お客様の声

クリスタル・セレニティの旅

船名
クリスタル・セレニティ
ツアー
9ヵ国・23都市を巡る 魅惑の32日間 地中海横断クルーズ
ツアー期間
2013年10月16日~2013年11月16日

一本の電話から始まったこの旅。
クルーズと言っても移動で2泊ぐらいの体験しかない。思わず船と言えば船酔い、揺れる、遅い、漁港、演歌の世界、これくらいしか思い浮かばない。しかし、ドブロブニクでかつて大型クルーズ船を見た時、アドリア海のあの海の色と船体の優美さと白が相まって、なんと美しいと思ったことか! それが現実味を帯びてきた。なんだか嬉しくなってきた。
こともあろうと、出発時に台風が参加してイスタンブールに着いた時はすっかり疲れていた。しかし始まったら、あのけだるさはどこか飛んでいて、目の色も肌も髪の色も異なる人々の中にいる自分。何より笑顔がいい。言葉はアイサインと簡単な単語、そして身振り。
目を覚ませば新しい街に入っている。感動を貰いながらたたずむ私。入港も素晴らしいが出港もロマンチックだ!水平線あるいは山の稜線に沈む太陽は周囲を茜色に染めながら、漂う雲と名残を惜しむ青空。見飽きぬ日々である。(日没が日本より幾分に遅いおかげ) そこに毎日届くゆたか倶楽部の新聞に心踊らされ、より魅力的な案内となる。訪れた街やこれから向かう街が記されていた。毎日を新鮮に楽しませてくれた。お人柄、と一言では言い表せない、もっと奥深いものがある。それに、何度か訪れた地も海から眺めるとまた姿が変わる。そして陸から見ていた海も変わる。
大きく揺れた時、ああ船だ!! と実感した私であり、それほど快適であった。「歴史は重く新しい」古代帝国は侵略攻防死守を繰り返しながら、21世紀に生活する私たちに遺産として語りかけてくる。どの都市も感銘があり、素晴らしい出会いから学び、力を貰った。あらためて地中海は海の青。空の青。そして太陽の明るさ。この3つが揃ってより感動が加速する。
私にとって素晴らしい感動の32日間であった。お世話になったすべての方々にお礼を申し上げたい。
船旅はアフタヌーンティーのようである。このティーにはミルクを!

《愛知県》O.Hさま( 70代 女性 )

ゆたか倶楽部コメント

陸からの当たり前のような風景が、海からの視点が加わると、新しい魅力を発見でき、感動が深まるのですね。

発展と歴史を垣間見た旅

船名
クリスタル・セレニティ
ツアー
春爛漫!紺碧の地中海・アドリア海クルーズ
ツアー期間
2013年04月20日~2013年05月03日

エミレーツ航空でドバイに着く。バルセロナへの乗り換えに4時間あった。たっぷり空港内見学が……。広すぎる空港内はサンデッキチェア? と見間違いそうな椅子がズラッと並ぶ。黒装束の人々でほぼ満席、みな気持ち良さそうに午睡している。これはトランジットの客なのか、またはサンバス(sun bath)や午睡のためにやってきた人なのか……? と不思議な光景を眺めつつラウンジへ。ラウンジのレストルームで感動と驚き。トイレの個室の壁にミニ・シャワーが。「何、これ?」あっ、日本のウォシュレット! と気づき、外して手に取り使用。なんと使い勝手の良いことか!
再びバルセロナへ7時間のフライト。長かった。乗り継ぎの不具合もさることながら、せっかく往復ともドバイ経由なのだから、石油資源国として発展する国に一泊して、散策したかった。
バルセロナからモナコ、イタリア各地へ。サグラダ・ファミリア、ピサの斜塔、アマルフィ海岸など、世界遺産級の貴重な建造物や風景を見てまわったが、バスが途中までしか入れず石畳を歩いたり、渋滞のためバスから降りて石段を下がったり。歩けるうちが勝負の観光国。
地元のガイドによると歴史的建造物を守るには壊せない、建て替えられない、地下鉄も掘れない……などなどの制約があるのだという。初めて訪れた憧れのベネチアは、1階がほとんど使用できない水没状態だという。
経済発展めざましいドバイと、歴史を守り続けているスペイン、イタリアの今後を想う旅となった。

《東京都》F.Mさま( 70代 女性 )

ゆたか倶楽部コメント

発展と歴史の共存をその国がどう向き合っているか……異邦人だからこそ見える視点の深さを感じさせられました。

クリスタル・セレニティならではの「いいとこ取りの旅」

「映画のイメージとは、全然違うわよ」カサブランカを訪れた何人もの友人から聞かされていた。でもやはりショックだった。メディナのスークの狭くて汚れた道を、ガイドの姿を見失わないよう、しかし左右に目をやらず、うつむいてじっと歩いた。ちゃんと見たら、もっと胸が苦しくなる……。ひどく長い道だった、と思う。
コルドバのユダヤ人街を練った時も、同じ気持ちに襲われた。どちらもその国を物語るもので、旅人はきちんとそれらを見、知るのが大切なのかもしれない。
でも、私は高齢者。これまでに様々な悲惨な光景を見、辛い思いもしてきている。旅に出るのはそんな過去を癒し、慰められたいのかもしれない。そのためにクリスタル・セレニティを選んだのだ。
汚れた部分、悲惨なところは見ない。長年、心に描いてきた憧れの場所だけを訪れる。そんな「いいとこ取りの旅」がしてみたい。
ところで、本当にカサブランカには、映画のシーンに似た憧れのワン・スポットさえも、今やないのだろうか?

《東京都》F.Mさま( 70代 女性 )

ゆたか倶楽部コメント

街でなく、大自然に自然破壊の欠片を見つけ、気分が落ちることもあるでしょう。それらの思いをすべて受け容れる時間を提供してくれるのが母なる海の旅なのかもしれません。

今回は友人の同行旅行を

今回は小生の高校時代の友人、K君夫妻の結婚五十周年を祝う同行旅行です。実は昨年、小生夫妻の金婚記念旅行(地中海、アドリア海方面)にK君夫妻が同じ趣旨で同行してくれたので、その時から約束していたものです。大西洋の楽園、カナリア諸島、しかもラグジュアリー船「クリスタル・セレニティ」という事で二人で即決、実現しました。
生憎、大西洋はご機嫌が悪く、船に弱い妻は苦労した様ですが、添乗員Nさんのお世話でなんとか乗り越えることができました。Nさん、ありがとう。おかげで大航海時代に思いを馳せ、カナリア諸島、マデイラ島の変化に富んだ風景を愛で、山好きの小生にとってはテネリフェ島、テイデ山の雄大な景色(天候不良で十分ではなかったが)の一端にも触れ、いい思い出となりました。
セレニティのホスピタリティも相俟って同行のK君達にも思い出の金婚旅行になったことと喜んでおります。ありがとうございました。

《山梨県》Y.Mさま( 70代 男性 )

ゆたか倶楽部コメント

金婚記念をご一緒できる厚い友情は本当に素晴らしいですね!今後も是非ご友人ご夫婦と楽しいクルーズをお楽しみください。

心地良い風と時間が

出発数日前からの知恵熱が下がらず、飛行機のチェックイン締め切り直前まで迷いに迷っての参加決行でした。到着翌日はホテル連泊もあり、体調調整優先し、観光は欠席。のんびりと秋のマドリッド市内を散策。これも立体ツアー故の恩恵。翌日スペインの誇る高速鉄道AVG一等席初体験にて快適な移動。
4日目夕刻までセビリアを含む陸の旅を十分に満喫し、セレニティへと乗船。それ以降は船と相性がいいのか、体調も回復、クルーズを堪能。
寄港地での観光も楽しみではあるが、船内で好きなように過ごす時間が好きな小生にとって、この船は何とも言えない心地よい風と時間を五感に感じさせてくれる。まさに『おもてなし』で船全体が包み込まれているかのように。何時も何処かで見ていてくれる。でも、うっとうしくない気配り。最高です。「澄んだ濃密さ」とでも言うのでしょうか。まさにセレニティ大好きな妻の気持ちに納得。来て良かった。また乗りますね。
何年か船と目的地が合致せず、残念ながらゆたか倶楽部さんのツアーに参加できませんでしたが、今回の参加で改めて企画の素晴らしさ、平均年齢がやや高めの方にも優しい日程、現地レストランの選定、ガイドさんの質の高さ等々、再認識させられました。言うまでもなく添乗員Nさんのフットワークの良さ、知識の豊富さ、フル回転の気配り等に安心して寄りかかってしまいました。本当に有難うございました。 素敵な皆さまにめぐり逢い有難うございました。

《東京都》S.Mさま( 60代 男性 )

ゆたか倶楽部コメント

ご希望の観光地とクルーズ船が一致するのは意外とないものです。次回も良い巡り合わせがあるといいですね。

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