陸できる可能性は5割程度。今回は残念ながら青ヶ島に渡ることができず、八丈島からの遠望となりました。水平線に沈む夕陽が見える八丈ビューホテルに3連泊し、地元の温泉に浸かり、美味しい海の幸・山の幸をいただき、植物公園でかわいいシカ科のキョンを見て、自然、歴史、文化、芸術にも触れ、八丈島を満喫。
八丈島は2つの火山「八丈富士」と「三原山」から成るひょうたん型の島です。標高854mの円錐形の「八丈富士」は1万年前に誕生した若い山で別名は「西山」。今回は3日目は天気に恵まれ、八丈富士をハイキングしました。60分かけて階段を登り、直径400m、深さ50mの火口を覗き見て、30分かけて下りました。中腹のふれあい牧場で牛の餌付けを見て、夜は噴火した溶岩が海に注いで固まった南原千畳岩海岸で星を眺めました。一方、標高700mの三原山は10万年以上前に誕生した成熟した山で別名は「東山」。ジェラシックパークのような鬱蒼としたジャングルの中に滝の音が響きます。ヘゴシダが茂る「裏見ケ滝」を散策し、虹が浮かんだ滝の裏側をくぐりました。
海の玄関口・底土港は東側にあり、西側の八重根港まで時計周りに海岸沿いドライブすると、龍のように曲がりくねった道から名付けられた「登龍峠展望台」、八丈八景に選ばれた「名古の展望台」、夕陽スポットの「大坂トンネルの展望台」からの眺めは格別でした。八丈島の名産品といえば平安時代から伝わる絹織物「黄八丈」です。島に自生する植物の天然染料で絹糸を黄・樺・黒の3色に染め、機織り機で仕上げます。服部屋敷では、黄八丈を着た島民の方のよる樫立地区に伝わる八丈太鼓やショメ節の歌や踊りを鑑賞しました。歴史資料館で豊臣秀吉の五大老の一人で、関ケ原の戦いで敗れたために島に流された岡山城主の宇喜多秀家について学んだあと、秀家が植えたソテツが残る住居跡を訪ね、お墓参りをしました。次回は是非、青ヶ島に渡り、世界一の星空を見てみたいです。
【写真】
1枚目:橘丸
2枚目:大里の玉石垣
3枚目:八丈富士山頂からの眺め
4枚目:八丈ビューホテルから見た日没
添乗員:細田
- ツアー期間:
- 2020年11月17日〜2020年11月20日
■11月18日(水)発 往復航空機利用コース詳細はこちら
今回の旅は、東京から南へ約290Kmに位置し海洋性亜熱帯気候の八丈島まで、往復定期船フェリーと往復航空機をご利用いただくコースに分かれて8名様がご参加いただきました。定期船フェリーで往路は「橘丸」の深夜便にて八丈島へ、復路は同型姉妹船の「さるびあ丸」の昼便で特等船室をご利用いただきました。洋室のツインベッドタイプの船室でゆっくりとお過ごしいただき、大きな揺れもなく片道約11時間の快適な船旅でした。往復航空機をご利用いただいたお客様は、片道約50分の飛行時間では八丈島へ。効率よく島内観光することができました。
八丈島は、2つの火山「三原山」と「八丈富士」が噴火して形成されたひょうたん型の島で、島の周囲は約42Kmでフルマラソンの距離とほぼ同じです。三原山を中心に「坂上」、八丈富士を中心に「坂下」と呼ばれ、天候が良い時は、島内随所にある展望台から三宅島や御蔵島、青ヶ島などが眺望することができます。毎年のように冬の時期はザトウクジラの群れがやってくので、運が良ければ見ることができます。
また、江戸時代以降は、豊臣秀吉の家臣であった宇喜多秀家をはじめとする、全国各地からたくさんの流刑者が島に住みつき、多種多様の独自の文化が発展しました。「服部屋敷」では八丈ショメ節の舞踊や八丈太鼓などの伝統芸能をご覧いただきました。また、コブナグサと呼ばれる草木を、黄色・鳶色・黒色で染めて、縞模様や格子模様に織る八丈の伝統工芸「黄八丈」の工房を見学しました。現在では、織元も数件しかなく希少価値であります。工房には900万円の着物も展示販売されておりました。
食事は、島の食材をふんだんに使用した料理が特徴的であり、地元で水揚げされたシイラやカツオなどを独特のタレに漬け込み、「からし」を練りこんだ「島寿司」や明日葉や甘藷、にょうげ芋(里芋)の天ぷら、はんば海苔(はば海苔)を混ぜ合わせた「はんば飯」など島独自の料理をご賞味いただきました。
年間雨量が多い八丈島は、快晴となる日が年間20日程度と言われておりますが、今回の旅行期間中はほぼ快晴で気温も日中20℃前後と過ごしやすい気候でしたので、のべ2日間の島内一周観光をのんびりと大満喫できた旅行となりました。
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【写真】
1枚目:橘丸出港風景 レインボーブリッジ通過
2枚目:八丈富士と八丈小島
3枚目:大里地区の「玉石垣」
4枚目:「服部屋敷」八丈太鼓
添乗員:細谷