地中海に面する都市の一つ。プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏。
19世紀頭までは、農業、水産業を中心とする村落であったが、1834年、イギリスのブルハム卿がイタリアへの途上滞在したのをきっかけとして国内外の貴族がこの地域に別荘を建てはじめ、次第に高級リゾート地へと発展。近郊10kmのアンティーブには、ピカソが住んだグリマルディ城があり、現在ピカソ美術館となっている。
毎年5月のカンヌ国際映画祭の開催地として、世界的に有名である。目抜き通りのラ・クロワゼット通りには、世界から集まる著名人や映画俳優が宿泊する超高級ホテルをはじめ、高級レストラン、ブティックなどが並ぶ。通りの西端にある建物パレ・デ・フェスティヴァルは、映画祭のみならず年間を通じさまざまなイベントが行なわれる会場である。 6月下旬には、カンヌ国際広告祭も開催される。国際音楽産業見本市のMIDEM(1月)や、世界最大級の映像産業見本市であるMIPTV(4月)とMIPCOM(10月)も開催される。
イタリアの西海岸リグリア海に面した北部の港町リボルノ。かのメディチ家はこの港をルネッサンス時代に主要港にしていました。運河が交差し、要塞化した古い市壁に囲まれ、当時の栄華を街のいたるところで見受けられます。リボルノは「ピサの斜塔」で有名なピサへの海からの玄関です。また、内陸部の古都フィレンツェへの拠点です。リボルノの北側アルノ川の河口近く、約50分のところにに斜塔の町ピサがあります。白大理石で作られた斜塔は、建築当時から地盤沈下のため傾いてしまったという。倒壊防止工事が加えられ、現在では一時的な修復も終わり公開が復活しています。フィレンツェまでは約1時間、ルネサンス期の建築が町中に建ち並び、ヨーロッパの商業とルネサンスの中心都市として栄えた時代の栄華を伝えます。
チベタヴェッキアはイタリア、ラツィオ州、ローマ県のコムーネの一つで西海岸ティレニア海に面し、西暦108年に皇帝トラヤヌスによって築かれて以来、現在にいたるまでイタリアの首都ローマの外港として栄える港湾都市だ。ローマまではおよそ80キロ、列車で一時間の距離にあり、停泊中にローマ観光がじゅうぶん楽しめる。
「チヴィタヴェッキア」とは「古代の街」を意味し、市内のいたるところに古代遺跡がある。この地は伊達政宗の使途として支倉常長ら遣欧使節団が上陸したところであり、宮城県石巻市と姉妹都市になっている。
ギリシャ南部、アッティカにある港町ピレウスは、サロニコス湾に面したギリシャ最大の港湾都市で、紀元前490年テミストクレスによってアテネの外港として建設されて以来、アテネの外港都市の役割を果たしてきました。
アテネへは約30分ほどと近く、内陸観光の基地であるとともに、エーゲ海クルーズの玄関口です。
ギリシャ語ではレストランのことを「タベルナ」といい、店の外に並べられたテーブルで乾いた風に吹かれながら食べる料理は最高。ミクロリマノには新鮮な海の幸を使ったシーフード・レストランがたくさん並んでいる。またピレウスにはプロサッカークラブ、オリンピアコスの本拠地スタジアムがある。
クサダシはトルコ西部、エーゲ海に面し、トルコの中でもヨーロッパ的雰囲気を持ったエーゲ海屈指のリゾート。エーゲ海クルーズの拠点であり、古代都市エフェソスへの玄関港として、多くの観光客が訪れる。港には豪華なヨットやクルーズ船が係留され、高級ホテルが建ち並びます。沖に浮かぶギュヴェルジン島には、14世紀の古城跡があり、おしゃれなカフェやレストランも並ぶ。
クサダシ郊外のエフェス遺跡は、小アジア最大の規模を誇る古代都市遺跡です。紀元前11世紀にギリシャから来たイオニア人が造った街で、世界の交易路として繁栄しました。収容人員約 25000人にもおよぶ地中海文明最大級の野外大劇場をはじめ約12万冊の蔵書を誇ったと言う図書館や体育場の他、公衆浴場の跡なども残っています。
●周辺の観光地
聖母マリアの家
エフェス遺跡
プリエネ
ミレトス
紀元前1450年頃に起きた火山の大噴火によって、島の中央部がすっぽりと海中に没し、三日月の島は、幻のアトランティス大陸であるとも言われている。付近には、更に4つの島々が寄り添っている。
断崖絶壁の上に立つ街「フィラ」は、レストランやブティツクがひしめき合い観光客で大変賑わっている。島の最北端の村「イア」は、白い壁と青い屋根の教会の風景で知られている。
カンパニア州の州都で、ナポリ湾に面した歴史的栄華の跡が残る南イタリア最大の都市。温暖な気候と美しい自然環境であることから、ローマ時代において歴代皇帝の避暑地でした。現代では世界三大美港や世界三大夜景の一つとして名を連ね、「ナポリを見て死ね」と言われるほど風光明媚なところです。ナポリ民謡にも歌われたサンタ・ルチアの港からみえる雄大なヴェスヴィオ火山や、ヴォメロの丘からみえるナポリの風景の美しさは世界的に有名です。ナポリの歴史地区は世界遺産に登録されています。とにかく見所が多く、たっぷりと観光の時間をとりたいところです。ナポリはイタリア料理の源流とも言われ、パスタ、ピザ、ジェラートなどが誕生の地、イタリアン料理のご賞味もお忘れなく。
スペイン第2の人口、面積を誇りカタルーニャ自治州の州都で、イベリア半島北東部に位置する地中海沿岸の港湾都市。
最初にバルセロナに街を築いたのは、紀元前6世紀頃、ギリシャ系フォセオ人とされ、後にカルタゴ、ローマの植民地時代を経て、地中海貿易の拠点として大きく発展しました。19世紀後半から工業化を推し進め、さらに目覚しい発展を遂げ、1888年には、万博が開催され、都市計画が世界的に知られるようになりました。1992年にはオリンピックも開催されています。また古くから芸術活動が盛んでガウディに代表されるようにモデルニスモ芸術が生まれた地としても有名です。
公用語はカタルーニャ語とスペイン語ですが、一般的には、カタルーニャ語が広く使われています。
●周辺の観光地
サグラダ・ファミリア
カサ・ミラ
カサ・バトリョ
グエル公園
ピカソ美術館
カタルーニャ音楽堂
カタルーニャ国立美術館
FC バルセロナ ミュージアム
ボケリア市場