お客様の声

悠久の時空を超えて船旅と歴史

船名
カーニバル・ビクトリー
ツアー
ひとり参加の旅 紅葉のカナダ・アメリカ東海岸クルーズ9日間
ツアー期間
2010年10月02日~2010年10月10日

約400年前に、理想と希望を胸に抱いた移民たちが植民地を建設した地、ニューイングランドへの入港は、今日に生きる私たちにまさしく万感胸に迫る思いと同時に、悠久の時空を超えた神秘性をも呼び起こした。
船旅と、陸路・空路との差は一体何であろう。これが航海中、私の脳裏を片時も離れなかった思いであった。広大なアメリカ大陸に架かる無限に続く夢への橋を、徒歩で一歩一歩踏みしめるように船旅は始まった。
大陸の東海岸であるボストン、ポートランド、ハリファックス、セント・ジョンを訪ねた際に共通して感じたことがある。西海岸との比較を通しての歴史の重みであった。日頃私達が日本で親しんでいる陽気な風景の中で、移民・開拓といった苦汁を嘗めた痕跡を垣間見たことが印象深かった。それゆえに、各地で接した人々との交流は、文化・人種・言語を超越し、心温まるものだった。
9日間ではあったが、その数倍にも値するような時間を体得した旅であった。

《兵庫県》N.Nさま( 30代 女性 )

ゆたか倶楽部コメント

その昔、新天地を求めた人々の船旅と現代とでは天と地ほどの差がありますが、海が世界を一つに結んでいるという実感は共通すると思います。

ワシントン山、コグ鉄道に乗る

船名
カーニバル・ビクトリー
ツアー
ひとり参加の旅 紅葉のカナダ・アメリカ東海岸クルーズ9日間
ツアー期間
2010年10月02日~2010年10月10日

ワシントン山に向かう途中、山々が赤や黄色に色づいて、緑も混ざった紅葉を楽しめました。我々の乗るのはディーゼル機関車でしたが、下りてきたのは蒸気機関車による列車でした。頂上まで、中間点での交換(すれ違い)ポイントを通過し、さらに急な上りでは、まるで天に向かって昇っていくようにゴトゴト走っていきました。ジェイコブスラダーを過ぎるあたりから、周りは岩だらけの風景となり、北米一の強風を記録したという厳しい気候を思い起こさせました。山頂に着くと、快晴の下、遠くカナダ、大西洋方面まで恵まれ、風は強いものの、朝方、港を出発する際の天気がウソのようでした。頂上の展望台兼レストハウスで昼食をとり、一時間ほどで帰路につきました。港まであと20分のところでバスが故障するというハプニングもありましたが、9時間以上の旅を終え、船に戻ったのは帰船時刻を15分ほど過ぎていました。我々の乗船と同時に汽笛が鳴り、出港したのでした。

《神奈川県》S.Aさま( 60代 男性 )

ゆたか倶楽部コメント

日本にはない、荒々しい自然を体験されたようです。バスの故障で帰港時間が遅れた時はさぞドキドキされたことでしょう。

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